秘書の給与を非公開にする小池百合子の前途多難
きょう8月18日の読売新聞に、一段の小さな記事だが、極めて重要な記事を見つけた。
その記事は、フリージャーナリストの三宅勝久氏が17日、小池百合子知事の特別秘書の給与額などの情報を開示しないのは不当として、東京都を相手取って訴訟を起こしたという記事だ。
私がその記事に注目したのは、三宅勝久氏というジャーナリストを知っているからだ。
いじめで自殺に追い込まれた自衛官の家族の為に活動して来たフリージャーナリストで、で私も何度かインタビューを受けたことがある。
信頼できるフリージャーナリストの一人だ。
そして私が注目したのは、その政策秘書が野田数氏であり、東京都が情報開示を拒否しているところだ。
東京都の判断はそのまま小池百合子都知事の判断である。
この読売新聞の記事は、場合によっては小池都知事にとって致命的ダメージになる恐れがある。
何しろ情報公開は小池百合子都知事の公約だ。
野田数さという特別秘書は、日本会議につながるウルトラ保守だ。
もし小池都知事が、この記事が読売新聞紙上で報道された後も、三宅勝久氏の訴訟と対決するなら、小池氏は大きな誤りを犯す事になる。
私が小池氏なら、すぐに野田数しと話をして情報開示に努める。
給与明細の公開は個人の権利や利益を害する事になる、などといった言い訳が通用するはずがない。
小池百合子東京都知事の正念場である(了)