とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

都知事選に関する情報を集めてます  (3) ( 2024/6/25)

2024年06月25日 20時48分00秒 | 選挙
小池百合子目玉の都庁プロジェクションマッピングは「申請した人も認可した人も、入札の責任者も全部同一人物」であることが入札関係資料を開示請求したことで判明した。やり放題の #電通百合子
 

「ブラックボックス」を正すと語っていた小池知事…プロジェクションマッピングの開示は「ほぼ黒塗り」

(記録のため当ブログ内だけの使用の全文コピペをしました。削除になった時のためです;管理人)

申請した人、認可した人、入札の責任者…全部「同一人物」!?

「申請した人も認可した人も、入札の責任者も全部同一人物。そんな不思議なことってありますか。まったく入札の体をなしていないですよね」

これは、東京都が2年間で約48億円をかけて行っている東京都プロジェクションマッピング事業の入札関係資料を開示請求したことで判明した、Xアカウント名「taka1984」さんの驚きの言葉だ。

都庁舎の外壁などを使って映像を映し出すプロジェクションマッピングには、SNSで「無駄」「下品」「パチンコ屋の新装開店みたい」「都庁近くでは生活に困窮した人達の炊き出しが行われているのに」といった非難の声が噴出している。

いったいどこに48億円もの大金が使われているのか。

都が発表している48億円の内訳は、都庁舎(PM)事業16.5億円(’23年度7億円、’24年度9.5億円)、民間との協力等によるPM展開事業20.4億(同10.5億円、9.9億円)、PM国際アワード事業9.6億円(同4.8億円、4.8億円)、東京PM促進支援議場2億円(同0.6億円、1.4億円)など。しかし、これらは場所別の大まかな金額であって、都民の知りたい「内訳」は、それじゃない。

ちなみに、この事業の運営は、’24年8月まで東京都の入札指名停止中の「電通」グループ会社「電通ライブ」が行っていることが、今年3月の「よい旅ニュース通信」の取材・報道でわかっている。では、電通ライブへの発注や金額はどのように決まったのか。

そこで、taka1984さんが開示請求した結果、明らかになったのが冒頭の衝撃の事実だった。

「建造物の壁面等を活用したプロジェクションマッピング等の実施に関する協定書の変更について」という資料では、実行委員会から申請され、承認されたのが「産業労働局」となっている。

また、開示された資料「令和5年度都庁舎におけるプロジェクションマッピングに係る映像制作等業務委託における企画選定委員会の実施について」の「決定権者」には東京プロジェクションマッピング実行委員会委員長・向井一弘氏の名が。さらに、企画選定委員会の選定委員には「東京都産業労働局 観光部長」の文字がある。当時の観光部長は向井一弘氏だ。

「プロジェクションマッピング実行委員会で入札を行っており、当時の実行委員会委員長で観光部長だった向井さんが、入札の委員長もしていました。入札で決める決定権を持っている人が実行委員長本人ということです。 

しかも、選定委員5人の中には、東京都産業労働局観光部の課長が2人。向井さんを含め、入札の選定委員5人中3人が観光部関係者ということです。ちなみに、非開示とされた他の2人は外部有識者だそうです。 

これまで東京都に対してさまざまな開示請求を行ってきましたが、申請した人と認めた人、入札の責任者が全員同一人物なんてケースは初めてですよ」 

実はtaka1984さんは、FRIDAYデジタルの過去記事「開示請求で発覚!35万『五輪反対署名』を東京都が無視していた」(’21年7月2日)に情報提供してくれた「開示請求クラスタの30代男性(当時)」で、現在も他に、東京都の英語スピーキングテスト(EAST-J)やTOKYOモニュメントなどの妥当性を開示請求で調べ続けている人だ。

入札の審議は「10分間」!?

そんなtaka1984さんがプロジェクションマッピングの入札資料で違和感を抱いた点は他にもいろいろある。1つはタイムスケジュールだ。

「入札には受託した電通ライブと、博報堂プロダクツの2社が参加していましたが、審議は10分のみ。 

これまで英語スピーキングテストなど、いろいろな開示請求をする中、入札のタイムスケジュールが出てくることもありましたが、いずれも20分~30分はかかっていました。(委員だけでの)審査10分は通常あり得ないと思います」

電通ライブと同様に、入札に参加したもう1社・博報堂プロダクツも、五輪談合事件で今年8月まで入札資格停止処分になっている博報堂のグループ企業というのも、気になる点ではある。

「不思議なのは、受注した電通ライブのプレゼン資料の全体コンセプトのページすら非開示ということ。 

企業ノウハウだからということですが、実際にプロジェクションマッピングはもう進んでいるわけで、成果物が出ているのに、コンセプトを今さら隠すのは意味がわからないですよね」 

令和6年度の委託契約書(写真右)と中ページにある内訳(同左)。なぜか、消費税も「非開示」になっている(PHOTO:taka1984さん提供)
令和6年度の委託契約書(写真右)と中ページにある内訳(同左)。なぜか、消費税も「非開示」になっている(PHOTO:taka1984さん提供)
こちらは、電通ライブが提出した企画提案書内の見積もり(PHOTO:taka1984さん提供)
こちらは、電通ライブが提出した企画提案書内の見積もり(PHOTO:taka1984さん提供)

「議事録」がない!? 

さらにtaka1984さんが疑問を抱く問題がある。

「入札の資料が開示された中に、1つ決定的なもの、議事録がないんです。黒塗りだらけの英語スピーキングテストでさえ議事録は出ているのに。 

活発な意見が出なくなるからなどの理由で、議事録が非開示とされるものもあります。しかし、今回は非開示ともされていないので、『不存在』なのだと思います。 

どういうふうに入札を決めたかの記録が全くないなんてこと、あるのでしょうか。本当に10分の中で2社の審議は行われたのでしょうか。談合だったのではないかなどという憶測もしてしまいそうです」

ちなみに、令和5年度の入札時は向井一弘氏が務めていたプロジェクションマッピング実行委員会委員長・観光部長が、令和6年度は江村信彦氏に交代。taka1984さんは「年度初めの人事異動では発表されていなかったので、年度途中で代わっているのだと思いますが、不思議な時期の異動だと思いました」と首を傾げる。

また、合計金額は出ているものの、各単価は「一式」とされ、全部非開示。

「企業の競争にかかわるノウハウとされ、内訳は出ないのですが、本当は都としてはいくらで発注したかを具体的に見せるほうが都民の不信感を払拭できますよね。 

何らかのズレがあったときに金額がバレるとマズいから、それを隠すためにやっているんじゃないかと私は思っています」 


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