①(川上)南泰山先生が的確ですね。 科学者は(私は)、楽観的なことを言う時には悲観的なことを言う時の100倍は慎重になります。それは楽観的なことを言うことの重さを知っているからです。 ところが今回のコロナ禍では一見科学者や専門家に見えながら、このタガが外れている、持ってない人が多数見られました。
②(南泰山)過分な評価、恐縮するしかありません。 私たち歴史学の人間は、理工系の先生がたと異なり、複雑な数式は使いません。しかし断片的に残る文献記録、遺跡の特徴の全てを網羅的に分析し、矛盾なく繋ぎ合わせて過去の「社会」を復元する仕事を、日々必死に行っています。→ 続
③(南泰山)→自らがそれぞれの記録を正確に理解しているか?個々の情報の破片を繋ぎ合わせる時に、矛盾はないか?データと仮説を絶えず検証しながら、自らに問いかけながら進めています。また、都合のよい資料をだけを拾い集めた論文を書く学生には、それこそ雷を落とします。歴史学もまた、「科学」→続
④((南泰山)→の思考能力が無いと不可能なんです。 そういう我々から見れば、データに真剣に向き合わず、他人の見解を余りに安易に受け売りし、自分で仮説の検証をしようともしない木下氏は、科学者の名には値いしないのです。ですから、彼のあの書き込みを見た時は激怒して、つい研究会で院生を叱る口調で→続
⑤((南泰山)→書いてしまいました(苦笑)。 川上教授もご存知のように、近代欧洲科学は医学から出発しています。(欧洲各地の最初期の大学は、みな神学部と医学部で開始しています。)医学者が「科学」を否定するという意味の深刻さを、木下氏は全く理解していない。→続
((南泰山)→自分たちの愚かな言動・行動は、「現代文明の自己否定」に繋がる… その危険性を「こびナビ」主催者各位は、深く理解して頂きたいと切に思います。 以上、長文失礼致しました。
②(川上)ありがとうございます。 文系、理系にかかわらず。科学的思考、科学的思考の方法論は共通と思います。何か発見した時、仮説を思いついた時、まず全力で自分自身でそれを否定します。そうで無い可能性を考え、それを虱潰しに潰していきます。それでやっと真実に辿り着くのだと思います(続)
③((川上)それができないとアカデミアでは研究者として科学者として生き残れません。けれども、自身がいつそういう考えができるようになったか? を南泰山先生のtweetを見てから考えましたが。どうも教えられたり、訓練されてできるようになったように思えません。(子供の頃から?)(続)
④(川上)アカデミアにはそれでも時々(しばしば?)とんでもない人が紛れ込んでいてとんでもないことも起こります。一つの例はSTAP事件です。今回のK氏の場合はアカデミアの入り口にも立っていませんし、さきほど言った科学的思考をすることもできませんし、身にもついていません。(続)
⑤(川上)彼は自分では、デマを、誤ったことを言っている自覚はないのではないかと思います。逆に他人の役に立っていると思っているのでは無いかと。フォロワーの数が多くて発信力があるのは彼の責任ではありませんが、元々発信する資質がない。命に関わることなので、できれば自覚して止めてほしいですね。(終)
>彼は自分では、デマを、誤ったこ >とを言っている自覚はないのではな >いかと思います。 なるほど。言われてみると、大いに有り得ますね。深く物事を考えた経験が無いから、何がデマかも分からない訳ですか。…深刻だ、こりゃ。
IQが高いとかクイズができるとか。所詮人が考えた問題を解くだけ。自分で問題を考える(生み出す)力が大事。