菅首相が会見 「宣言」と「重点措置」全面解除へ(2021年9月28日)
菅義偉(よしひで)首相は、28日午後7時から官邸で記者会見を開く。政府は同日夕、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、30日に期限を迎える「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」の全面解除を決めた。会見では全面解除の理由や、解除後の感染防止対策について説明する見通し。
首相、「説明不足」払拭できず
最後の記者会見
21:15(共同通信)
菅義偉首相の28日の記者会見は、退陣意向を表明した首相にとって最後の会見となった。就任以来、官邸で20回目となったこの日の会見では、新型コロナウイルス緊急事態宣言の全面解除やワクチン接種加速化などの成果を強調したが、質問と回答がかみ合わない場面も目立ち「説明不足」との批判を最後まで払拭できなかった。
会見冒頭、約20分にわたり発言。ワクチン接種の進展を「誇らしい」と語った。以前批判を浴びた「(コロナ対応に)明かりが見え始めている」との表現を巡っては、ワクチン接種と治療薬にめどが立ち始めたとして「明かりは日々輝きを増している」と強調した。