米大統領選挙広告に苦言 コロナ発言ねじ曲げ―対策権威ファウチ氏
2020年10月12日07時26分
トランプ氏、活動本格再開 感染リスク否定、「気分いい」―米大統領選
広告は30秒間の動画で、新型コロナに感染し入院したトランプ氏が5日に退院した後、ミシガン州で放映。「トランプ大統領は新型コロナから回復している。米国もそうだ」などと述べるナレーションの後、ファウチ氏が「これ以上のことをできる人がいるとは想像できない」と語る映像が使われた。
だが、この発言は3月のFOXニュースのインタビューで話したもので、実際にはコロナ対応に当たるホワイトハウスの対策チームを称賛する内容だった。ファウチ氏はCNNに声明で「私は公職に就いて約50年間、公に選挙の候補者を支持したことはない」と指摘。「発言は文脈を無視して使われた」と強調した。
【ワシントン共同】トランプ米大統領は11日、自身の新型コロナウイルス感染について、FOXニュースの番組で「私には免疫ができたようだ。戦うための健康を取り戻した」と述べ、大統領選の選挙活動への復帰に前のめりの姿勢を見せた。10日にはホワイトハウスでイベントを開いて再選への支持を訴えた。活動を本格再開し、劣勢挽回を狙う
トランプ大統領「完全に陰性になった」検査の結果(2020年10月12日)
毎日新聞
1人1泊当たりの割引上限額を引き下げたのは、じゃらん▽一休・com▽ヤフートラベル。従来は最大「1万4000円」の割引だったが、10月10日以降に予約した旅行からは最大「3500円」まで引き下げた。9日に各社のホームページで一斉に公表された。
Go Toトラベルの予算について、国は各社の前年度の販売実績などに基づいて配分している。ヤフートラベルの広報担当者は「割り当てられた予算を鑑みたとき、割引上限額を引き下げた方がより多くの人に利用してもらえると判断した。予算は枯渇しているわけではないが、そういう可能性も出てきた」と説明する。
一方、Go Toトラベルの事務局は「1万4000円は最大の割引額なので、引き下げることに問題はない」としている。
Go Toトラベル全体の予算額は約1・3兆円。観光庁によると、事業を開始した7月22日から9月15日までに割引支援額にあてたのは約735億円(速報値)にとどまっている。ある宿泊予約サイトの関係者は「一旦、割引額を引き下げないとまずい状況になってきたということだ。(追加の予算があれば)すぐに上限額が元に戻る可能性もある」と明かした。
東京都は12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに78人報告されたと発表した。都内の累計の患者数は2万7793人で、このうち現在入院している重症患者は25人となった。
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新型コロナウイルスに感染し「重症」に分類されないまま死亡する事例が大阪府内で相次いでいる。9月15日までに死亡が確認された186人のうち6割の115人が該当。持病や高齢を理由に延命治療を望まず、人工呼吸器の装着など大阪府が重症と定義する治療を受けないまま亡くなった患者や、クラスター(感染者集団)が発生した施設や医療機関を利用した高齢者らが含まれる。軽症・中等症者の初期対応の検証にもつながるとして府は死亡に至った詳細な経緯の調査に乗り出した。
府は重症者を①重症病床における集中治療室(ICU)に入室②人工呼吸器を使用③人工心肺装置「ECMO」を使用――のいずれかの基準に当てはまる患者と定義し、国とほぼ同じだ。感染状況を判断する府の独自基準「大阪モデル」では、非常事態を表す赤信号は「重症者の病床使用率70%以上」と定めており、保健所に重症者の情報を速やかに報告するよう求め毎日、集計している。
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