浜矩子氏の『スカノミクスに蝕まれる日本経済』が読み途中だけれど、面白い。
ガースーの死んだような目は独特だけれど、浜氏いわく 「無表情な目である。表情を読まれまいとしている目だ。だが冷たい目でもある。怖い目だ。 誰も信用しない目だ」
ガースーは権謀術数に長けたマキャベリを敬愛する。
マキャベリ 「誰もがあなたを見た目で判断する。本当のあなたを体感するものは少ない」
せっせとこの教えに従い始め、見た目を整い始めた。
秋田の寒村で育ちました。高卒で「家出同然」で上京し町工場でも働いた。学費が安かった法政大学に進学し色々なアルバイトをしました。地味なたたき上げです。
パンケーキが大好物な「令和おじさん」です。
ところが「こんにちはガースーです」で墓穴を掘った。
センスの悪さはマキャベリ先生の叱責を買うだろう。
浜氏の御母堂はガースーをテレビで見るたびに官房長官時代から吐き捨てるように「カンヌイ」と言い放った。 つまり「心がねじ曲がって悪賢い」だ。
「本田正純(まさずみ)という歴史上の人物がいる。徳川家康の側近だった。この人のことを司馬遼太郎が『城塞』の中で「カンヌイ」を絵に画いたような男」と表現している。これもご母からの受け売りだ。 思えば主君家康のため権力保持の方策を次々と考察実行していく。日本のマキャベリと言えそうだ」
さて、続きを読み進めていこう
浜矩子氏の洞察力と表現力、そして堂々と持論を述べる姿勢のファンです。