おめでとう？？？

分かってるくせに、ゆうバクダンはサンタに手紙を書いて、なんやらオタク小説を頼んだ。


ふと手紙を書いてない事に気づいたこうバクダンは


「ゆうちゃん？サンタさんに手紙書いた？！」


と焦って聞きながらせっせと書いて庭の南天の木に、


「遅れてもいいよ？よろしく。」


とブツブツ言いながらよく見えるように置いた。


あたしへの下敷き？



「庭の飾り付けもしてないのにサンタさんにプレゼント貰おうなんて図々しいんじゃ。」



と吐き捨てるハハ。


ってか、こう？


アンタはもしかしてまだ信じてる？


ワカラン。



バクダン達が学校に行ってた今日。



バレてても作るか、と、例のカードに取りかかった。



！！！



なんで？？？



アンタ、クリスマスカードじゃなかったの？？？



こうのカードには真ん中に大きく


“おめでとう”


の文字。




最近、何にもおめでとうごとは無いぞ？？？



ありー…。



仕方ないので無理矢理に書き込んでやった。



本人に意味きかれたらどうしよう？

誤診？？？

先日。


庭で用事してたら、じぃちゃんが顔引きつらせて帰ってきて、


「お父さん、手術することになった…。」


「はっ？！どこを？！」


「歯茎に膿の袋があるって言われた…。」


「はっ？！それで手術？？？」


「おいといたらいけないって…。」


「はぁ…。」

近所の歯医者には通ってたけど、手術だなんて。


本人は告知うけて絶体絶命みたいな顔してるし。



改めてまぁちゃんも説明を聞きに行った。


レントゲンで前歯の上に膿疱という膿の袋が分かり、部分麻酔で骨を削り膿を出さないといけない、との事。


確かに丸い影が映ってたらしい。


念の為、一泊入院する人もいる、と。



「やらなくちゃいけないならやるしかないじゃん。」


冷めた娘。


「切るのは仕方ないけど入院は嫌だぁ！」


駄々こねる父。




昨日。


紹介状を持って一緒に医大へ。


「また来るのしんどいのに、今日診たらピャっと切ってくれたらいいのにねー？」


呑気な娘。



「こんな所に来たら大病みたいだ…。」


ヘコむ父。



長らく待ち、長らくの診察。




…じぃちゃんが出てきた。


？？？！！！



じぃちゃんが、おじいちゃんになってるっ！！！



前歯の差し歯を全部抜かれた、とくしゃおじさんになって出てきた！！！



「膿は無いって…。」


「はぁっ？！なんでっ？？？」


「レントゲンもう一回撮ったけど、そんなもの映ってないって。」


「はぁっ？！じゃあ何しにわざわざ来たの？？？切りに来て抜かれて帰るの？？？」


「…。」



膿疱は全く無く、歯槽膿漏から差し歯も限界になってたのでぜーんぶ抜いて、


「お餅が食べれないのもかわいそうだ。」


と元から使ってたかけ歯に仮歯を付けて即席入れ歯を作ってもらう事になったので、二時間待ち。



なーんじゃそれ！


誤診、ですわ！


わざわざ雨の中、医大まで行って、散々待って、何これ？



時間と労力を返して欲しい。


ってか、この一週間くらい、手術だ、入院だ、とクヨクヨ考えてた72歳の人間のストレスの日々をどうしてやってくれるの？！



医大からのお返事持ってちゃんとした入れ歯を作りにその歯医者に行くみたいだけど、何て言い訳するのかな？


聞きに行こうかな。


こんなことってあるもんなんだ。



迷惑な話だ。

情けなくて泣く。

今日、こうバクダンの試合でした。


県内だけじゃない。強豪がわざわざ来て頂いた。



トーナメントは…一回戦で負け前提かと思うくらいに異常に強い相手ばかりだった。






しかも、うちのチームは大将ドクターストップのケガで欠場、中堅、嘔吐下痢で欠場。


補欠、またその次まで出てもらった。


初戦、強い相手だった。

でも勝てた。



次こそ負けるか、と思ったけど…勝った。



次こそ負ける、と思ってた。



でも、もしかすると…。




次峰の子が最後の最後に相手に一本取られた。


本当に残り５秒で。


仕方ない。


次も引き分け。



こうが取らなくちゃあいけない。




でも、こうのあり得ない行動で一本取られ、取り返したけど、二本目は取れず
引き分け。


補欠で大将として入ってくれた子も引き分け。


負けた。



こうが、始めから取って、もう一本取ったら勝ててた。



取られず一本取って引き分けでも次の流れは変わったかもしれないのに。





涙が出て怒り狂った。



「なんでお前が終り決めるんだっ！」


「辞めてしまえ！」



「恥だと思え！」


「一生忘れんな！」






先生に怒られた後、低学年もいる、みんなの前で怒鳴り散らした。


高学年のみんなに謝った。


低学年みんなにも謝った。



道場としてあり得ない引き分け、負けだ。



帰りの車の中でも…本当に怒鳴り散らした。


そしてあたしが吐きかけた。



まぁ、そりゃあ、あたしの勝手。






こうバクダンも個人戦で負けるのは勝手。


団体戦では、勝って廻すのは自分の仕事、負けるのは絶対にしてはいけない事を十分わかってるくせに、こうはその、絶対にやってはいけない事、その前に取られなくていい一本でわざわざ引き分けにしかできなかった今日した。



本当に、みんな、ごめん。


本当にごめん！



帰ってビデオを死ぬほど見てます。


試合に出てない、ゆうバクダンにまで、



「なんでよぉっ！！！」


と叫ばれた。





ビデオにも



「ばかぁぁぁぁぁっっ！！！」


あたしの、体育館中に響き渡る声。


一本取られた、旗一本上がってるし、と思ったこう。


いや。決まってないのに。



後の二本、上がってないのに、背中向けて後ろから面、叩かれた。



最低な一本。



あり得ない一本。




取られた！！！見えた旗も上がってる。
先生も怒ってる、やっぱり取られた、それで仕切り直しに帰ろうとしたそうです。



あり得ない。剣道始めて何年だ。


恥だと思え。






止められるまでやり続けろ。


道場始まって以来の惨劇。




本当に辛い。




本人にも、今まで築き上げてくれた先生への、先輩方への、これからの後輩への思いを考え直してもらいたいと思います。



本当にごめん。

腐ってはない。

そういうと足のチクチク。


お風呂に入ったら消える、そして出たらまたチクチク、が続いております。


主治医に電話。



「広がってもないんだろ？なら大丈夫だよ。」


「ずっとチクチクしてるんだけど。」


「血管が詰まって色が悪くなったりとかもないんだろ？」


「腐ってる風ではない。」



「じゃあ大丈夫だよぉ。そんなんじゃあどこの病院に行っても相手にしてもらえないぞ？」


「ならいいんだけど。」


「なんなら月曜にうちに来てレントゲン撮ってもいいんだけど？曲がるはちゃんと曲がるんだろ？」


「折れてたら分かるわい！」


「それぐらいならすぐ忘れるさ。」


「痛いのを忘れるかいっ！」



もし広がったら行く事になりました。


チクチク変わらず。


ふーんだ！


先生！えらけりゃつーふーの痛みも忘れてみたら？？？

たぽんたぽん。

　そういうと、ヨーグルトできました！


　それはそれは濃厚で、音で表わせば題名のごとくタポンたぽんのどこまでも伸びる重たいヨーグルト！


　



　せっかくできたので増やさないといけない、とまた新しい瓶を二つ買ってきました！



　・・・。増やして配ろうか・・・。



　次はすっごい高い牛乳でやってみようと思ってます！