くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

墓じまい(魂抜き)

2017-10-17 23:00:07 | 日記
ここのところバタバタしていて更新が滞っていましたが…………







『安心してください。


呑んでも賭けてもいませんから。』

(言いたいだけだろオマエ……というツッコミは置いといて。)






以前、身内の問題として"オヤジの墓"という記事を書いたことがありましたが、今日はそのオヤジの墓ではなく、私の母方の先祖が埋葬されております墓の魂抜き、お性根抜きの儀式に参列してまいりました。


以前の記事はコチラ⤵
墓 - くもり空の下で……






父方の墓もいづれは……というか、できれば早めに墓じまいをしたいと我々3兄弟は思っておりますが、それよりも早く、現在母方の先祖の墓守りをしている叔父と従兄が"墓じまい"をしたいということだったので、本日出席することができなかったオフクロの代役として私が参列してきました。

こうして文字にするとややこしくて、何を言っているのか分かりづらいかと思いますが、簡単に言うと私の爺さん、婆さん、叔父さん、叔母さんの墓ですな😔
そこを現在見てくれているのが私の叔父さんなんですが、その息子、私にとっては従兄ですが、その従兄には現在子供(後継ぎ)が居ないので、墓じまいをしたという話ですわ。
(余計にわけわからん💧)




近年、急激に増えつつあるこの"墓じまい"
私にとっては父方も母方もこの墓じまいをする予定なので少し寂しい気もしますが、これもきっと時代の流れなのでしょうか。。。



本日の参列者は私、従兄、叔父さん、従姉の四人。
その四人で盛り塩、菊の花、線香、果物や菓子などをセッティング。
そこへビシッと袈裟を着た坊さまが登場し御経を読み上げていただきました。

時間にして約30分弱ぐらいだったでしょうか。





全員で合掌して儀式は無事終了。






そして坊さまから一言………




『これで魂抜きは終わりました。

えーっと、○○さん。
まだ仏壇や位牌は確か家にありましたよね?

では、また来年のお盆にはまたお伺いするかと思いますが宜しくお願いします。』








…………

…………


…………







…………

…………


?????




(・・;)))はいー?




それでは"墓じまい"の意味がないのでは?


うーん❔



……………と思いながらも私は黙って聞いておりましたが、叔父と従兄は大人な対応をしておりました。



『えーっと💧💧💧。。。
そうですね😰ハハ。また宜しくお願いします。』

…………と。






坊さまがその場を去った後、
透かさず叔父と従兄にツッコミを入れましたが、どうやら二人ともその場で無下に断ることはできなかったようでした。






うーん。
それにしても、



坊さま………





霊的目覚め、いや、数々の霊的体験をしてきているであろう方の言うことはやっぱり違いますな。






恐るべし(-_-)💧





















完全断酒者

2017-10-11 22:15:22 | 日記
今日は久しぶりにハローワークへ行ってきました。



普段はものすごく混雑しているハロワだけど、本日私が行った時間が午後ということもあり、中に入ってみると人はまばらだった。

しばらく待ったあと、呼び出しがあったので窓口へ。




今回私の就労支援の担当として窓口にいた方は年齢が60歳前後だろうか。白髪混じりの口調の穏やかな初老の男性だった。

挨拶をしてから、昨年から現在までの私の状況を一通りその担当者へ伝えた。

そして、目星をつけていた企業へ面接へ行くかどうするか、その担当者(Aさん)と話し合った。

「体調は今はいいのですか?お酒は止められていますか?」

……と訪ねられたので、
「はい、現在のところは止めております。断酒会、AAに行ったりもしております。」


というような会話をしていた。







すると、
Aさんから思いがけない一言が。




『いやー、そうですか。それは良かったです。
………実は私もかつては大酒飲みでしてね。過去には3回も吐血したことがありましたよ。
そうしたら身体がアルコールを一切受け付けなくなってしまいましてね。それでその時に酒とタバコを一気に止めましたよ。

当時は1日にウイスキー1本ぐらい飲んでましたからね~。タバコも1日に二箱ぐらい吸ってましたよ。子供が小さい頃にはタバコを食べてしまい慌てて病院へ連れて行ったこともありましたね。
当時は嫁や子供たちにも結構迷惑かけましたよ。( ̄▽ ̄;)ハハ』



というではないか。

………そんな過去をサラッと話してくれたAさんに私は驚いた。




Aさんからは酒とタバコを止めてからかなりの年月が経過していると感じた私は、仕事(面接)のことよりもAさんの現在までの断酒の経緯が気になりこんな質問をしてみた。

『止めてからもうどのくらい経つのですか?』


Aさんは少し考えたあと、

『………えーと、今年で17年目かなぁ……』

と答えてくれた。







『スゲー( ̄▽ ̄;)💧』







私的には過去のAさんは紛れもなくアル中………アルコール依存症だと思うけれど、自助グループ(断酒会、AA)などを使わずにもこうして普通に仕事もこなし、「私は断酒している(断酒してきている)んだぞ!」……などというような不自然な気は本人からは一切感じられなかった。

失礼を承知でこんな質問もしてみた。



私:
「お酒を止めると性格まで変わってきませんか?」

Aさん:
「うん、変わったと思いますね。自分ではあまりよく分からないけど、人からは言われましたね。」

と、嫌がることなく答えてくれた。






『世の中にはこういう人もいるんだな』……と思わずにはいられなかった。

切々と断酒への想いを綴ってきている私としては少しショックな出来事でもあった。
うまく言えないけれど、なんというか、なんとか断酒しようと思ってミーティングへ来ているAAの仲間たちとは違った雰囲気をAさんからは感じた。






回復書籍であるビックブック(書籍アルコホーリクス・アノニマス)にはこんな一節が書かれている。その一節では酒呑みを三種類に分類している。


【①モデレートドリンカー】
ほどほどの酒飲みなら、酒をやめる理由があれば、問題なくやめるだろう。飲むことも、飲まないこともできるのだ。

【②ハードドリンカー】
それからいわゆる大酒飲みタイプがいる。このタイプは徐々に身体もむしばまれていくような、たちの悪い飲み方をする。そのせいで本来の寿命より二、三年早く逝くこともある。しかし健康状態がかんばしくない、恋をしている、環境が変わった、医者から警告されているなど、大きな理由があれば、このタイプは飲むのをやめるか、控えるかすることがまだできる。もちろんそれは困難で厄介なことなので、医者の世話になることが必要な場合もあるが。

【③リアルアルコホーリク】
では本物のアルコホーリクはどうか。このタイプも最初は適度に飲めているかもしれない。そのうち立て続けに酒を浴びる大酒飲みになるかもしれないし、ならないかもしれない。だが飲み続けているうちに、ある段階で、飲酒の量に対するコントロールを失い始める。

※書籍アルコホーリクス・アノニマスp31~p32引用


Aさんが②のハードドリンカーだったのか、③のリアルアルコホーリクだったのかは分からないけど、きっと②のハードドリンカーだったのではないかと私は思っています。
因みに私自身はと言いますと、アルコール、ギャンブル共に残念ながら③のリアルアルコホーリクであると自覚しております。
うーん、残念(>_<)








…………その後
今日はAAミーティングの日でもあったので、ミーティングにも顔を出してきました。
酒を止める為に日々自分自身と見つめ合いながらミーティングに通ってきているAAの仲間たち。





そして、Aさんのように自力で17年間断酒の道を歩いてきている人もいる。





止め方は人それぞれ。






ハロワから出る時、帰り際にAさんが言った一言が印象的だった。



『やっぱり身体の調子が良くないと何をやっていても楽しくないですからね。健康が最優先ですよ
(^ω^)』





…………この先、Aさんが死ぬまで断酒を継続するのかは分からない。
もしかしたら17年前にはAさんにも、とても人には言えないような壮絶な日々があったのかもしれない……

けれど今日、私から見たAさんの姿は完全断酒者と言えるようなオーラが感じられた。




























12ステップとミーティング

2017-10-08 23:48:28 | 日記
風の噂で長い間ソブラエティ(断酒)を継続していたAAの仲間がスリップしたらしいということが私の耳に入ってきた…………

詳しい事情までは聞いてはいないのでわかりませんが、残念ですね。


私はあまりショックは受けてはいません。AA、GAでは度々聞くこともある"あるある話"なので…………


ミーティングで直接本人に聞くことはタブーではありますが、ぶっちゃけ言えばなぜその仲間はスリップするまでに至ってしまったのかを聞きたい心境です。
その原因が「たまたま、とか、少しぐらいなら…」というような気持ちだったのか?
それとも日常生活の中で「どうしようもない苦痛、悩み、それを紛らわそう。」としてスリップにまで至ってしまったのか?


正直興味はあります。


ミーティングでその彼がまた話してくれる機会があれば、黙って聞いてみようと思っています。





そんな私自身はと言いますと、正直最近ミーティングへのモチベーションは一時期と比べると下がり気味です。。。

なぜだろう……………
と思って自分自身で少し考えてみました。すると2つの理由が頭に浮かんできました。


① 12ステップオタクとも言えるような、博学で知識も豊富、AA、GAに限らず、12ステップグループにおいてのトリビア的なことまで知り尽くしているような人に限って、ここのところショッキングなスリップが多い。

② その逆に、自称「オレ、実は12ステップほとんどやってないんだよ。スポンサーも居ないからね。」
……と言っている断酒12年目のロングタイマーも存在する。
しかしこの仲間は、ほぼ毎週欠かさずミーティングには出席してきている。そして月に1度ある病院メッセージにもほとんど出席している。
その仲間曰く「オレはステップ①②、そして⑫のスリーステップを実践しているだけだよね。」と言っていた。




この二つを考えてしまうことが最近多くなってしまい、

「12ステップ、ミーティングってなんなんだろうなぁ……」

……とついつい考えてしまっている。。。




ミーティングへ自分の意思で、自分の時間、運賃(ガソリン代)なども使っていながらも、毎週通い続けるということは大変なことです。
現在の私のように時間をもて余している人ばかりではありません。
仕事を終えてその足でミーティングに来ている人もいれば、夜勤の前にミーティングに寄ってから仕事へ向かう人もいたりもします。
そういう人たちを見ていると「スゲーな。」……と素直に尊敬します。


でも…………
本当に自分自身が回復したいのであるならば、そのくらいの気持ちで自分自身に鞭を打ってでも通ってみないと12ステップ、またはミーティングから受ける回復の効果は薄いのかもしれません。。。

なせなら、アルコール、ギャンブルに限らず、"依存症"にまでなってしまった人たちは必ず今までの人生の中で、イヤな現実から逃げるということを慢性的にしてきていた人たちだと私は考えているからです。
もちもん私自身も同じです。



ミーティングに行くことは楽しいことばかりではありません。めんどくさくて行く気になれない日だってあります。
12ステップを着実に踏み、自分自身の感情を理性でコントロールすることも大事ですが、まずは自分自身が依存症者であるということを常に忘れない為にもミーティングに通うことは大事だな…………と、


今この記事を書きながら改めて思いました。






そして、依存症者ではない健常者の方々に少しでも理解してほしいことは、

依存症とは病気であるということ。
私たちがアルコール、ギャンブル、薬物、またはその他の依存対象を止め続けていられるのは実は奇跡的なことであるということ。
もしスリップしたり、止められなくても、それが当たり前な病気にかかってしまっているということ。


もし、飲んでしまったとしても、

「なんだよー、根性ねーなぁー。気合いの問題だけなんだよー。そんなの。」

……などと思われがちですが、この病気はそんな表面的なことだけではなく、根本的な問題の根っこは、まだまだもっと深いところにある病気だという事実を少しでも知っていただけたら幸いです。


















友達からのアドバイス

2017-10-08 00:53:05 | 日記
約1年、いや私が入院する前からだから2年以上空き部屋となっていた隣の部屋に誰か入居してきたようだ。




朝から晩までガタガタとうるさい💢




私の中で怒りの感情が芽生えてきているのが自分でも分かる。





「2~3日は仕方がないか………」

そう自分に言い聞かせてみるが、気にすれば気にするほどイライラ感が倍増してくる。


もう2日ほど経つけど挨拶一つない。


またイラッとする💢





現代では防犯上、近隣への挨拶もしないのが一般的なのかもしれないが、私的には「集合住宅の場合は真下と真上、そして両隣の住人ぐらいには挨拶があって然るべきでは?」と考える古くさいタイプの人間なのでなんとなく納得がいかない。





そんな私の中の怒りの感情をどう処理しようかと思い、友人に電話をしてみた。

するとその友人は、





「なーんだ、そんなことかぁ。

だったら自分から行っちゃえば〜?

ピンポーン🎵って鳴らして。」


『 (⌒‐⌒)あの~、なんかガタガタとスゴい音がしたものですから、なんかあったのかと思いまして~。
なにも問題なければいいんですけど~。
あ!私、隣に住んでます○○です。去年はチョット体を壊してしまいまして~、精神科に3ヶ月ほど入院してました~。

今は無職ですけど、就活していて家には大体いますから。また何かあったら何でも言ってくださいね~
ヨロシクね~!』




…………って言っちゃえば楽になるんじゃない😁?
あ!それか、前みたいにベランダから枕を落とす、それか投げてみる。…とかどぉ?」






…………と友人。








アホか、できるか💢そんなもん💢

ただの変態じゃねーか、それじゃ💢




枕の事故はありゃ不可抗力ってヤツだよ、不可抗力!
(前に起きた枕落下事故の様子はこちら⤵)
(゜ロ゜)ぬぉ💦 - くもり空の下で……






まぁ……でも、あとは事実か💧






あーぁ。。。
なんだかオマエと馬鹿話して大笑いしてたら怒りも無くなってきたわ(-_-)💨







それで警察に捕まったらちゃんと迎えにこいよ(笑)

キンモクセイ

2017-10-06 22:46:24 | 日記
どこからともなく漂ってくるあの香り………








子供の頃には「トイレの臭い」……としか思っていなかったあの香り………







夕暮れ時にフワッと香る、あの香り………








なぜだか少し切なくなるあの香り…………




なぜだろう…………






昔、この香りが漂う季節に何か悲しくなることでもあったのかな…………










気づけば頬に、ひとすじの涙…………








…………
…………
…………


大丈夫ですよ。飲んではいませんから。





なんとなく、センチメンタルな香り………







キンモクセイ…………