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エンタテイメントを見つめたい

エンタテイメントな日々を考えます。

「ハウルの動く城はすべてがダメ」

2005年01月28日 | 映画
 文春きいちご賞はクソ映画をボロボロにけなす米ラジー賞の日本版ということらしいが、ラジー賞はアカデミー賞の前夜にその年の最低映画に贈られるというお遊びで行なっているものなのだが、受賞者にはちゃんと招待状を送り当然拒否されるというのが恒例になっている。その日本版で見事にワンツーフィニッシュを飾ったデビルマンとキャシャーンの間キャラコンビだが、デビルマンを賞賛したレビューを呼んだ時には「お前東映からいくらもらったんだよ」と絶叫したもんだが一億総国民を愚弄した罪は重く、「宇多田ヒカルが歌う曲のプロモーション映画」というキャシャーンは話題性やプロモーション的に監督の嫁が宇多田だったのが逆に唯一の救いだろう。というかキャシャーンは監督と主題歌を、デビルマンは監督と脚本を夫婦でやったあたりに敗因が潜んでいるのであればそれはそれで楽しい。そして宮崎アニメへの批評は映画界の聖域無き構造改革だろう、とまじめ風に言ってみる。しかしクソ映画に対するお金と時間の浪費を未然に防ぐ方法はないのでしょうか。

特許ライセンス料の行方とコンテンツ

2005年01月12日 | 映画
 ブルーレイ・ディスク(BD)とHD-DVDの陣営に分かれし烈な規格争いを演じている次世代DVD。突き詰めれば莫大な特許ライセンス料を独占的に販売するための戦いである。各規格には無数の特許が使用されていてどちらかの規格に統一されればそれが世界中で利用される。その特許を所有している企業はとてもハッピーになれる。CDで多くの特許を持つソニーは年間200億円の特許ライセンス料を得ていると言われている。

 そのライセンス料の行方を握っているのがハリウッドのメジャースタジオだ。世界中で売れる映画コンテンツを持っているハリウッドは大きな影響力を持っている。そのためあるメーカーは自社の規格支持を得るためいくつかのメジャースタジオに数千万ドルの資金提供を打診したと言われる。ディズニーの支持を取り付けたBD陣営のソニーは相当なことをやったのではないだろうか。