【オヤマダさんと自転車等】

これも多分20数年前の話だが、彼が自転車が盗まれた！と嘆いていたことがあった。きっと彼のことだから一般のママチャリではなく、かっこいい自転車だったに違いない。
それから約10年後、彼が気分転換に自転車で街を散策しているという話を彼の当時のブログだったか、何かで知った。

その数日後のオペラシティでの演奏会の開演前に彼に偶然会って、少し話をしたのだが、「自転車、盗まれたことあったよね！今のも盗られないように気をつけて！」と言うと、
「盗まれた？あ、それ、ずっと前の話だよ、よく覚えてるね。そうそう盗まれたっけ！」と苦笑いしていた。

この日の演奏会はアジアオーケストラウィークの一つで「武漢管弦楽団」だった。メインはシベリウスの交響曲第1番。第3楽章とか、なんかやたら派手だった気がする。
シンバルもデカかった。指揮者は忘れてしまったが、中国の方で、髪型が見事な角刈りの方だった。
しかも、その後のアンコールが凄かった。シベ１の後にすぐ「軽騎兵」序曲と来たもんだ(^^;。しかも、この曲をやりたかったんだ！と言わんばかりの演奏。

私、「軽騎兵」の実演ってこの時が初めて（その後もない）。会場の雰囲気が一気に変わり、その後も軽快な曲が何曲も。中国の曲もあった。1時間位やった。

終演後、ロビーで再びオヤマダさんに会った。「凄い演奏会だったねぇ」と笑っていた。ちょっとお茶でもと思ったのだが、仕事残っているので..とその時はそれでおしまい。