高橋のブログ

不定期に..

【東京アマデウス管弦楽団第87回定期演奏会を聴く】

2018-02-26 21:53:12 | 日記


2018.2.25 府中の森劇場 どりーむホール

ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
ベートーヴェン:交響曲第8番
ブルックナ-:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版)

指揮:石川星太郎

「東京アマデウス」を聴くのは3回目。このオーケストラは1973年設立。当時の東京大学オーケストラ卒団者を中心に結成。

私が前回、聴いたのはミューザ川崎での「悲愴」等でした。私のすぐ後ろの男が、フライング拍手をして、私はさすがに激怒し「殺すぞ!」と言い放ち、
また周辺の方々もその男に文句を言い、少しもめました。その男は第4楽章途中でカメラ撮影したり(シャッター音が何回も)、
もう私は怒りの頂点になってしまった次第。

女性と聴きにきていて、演奏前に曲の説明とかをやたら声高々に話していた変な奴でした。
さすがに「殺すぞ!」は言い過ぎたと今は反省。その男もお連れの女性も、怯えていたし。



今回の公演ですが、先日のシンフォニカ公演時、開場前に並んでいたら、偶然、FCLAのHn吹き.田中さん(MAYさん)も近くに並んでいて、
アマデウス管のコンサートを教えてくれて、聴きに行くことになりました。田中さんはベト8とブルックナーが乗り番。

また最近、石川星太郎という指揮者の名前をあちこちで見かけるも、まだ実際に聴いたことがなく、その方への関心もありました。
1985年、三鷹市にお生まれになったとのことですので、ほぼ地元で公演ということです。藝大で学び、国際指揮者コンクールにも入賞。
既に仙台フィル、読響、日本フィル、神奈川フィル等を振っているようです。ボッセ等に師事。

前半2曲は特に木管楽器の音色がとても美しく、また表情豊かでした。ベートーヴェンは全楽章とも少し速め。
第4楽章なんて弦は大変だったのでは?と思うほど。少し、急かされているような印象を抱きました。第3楽章のトリオ、Hnはお見事でした。

曲が終わるや(いや、まだ音、消えてないし..、終音に被せるように)、フライング拍手。

ブルックナーではトランペットの音量が私には強すぎました。私は1Fのほぼ中央で聴いたのですが、もう少し抑えても十分だったように思いました。
全楽器が溶け込んで、まさにオルガンのようにドーンと鳴り響くのがブルックナーの醍醐味だと思うのです。でもそれは私の感覚ですから。

弦の音程で若干、気になるところもありました(例のVlaの場面はそれは気になりませんでしたし、VcやCbは終始しっかりしていました)。
第2楽章後、再チューニング。

チューニング後も音程がやはり気になるパートもありましたが、Trb、Tu、Claにも名人がいました。Hnに関しては最後まで深い音色を持続していて好印象でした。
よく、最後までしっかり吹ききったなぁと驚愕。Hnソロも素晴らしかった。

終わるや、またまた(いや、まだ音、消えてないし..、終音に被せるように)、フライング拍手。今回は私は暴言封印。グッと我慢。

全体では特に第2楽章が秀逸。

指揮者の石川氏はまだ30代ですし、これから様々な経験をして、多方面に活躍されていくことと思います。

私の場合、どうしてもブルックナーを聴く場合、朝比奈さんの演奏会を思い出してしまいます。
別に朝比奈さんと全く違う解釈でも全然構わないのですが、ブルックナー演奏会に接すると、朝比奈さんの同曲演奏会を思い出してしまうということ。
朝比奈さんは、ここはこうやっていたなぁとか...。多分、私は今後、一生、こうなのだろうなぁと。

配布プログラムにはこのオケの2度目の海外公演のお話も。1992年ウィーン公演(ブラームス2番等)、ムジークフェラインで演奏。
しかも1月3日!!クライバーのニューイヤー直後!凄いですね。


東府中駅に戻って電車に乗ると府中競馬正門前駅から乗ってきた方々が、乗り換えで多数列車内に!
大半が浮かない顔、赤ら顔...。やたらつく溜め息は酒成分多し!そこに「ロマンティック」な雰囲気は無し!!
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