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根室線「富良野―新得」廃止で意見聴取会 跡地利用「国が支援を」8団体参加(北海道新聞)

2023-05-29 | 鉄道
北海道新聞 2023年5月22日付記事
「根室線「富良野~新得」廃止で意見聴取会 跡地利用「国が支援を」8団体参加」
 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/849534/


【富良野】
JR北海道が「根室線富良野~新得間」(81.7キロ)の鉄道事業廃止を届け出たのを受け、
北海道運輸局が5月22日に富良野市複合庁舎で開いた意見聴取会。
出席者からは2024年3月末の鉄路廃止後の跡地管理や公共交通の維持に向け、
国などに支援を求める声が相次いだ。

JRのほか、沿線の富良野市、南富良野町など8団体が参加した。
廃線後の跡地を巡っては、「ふらの鉄道未来の会」のメンバーとして中尾一樹さんが
「特定目的鉄道」としての活用策に言及。
鉄路をJRから譲り受け、クラウドファンディング(CF)や自治体のふるさと納税で資金を集め、
観光に特化した鉄道利用を提案した。

5駅が廃止となる南富良野町の高橋秀樹町長も
「まちづくりとの兼ね合いが出てくる」と、新たな交通体系だけでなく
廃線処理も重要と強調。
廃線後の土地や駅の跡地について、適切な管理や町への譲渡などが行われるよう、
国などに支援や対応を求めた。

富良野市の北猛俊市長は、バス転換に向けた取り組み状況を説明し、
国や道に「これまで以上の協力をお願いしたい」と述べた。
意見聴取後、北海道運輸局の山本隆志鉄道部長は取材に
「バスに関しては支援策があるので、情報収集しながら連携して支援したい」と話した。

 
このほか、十勝管内新得町の町民有志団体「根室本線の災害復旧と存続を求める会」の佐野周二事務局長が、
2016年の台風被害で「東鹿越~新得間」が不通のまま廃止となることに
「なぜ復旧しないで廃止していくのか」と疑問視。
トラック運転手の不足が懸念される2024年問題を念頭に
「公共ネットワークは鉄道を基軸にした体系が必要」と訴えた。


十勝清水郷土史研究会の北村光明共同代表は
「今後の北海道150年を想定して広く道民の意見を聴取し、有識者で議論し、
人口減少した地域社会における鉄道の在り方を考慮すべき時期にきている」と、
路線を区切らず北海道全体の視点で検討すべきだとした。

(文章執筆:中元克治、相武大輝各氏)

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