お届けしてまいりました「スピッツ特集」、最終回になります。
「え、もう終わり?」と言う方には、すみません。
「ロビンソン」に始まった自分の初めのスピッツ熱は、実はロックな「メモリーズ」『ハヤブサ』で終息しました。
テレビやラジオで流れた「夢追い虫」も、グランジのようなディストーション(歪み音)が当初は自分にはきつく、
彼等は次のステージに行ってしまった、と思い離れました。
その後彼らは『三日月ロック』(2002)より新たに亀田誠治氏を新しいプロデューサーに迎え、
彼との共同作業は現在に至ります。
バンドのロックな方向性を彼が尊重しているからでしょうか、信頼度が高いことがわかります。


今回、『CYCLE HIT 1991-2017』を初めて亀田誠治氏プロデュース作品もじっくり聴きました。
「…なるほどなぁ」と頷きました。
亀田誠治氏の楽器はベース(東京事変 etc.)ではあるが、バンドには田村氏というベーシストがおり、
彼を差し置いて自分のベースプレイを入れる、なんて事はしません。
亀田氏なりの「バンドカラーの尊重」が出ています。
ただ、キーボード志向の自分にとっては、やや物足りなさを感じるのも事実です。
笹路正徳さんプロデュース作品よりも格段にキーボードの音が減った。
ご参考までに、MV「愛のことば」(1995/リミックス版シングルは2014)をお聴きください。
スピッツ / 愛のことば
歌詞:「J-Lyric.net」
http://j-lyric.net/artist/a000603/l00066d.html
マサムネ氏のボーカルにシンセが掛け合ってますね。
歌詞の内容から、「人の愛は災害・戦争に勝る」がコンセプトなのでしょう。
(当初シングル候補だったけど見送られたそうですが、
MVで人形がトラックに轢き潰される映像でクレームがついたせいでしょうか)
自分なりに思うのは、
笹路さんプロデュース作品は“キーボードは5人目のメンバー”として位置づけられているのに対し、
亀田氏プロデュース作品は“メンバーはあくまで4人で、キーボードは補欠”と捉えているように思えます。
だからキーボードの存在が軽くなって、鳴っているのも生ピアノかハモンドオルガンが軽くかかっている
感じのばかりが目立つんですね。
だから、キーボーディストとしては何か物足りないし、
個人的には笹路正徳氏プロデュース作品期のほうが「ベスト」かなぁ?、って思っています。
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では、引き続きベストアルバム『CYCLE HIT 1991-2017』から
3枚目の「2006-2017 コンプリートシングルコレクション」からセレクトしていきます。
スピッツ / ルキンフォー(2007)
改めて、スピッツってロックバンドなんだねぇ(笑)。
「春の歌」(2005)はU2っぽいかなと思ったのですが、
この“俺の道”的「ルキンフォー」は、乱暴に言えば“エレファントカシマシ”に似て来たかなぁ?(笑)。
地に足のついた世界をしっかり歩いてゆくコンセプトの歌詞からそう思えました。
“学生時代、辛い時にルキンフォーの歌詞に励まされました。
「ダメなことばかりで 折れそうになるけれど
風向きはいきなり 変わることもある ひとりで起き上がる」
「ルキンフォーめずらしい 生き方でもいいよ
誰にもまねできないような」
この歌詞は今でも自分にとって大事な言葉です。”
(スヴァールバルさんの投稿より)
次は、「若葉」(2008)を。
スピッツ / 若葉
歌詞リンク:「J-Lyric.net」
http://j-lyric.net/artist/a000603/l013894.html
「惑星(ほし)のかけら」「夢追い虫」「さわって変わって」でディストーションモロ出しの荒くれギターから、
この「若葉」と前作「群青」(2007)あたりから“大人の丸さ”が出るようになった気がします。
このアコースティックさが自分は好きです。
(そういうことか)
ここで意外な曲を。
なんと、1970年代後半にChar、世良公則と共に「ロック御三家」として人気を博した
原田真二氏の代表曲「タイム・トラベル」(2012)もどうぞ。
好きだったなぁー……
SPITZ- time travel live video
歌詞:「J-Lyric.net」
http://j-lyric.net/artist/a001cf9/l0051cd.html
まさか、マサムネ氏がこの歌歌うとはねぇ…(笑)。
いや、声が似合いますよ。
あと、CDシングルとしての発売はなかったのですが、この歌も良いなと思いました。
彼等には珍しく北海道と縁のある歌です。
スピッツ - 「雪風」スペシャル映像
※ワンコーラスしかないのが残念ですねー。
そして最後に、結成30周年でも今もあの頃の気持ちは変わっていないとばかりに
あえてパンクっぽいサウンド(?)の「1987→」で終わります。
ロックンロールらしい「3分の教科書」。
スピッツ / 1987→
歌詞:「J-Lyric.net」
http://j-lyric.net/artist/a000603/l041367.html
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「え、もう終わり?」と言う方には、すみません。
「ロビンソン」に始まった自分の初めのスピッツ熱は、実はロックな「メモリーズ」『ハヤブサ』で終息しました。
テレビやラジオで流れた「夢追い虫」も、グランジのようなディストーション(歪み音)が当初は自分にはきつく、
彼等は次のステージに行ってしまった、と思い離れました。
その後彼らは『三日月ロック』(2002)より新たに亀田誠治氏を新しいプロデューサーに迎え、
彼との共同作業は現在に至ります。
バンドのロックな方向性を彼が尊重しているからでしょうか、信頼度が高いことがわかります。
今回、『CYCLE HIT 1991-2017』を初めて亀田誠治氏プロデュース作品もじっくり聴きました。
「…なるほどなぁ」と頷きました。
亀田誠治氏の楽器はベース(東京事変 etc.)ではあるが、バンドには田村氏というベーシストがおり、
彼を差し置いて自分のベースプレイを入れる、なんて事はしません。
亀田氏なりの「バンドカラーの尊重」が出ています。
ただ、キーボード志向の自分にとっては、やや物足りなさを感じるのも事実です。
笹路正徳さんプロデュース作品よりも格段にキーボードの音が減った。
ご参考までに、MV「愛のことば」(1995/リミックス版シングルは2014)をお聴きください。
スピッツ / 愛のことば
歌詞:「J-Lyric.net」
http://j-lyric.net/artist/a000603/l00066d.html
マサムネ氏のボーカルにシンセが掛け合ってますね。
歌詞の内容から、「人の愛は災害・戦争に勝る」がコンセプトなのでしょう。
(当初シングル候補だったけど見送られたそうですが、
MVで人形がトラックに轢き潰される映像でクレームがついたせいでしょうか)
自分なりに思うのは、
笹路さんプロデュース作品は“キーボードは5人目のメンバー”として位置づけられているのに対し、
亀田氏プロデュース作品は“メンバーはあくまで4人で、キーボードは補欠”と捉えているように思えます。
だからキーボードの存在が軽くなって、鳴っているのも生ピアノかハモンドオルガンが軽くかかっている
感じのばかりが目立つんですね。
だから、キーボーディストとしては何か物足りないし、
個人的には笹路正徳氏プロデュース作品期のほうが「ベスト」かなぁ?、って思っています。
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では、引き続きベストアルバム『CYCLE HIT 1991-2017』から
3枚目の「2006-2017 コンプリートシングルコレクション」からセレクトしていきます。
スピッツ / ルキンフォー(2007)
改めて、スピッツってロックバンドなんだねぇ(笑)。
「春の歌」(2005)はU2っぽいかなと思ったのですが、
この“俺の道”的「ルキンフォー」は、乱暴に言えば“エレファントカシマシ”に似て来たかなぁ?(笑)。
地に足のついた世界をしっかり歩いてゆくコンセプトの歌詞からそう思えました。
“学生時代、辛い時にルキンフォーの歌詞に励まされました。
「ダメなことばかりで 折れそうになるけれど
風向きはいきなり 変わることもある ひとりで起き上がる」
「ルキンフォーめずらしい 生き方でもいいよ
誰にもまねできないような」
この歌詞は今でも自分にとって大事な言葉です。”
(スヴァールバルさんの投稿より)
次は、「若葉」(2008)を。
スピッツ / 若葉
歌詞リンク:「J-Lyric.net」
http://j-lyric.net/artist/a000603/l013894.html
「惑星(ほし)のかけら」「夢追い虫」「さわって変わって」でディストーションモロ出しの荒くれギターから、
この「若葉」と前作「群青」(2007)あたりから“大人の丸さ”が出るようになった気がします。
このアコースティックさが自分は好きです。
(そういうことか)
ここで意外な曲を。
なんと、1970年代後半にChar、世良公則と共に「ロック御三家」として人気を博した
原田真二氏の代表曲「タイム・トラベル」(2012)もどうぞ。
好きだったなぁー……
SPITZ- time travel live video
歌詞:「J-Lyric.net」
http://j-lyric.net/artist/a001cf9/l0051cd.html
まさか、マサムネ氏がこの歌歌うとはねぇ…(笑)。
いや、声が似合いますよ。
あと、CDシングルとしての発売はなかったのですが、この歌も良いなと思いました。
彼等には珍しく北海道と縁のある歌です。
スピッツ - 「雪風」スペシャル映像
※ワンコーラスしかないのが残念ですねー。
そして最後に、結成30周年でも今もあの頃の気持ちは変わっていないとばかりに
あえてパンクっぽいサウンド(?)の「1987→」で終わります。
ロックンロールらしい「3分の教科書」。
スピッツ / 1987→
歌詞:「J-Lyric.net」
http://j-lyric.net/artist/a000603/l041367.html
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