「ゆるすというのはことはむずかしいが、
もしゆるすとなったら限度はない-
ここまではゆるすが、ここから先はゆるせないということがあれば、
「それは初めからゆるしていないのだ」
山本周五郎著『ちくしょう谷』
さだまさしさんも、アルバム『夢の轍』「償い」のコメントで引用されています。
ちょうど今日の「中韓首脳会談」のニュースを見て、上の言葉を思い出した。
2013年6月28日(金)21:29 【北京・大貫智子】
中国を国賓として訪問中の韓国の朴槿恵大統領と中国の習近平国家主席が27日夜に発表した共同声明では、北朝鮮問題での協力で一致したが、北朝鮮の核保有を容認しないと訴える韓国側と、対話を重視する中国側との温度差も表面化した。
また、日本を念頭に歴史問題に懸念を示したものの、関係改善と協力の必要性も強調した。
(中略)
共同声明では日本への名指しを避けつつ、「最近、歴史などの問題で(北東アジア)域内の国家間の対立と不信が強まる不安定な状況が続いていることに両国は憂慮を表明した」と盛り込んだ。
ただ、これに先立ち日中韓3カ国協力の重要性に触れ、先送りされている日中韓首脳会談の年内開催に努力することも明記した。
日本の右派為政者が、中国韓国外交に対して
「これだけ謝ったのに、まだ謝る必要があるのか、冗談じゃない」
などと言う輩がいる。
そういう奴はヘンに見返りを求めていて、初めから謝る気はないに等しいのだ。
一方、そんな中国からなぜ元民主党の鳩山由紀夫氏が招待されているのか。
2013年6月25日(火)21:55
鳩山由紀夫元首相が香港フェニックステレビのインタビューに対し、尖閣諸島(沖縄県)について「中国側からみれば、盗んだと思われても仕方ない」と語った。同テレビ電子版が25日に伝えた。
それによると、鳩山氏は「(尖閣諸島は)まさに係争地だ。日本の政府のかたくなな態度が続いてしまえば、日中関係をますます厳しくする」と指摘。
日本政府が否定している領土問題の存在を認めることに理解を示した。
これについて多くの政治家が非難しているが、自分個人の考えからすれば決して間違っていないと思う。
日本政府は尖閣諸島を国有化して「領土問題は存在しない」と頑なな態度をとったのが日中間の悪化の最大の原因だと思うからだ。
尖閣諸島に領土問題は存在しないというならば、北方領土の問題も存在しない事になるだろう。
考え方を変えれば、鳩山氏はすでに引退した身分とはいえ外交のマナーがわかる人と見ているから、中国要人やメディアから招待を受けたのではないか。
自分は政治家ではない。 けど、外交に何が必要なのか位はわかるつもりだ。
営業マンだってわかる筈だが。
そこで、今日のタイトルだ。
日本はもう、「ものづくりで高い評価を得てきた」国ではない、悔しいけど。
製造工場を片っ端から中国をはじめアジアに出してしまったのだから、収益や国益を得るためにはアジアとの外交・交易で摩擦を生んでしまったら、余計世界における日本のポジションも落ちるだろう。
(もっとも、それによって金を稼ぎたい外国人も減るでしょうけど)
冷戦時代のような内弁慶の態度から一刻もはやく目覚める必要がある。
最後に、良い事が書いてあったので、紹介しておきます。
「謝ることは、負けることではない」 ↓
http://iyashitour.com/archives/3562
ご清聴、ありがとうございました。
もしゆるすとなったら限度はない-
ここまではゆるすが、ここから先はゆるせないということがあれば、
「それは初めからゆるしていないのだ」
山本周五郎著『ちくしょう谷』
さだまさしさんも、アルバム『夢の轍』「償い」のコメントで引用されています。
ちょうど今日の「中韓首脳会談」のニュースを見て、上の言葉を思い出した。
2013年6月28日(金)21:29 【北京・大貫智子】
中国を国賓として訪問中の韓国の朴槿恵大統領と中国の習近平国家主席が27日夜に発表した共同声明では、北朝鮮問題での協力で一致したが、北朝鮮の核保有を容認しないと訴える韓国側と、対話を重視する中国側との温度差も表面化した。
また、日本を念頭に歴史問題に懸念を示したものの、関係改善と協力の必要性も強調した。
(中略)
共同声明では日本への名指しを避けつつ、「最近、歴史などの問題で(北東アジア)域内の国家間の対立と不信が強まる不安定な状況が続いていることに両国は憂慮を表明した」と盛り込んだ。
ただ、これに先立ち日中韓3カ国協力の重要性に触れ、先送りされている日中韓首脳会談の年内開催に努力することも明記した。
日本の右派為政者が、中国韓国外交に対して
「これだけ謝ったのに、まだ謝る必要があるのか、冗談じゃない」
などと言う輩がいる。
そういう奴はヘンに見返りを求めていて、初めから謝る気はないに等しいのだ。
一方、そんな中国からなぜ元民主党の鳩山由紀夫氏が招待されているのか。
2013年6月25日(火)21:55
鳩山由紀夫元首相が香港フェニックステレビのインタビューに対し、尖閣諸島(沖縄県)について「中国側からみれば、盗んだと思われても仕方ない」と語った。同テレビ電子版が25日に伝えた。
それによると、鳩山氏は「(尖閣諸島は)まさに係争地だ。日本の政府のかたくなな態度が続いてしまえば、日中関係をますます厳しくする」と指摘。
日本政府が否定している領土問題の存在を認めることに理解を示した。
これについて多くの政治家が非難しているが、自分個人の考えからすれば決して間違っていないと思う。
日本政府は尖閣諸島を国有化して「領土問題は存在しない」と頑なな態度をとったのが日中間の悪化の最大の原因だと思うからだ。
尖閣諸島に領土問題は存在しないというならば、北方領土の問題も存在しない事になるだろう。
考え方を変えれば、鳩山氏はすでに引退した身分とはいえ外交のマナーがわかる人と見ているから、中国要人やメディアから招待を受けたのではないか。
自分は政治家ではない。 けど、外交に何が必要なのか位はわかるつもりだ。
営業マンだってわかる筈だが。
そこで、今日のタイトルだ。
日本はもう、「ものづくりで高い評価を得てきた」国ではない、悔しいけど。
製造工場を片っ端から中国をはじめアジアに出してしまったのだから、収益や国益を得るためにはアジアとの外交・交易で摩擦を生んでしまったら、余計世界における日本のポジションも落ちるだろう。
(もっとも、それによって金を稼ぎたい外国人も減るでしょうけど)
冷戦時代のような内弁慶の態度から一刻もはやく目覚める必要がある。
最後に、良い事が書いてあったので、紹介しておきます。
「謝ることは、負けることではない」 ↓
http://iyashitour.com/archives/3562
ご清聴、ありがとうございました。