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生物見遊散歩

「生物」を「見」て「遊」ぶ「散歩」を「(生)物見遊散(歩)」と呼んで、「自然観察」を楽しんで行こう。

大阪・関西万博2025について考える

2021年10月10日 | 自然保護

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2025年に開催予定の大阪・関西万博の会場となる夢洲の自然環境についてご存じでしょうか。

 

夢洲は、大阪府レッドリスト2014において生物多様性ホットスポットの A ランクに指定されている重要 な場所であり、大阪市生物多様性戦略でも、大阪府レッドリスト2014を受けて、生物多様性ホットスポットを保全することを具体的施策に掲げられていますし、また、大阪市 新 緑の基本計画でも、夢洲を緑化重点地区とされている場所でもあります。

 

こうした場所が、大阪・関西万博の会場になることについて、あらためて考えてみることが必要ではないでしょうか。

ここでは、公益財団法人・大阪自然環境保全協会のHPに掲載されている内容を紹介しておきたいと思います。

2025関西万博・私たちからの環境影響評価準備書|大阪自然環境保全協会 (nature.or.jp)

 

<上記抜粋編集>

まずは、全国のみなさんに、夢洲を知ってもらいたい!と思っています。

→動画「夢洲ー生きもの調査の記録からー」You Tube (約20分)

→自然の風景と生きもののの写真「夢洲の12か月

→私たちのいきもの調査写真アルバム(準備中)

 

10月1日には、大阪市環境局より「2025年日本国際博覧会環境影響評価準備書」の縦覧が開始され、公益社団法人・2025年日本国際博覧会より、環境影響評価準備書の公表及び意見募集と説明会について、が発表されました。

これに対して、公益財団法人・大阪自然環境保全協会からは、「私たちからの環境影響評価準備書」が提案されており、これらを比較した勉強会や説明会が計画されていますので、こちらについても、ぜひ関心をもって参加頂ければと思い、転載いたします。

 

◆万博環境アセス準備書オンライン勉強会

日時:2021年10月16日(土)午前10時より。閉会予定:12時 

内容:万博協会から出された準備書と私たちからの生物多様性編を比較し、読み比べてみます。

対象:準備書の読み解き方を一緒に学習したい方。
参加お申し込み: こちらから(Googleフォーム)(先着30名以内程度)

※お申込みの方に、zoomのミーティングルーム番号とパスワード等をお知らせします。

---万博協会主催の準備書説明会がその後、10月18日、21日、23日にあります。(詳細は万博協会HPへ)---

 

◆私たちの環境影響評価準備書(生物多様性編)説明会

日時:2021年10月28日(木)午後5時から 閉会予定:6時半
内容:万博協会側の3回の説明会を受けて、その問題点を取り上げます。
対象:広く一般の方、全国の自然保護団体の皆様、アセス・環境審議会関係の皆様、マスメディアの皆様、どなたでも。
参加お申し込み: 追ってこちらに申込リンクを掲載します。(500名枠)
※ウェビナーでの開催を予定しております。
質疑応答はできませんので、質問があればあらかじめお知らせいただくか、当日チャットになります。

 

ここからは、私見です。

・大阪湾は、背後圏の経済活動の発展などに伴って大きく変化して来ました。

・そして、昭和初期頃までには、広く分布していた浅い海域や自然海岸は大幅に減少してしまいました。

・夢洲は、1977年に埋立て許可され、1991年に基盤整備事業が開始され、現在も土地造成継続中です。

・この夢洲の状況は、ある程度の造成後、放置された場所があり、豊かな自然が形成されています。

・そして、「大阪府レッドデータリスト2014」では、夢洲は南港野鳥園と共に「生物多様性ホットスポット」と評価されており、また「大阪市生物多様性戦略」でも夢洲は「重要な自然環境」と記述されています。

・ところが、夢洲は2025年の大阪万博会場となっており、更に続くIR(統合型リゾート)へと開発が続いて行きます。

・大阪湾の埋立て地では、先行する南港(咲洲)において、埋立て地に広大な水たまりが形成され、シギ、チドリの渡来が確認された事から、やがて整備が進み渡来地が失われる事に対して、市民運動が盛り上がり、この結果1983年に大阪南港野鳥園が開園し、現在に至っています。

・夢洲は、同じように、埋立て途上に広大な裸地や草地、水たまりが形成され、水たまりにはカモ類などの水鳥が、そして周囲にはシギ、チドリ類が渡来し、裸地は、コアジサシなどのアジサシ類、シロチドリの繁殖地となっています。

・こうした状況だけでなく、埋立て途上の自然環境は、大阪湾で失われたり、残っていても僅かである貴重な環境が再生しており、これらの状況をしっかりと把握、評価しておかなければならないと考えています。

・一方で、大阪湾では、一度は失われた本来の自然環境を再生する活動が、多様な主体が連携しながら進められています。

・夢洲の現況だけではなく、再生が期待できる潜在的ポテンシャルの評価も重要であると考えます。

・大阪・関西万博2025については、こうしたことを良く踏まえて対策または計画変更が必要ではないかと思っています。

 

よろしくお願いします。

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大和川自然観察会

2021年10月10日 | 観察会

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毎月第二土曜日に、大和川千両曲がりの右岸側で行っています。

大和川の景観です。

川に到着するまでの市街地で見つけたヤマトシジミです。

セセリチョウやシジミチョウをよく見かけました。

さて、大和川です。アレチウリの花に虫たちです。

フタモンアシナガバチです。

セイヨウミツバチです。

観察風景です。

堤防の斜面の草が刈られていたので、水べりの緑の方が観察フィールドになりました。

シャクリチソバです。

この花に虫たちです。

ハナバチの仲間の様です。

ヤマトシジミです。

芋虫たちです。種類は分かりません。

水べりのヤナギの木です。

ここにキジバトです。

草むらには、ナナホシテントウです。

家族連れの中に、小さな女の子がいて、この子が熱心に虫を観察してくれていました。

スケッチしています。

バッタを手でつかんでくれました。

ツチイナゴです。

マダラバッタです。

図鑑を自分で作ると言っていました。

バッタたちです。

大人たちの観察風景です。

蛾の幼虫たちです。

ハンモンヨトウだと思います。

フクラスズメです。

全員で8名のこじんまりした観察会でした。

 

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