仕事も趣味もけっこう器用な方。
細かい仕事だし、一応リードギター専門だったし?
不器用なのは他人との関係性だからか?
同じ男でありながらも、イマイチ理解不能だったのは、不器用と自負する、この他人との関係性だったからかも。
盛田隆二 著 「ありふれた魔法」
銀行支店のNo.2の役職、”次長”の智之が、部下の茜と恋仲になり、
会社、家庭にバレて退職。茜とは別れ、家庭も不和に陥る・・・と言う、
言ってみれば単純な不倫の話。
単純なんだけれど、それだけで350頁を飽きさせないで読ませるのは凄いと思う。
ただし、代表作の「夜の果てまで」には読了感も含め全く及ばないと思った。残念!
取り立てて、家庭に不満があるでもなく、妻に対しても色んな意味で不満があるわけでもない。
それでも、茜に恋してしまう智之。
もちろん茜が魅力的なのは文章だけでも十分わかる。
仕事での優秀さとプライベートとのギャップ。
クールさと可愛さ。ツンデレではなく硬さと柔らかさ。
年上女房に対し、一回り以上若くスリムな外見。
家庭も極普通であって、反抗期の子供は当たり前。
病気持ちな末子がいるけど何とかやってる。
妻とも、夫として、男としても問題ない。
なのに・・・?
もし自分なら・・・・。
不満がないなら、いくら魅力的であっても手は出さないだろうって思う。
他の物(もし誰か女性に読まれたら怒られそう)に変えて考えたら?
例えば乗り物。
バイク好きなら、何台も持ってる人は珍しくない。
家に2台あるけどNMAXは完全に通勤+αで実用車であるのに対し、14Rはホビー。
スポーティーなスクーターとスポーティーなツアラーと、少しだけ近いけど完全に別物で、被ってはいない。
それぞれ十分自分という人間を考えて決めたから不満は無い。
だから目移りは完璧にしない。
もちろん車のNDも。
ベストだと思ってるから。
二股三股かけてるすごい器用な有名人もいるけど、ある意味尊敬しちゃう!
本当に気に入った物って1つ。2つ以上あったら、ベストとは言えないのでは?
つか、言い換えれば、2人以上とも付き合える人間って”器用”なんだろうなぁ。
したくても出来ないもん、2人の女を同時に好きでいるなんて。もしかして単細胞なのか?
いやいや、不器用なだけなのだ!
まぁ、その前に完全にモテないからこんな状況ありえないんだけどサ・・・
次長と部下という上下関係から、じわりじわりと接近してゆく2人の関係がとても面白い。
次長と言えども月4万というも小遣いというのが妙にリアルで、
しかも社内恋愛の不倫なので、けっこうリスキーで、読者としては飽きさせない展開。
もちろん絶対的関係を結ぶまでの智之の心の葛藤もリアル。
物語的には、関係を持ってからあまりにも急展開で、
秘密漏洩から退職まで一気に進んでしまうのが残念なんだけど、
メッチャ一般的、想像どうりの結末になるから、とくに面白いことはないのが残念かな。
小説なんだから、想像を裏切って欲しい気もしたんだけど、現実的過ぎる結末。
只々、自分には出来ない、僻みも含めた理解不能と言う、不倫の話だった。
同じような不倫の物語でも、東野幸治の「夜明けの街で」とは全然違う、完全な現実的なのが、
リアリズムの名手と言われるゆえんなのかも。
細かい仕事だし、一応リードギター専門だったし?
不器用なのは他人との関係性だからか?
同じ男でありながらも、イマイチ理解不能だったのは、不器用と自負する、この他人との関係性だったからかも。
盛田隆二 著 「ありふれた魔法」
銀行支店のNo.2の役職、”次長”の智之が、部下の茜と恋仲になり、
会社、家庭にバレて退職。茜とは別れ、家庭も不和に陥る・・・と言う、
言ってみれば単純な不倫の話。
単純なんだけれど、それだけで350頁を飽きさせないで読ませるのは凄いと思う。
ただし、代表作の「夜の果てまで」には読了感も含め全く及ばないと思った。残念!
取り立てて、家庭に不満があるでもなく、妻に対しても色んな意味で不満があるわけでもない。
それでも、茜に恋してしまう智之。
もちろん茜が魅力的なのは文章だけでも十分わかる。
仕事での優秀さとプライベートとのギャップ。
クールさと可愛さ。ツンデレではなく硬さと柔らかさ。
年上女房に対し、一回り以上若くスリムな外見。
家庭も極普通であって、反抗期の子供は当たり前。
病気持ちな末子がいるけど何とかやってる。
妻とも、夫として、男としても問題ない。
なのに・・・?
もし自分なら・・・・。
不満がないなら、いくら魅力的であっても手は出さないだろうって思う。
他の物(もし誰か女性に読まれたら怒られそう)に変えて考えたら?
例えば乗り物。
バイク好きなら、何台も持ってる人は珍しくない。
家に2台あるけどNMAXは完全に通勤+αで実用車であるのに対し、14Rはホビー。
スポーティーなスクーターとスポーティーなツアラーと、少しだけ近いけど完全に別物で、被ってはいない。
それぞれ十分自分という人間を考えて決めたから不満は無い。
だから目移りは完璧にしない。
もちろん車のNDも。
ベストだと思ってるから。
二股三股かけてるすごい器用な有名人もいるけど、ある意味尊敬しちゃう!
本当に気に入った物って1つ。2つ以上あったら、ベストとは言えないのでは?
つか、言い換えれば、2人以上とも付き合える人間って”器用”なんだろうなぁ。
したくても出来ないもん、2人の女を同時に好きでいるなんて。もしかして単細胞なのか?
いやいや、不器用なだけなのだ!
まぁ、その前に完全にモテないからこんな状況ありえないんだけどサ・・・
次長と部下という上下関係から、じわりじわりと接近してゆく2人の関係がとても面白い。
次長と言えども月4万というも小遣いというのが妙にリアルで、
しかも社内恋愛の不倫なので、けっこうリスキーで、読者としては飽きさせない展開。
もちろん絶対的関係を結ぶまでの智之の心の葛藤もリアル。
物語的には、関係を持ってからあまりにも急展開で、
秘密漏洩から退職まで一気に進んでしまうのが残念なんだけど、
メッチャ一般的、想像どうりの結末になるから、とくに面白いことはないのが残念かな。
小説なんだから、想像を裏切って欲しい気もしたんだけど、現実的過ぎる結末。
只々、自分には出来ない、僻みも含めた理解不能と言う、不倫の話だった。
同じような不倫の物語でも、東野幸治の「夜明けの街で」とは全然違う、完全な現実的なのが、
リアリズムの名手と言われるゆえんなのかも。