「小説を書く人間は全員、両性具有である。・・・」”小池真理子”
この本を読み始めた時点では、著者 中村航さんは女性だと思っていた。
ヒロインの台詞
「やあ」「嫁に来たよ」
が、とても印象に残った小説
”100回泣くこと”
主人公”僕”の実家の飼い犬の危篤のエピソードから始まる、まだ若い社会人のカップルの物語。
犬を拾った時、育てた時のバイクの思い出を聞いた彼女に説得されるまま、不動のバイクを修理する話。
結婚について練習をする話。
その都度、彼女の言葉がとっても自然で、可愛らしく魅力的だと感じる。
だから、まさか作者が男性だとは思わなかったのだ。
少し前に読んだ「カフーを待ちわびて」のような清々しさ!
解説での島本理生さんも
「中村さんの書かれる女性は、どうしてこんなに素敵なんだろう」って。
女性も認める素敵な女性を描く。これって凄いと思う。
小池さんの言った小説家の両性具有・・説?は的を得ているとつくづく思う。
小説は犬の危篤から結婚の練習期間で、彼女の魅力を目一杯表現しておいて、
後半、そんなに魅力的な娘がどうしてこんな目に?・・・と物語は進んで行く。
島本さん曰く、内容的には恋愛小説の王道。だからこそ最も難しいテーマなんだとか。
毎回、この王道のテーマの物語を見聞きする度に感じるのが、”どっちがいい?”どっちが幸せ?”
迷わず・・・いや、迷うけど、
「先に逝く方!」
って答える。
だって残されたほうが辛いと思うもの。(ってのは自分だけだろうか?)
この本を読み始めた時点では、著者 中村航さんは女性だと思っていた。
ヒロインの台詞
「やあ」「嫁に来たよ」
が、とても印象に残った小説
”100回泣くこと”
主人公”僕”の実家の飼い犬の危篤のエピソードから始まる、まだ若い社会人のカップルの物語。
犬を拾った時、育てた時のバイクの思い出を聞いた彼女に説得されるまま、不動のバイクを修理する話。
結婚について練習をする話。
その都度、彼女の言葉がとっても自然で、可愛らしく魅力的だと感じる。
だから、まさか作者が男性だとは思わなかったのだ。
少し前に読んだ「カフーを待ちわびて」のような清々しさ!
解説での島本理生さんも
「中村さんの書かれる女性は、どうしてこんなに素敵なんだろう」って。
女性も認める素敵な女性を描く。これって凄いと思う。
小池さんの言った小説家の両性具有・・説?は的を得ているとつくづく思う。
小説は犬の危篤から結婚の練習期間で、彼女の魅力を目一杯表現しておいて、
後半、そんなに魅力的な娘がどうしてこんな目に?・・・と物語は進んで行く。
島本さん曰く、内容的には恋愛小説の王道。だからこそ最も難しいテーマなんだとか。
毎回、この王道のテーマの物語を見聞きする度に感じるのが、”どっちがいい?”どっちが幸せ?”
迷わず・・・いや、迷うけど、
「先に逝く方!」
って答える。
だって残されたほうが辛いと思うもの。(ってのは自分だけだろうか?)