ずるずのブログ

へたれブログ「なるべく重要なことは書かない」「必要の無いことは、多めに」「詳細な検討は加えず、行き当たりばったり」

頻度が低いからこそ問題だ

2009-05-20 22:44:52 | Weblog
どの分野でもそうです。

「滅多に間違う事は無い」ならそれは「いい」と云う事なのか。

むしろ「発見する事が難しい」事を意味しているのではないかという事もあります。

季節性と同じでない

引用します
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        「季節性と同じでない」=成人に重症例、死者も-感染拡大続く・押谷東北大教授

2009年5月20日(水)21:30

 世界保健機関(WHO)の新型インフルエンザ対策に携わる押谷仁東北大教授が20日、東京都内で講演し、「通常の季節性インフルエンザと同様と言われるが、被害は全く違う形で出てくる。想定される被害にどう対処するか、真剣に考える必要がある」と警告した。

 押谷教授によると、ほとんどの感染者は軽症だが、5歳以下と20-50代を中心に重症、死亡例があり、高齢者では少ない。持病のある人や発症後の治療が手遅れだった人以外に、一部の健康な成人も重症のウイルス性肺炎を起こしており、「こうなると先進国でも治療が難しい」という。

 その頻度が低いため、「100人、200人規模では分からないが、10万、20万になれば見えてくる」と同教授。季節性インフルエンザによる死者の多くは高齢者か重い疾患のある人で、「今回のは全く違う。ウイルスが直接死因になっている」とする。

 重症者は集中治療室(ICU)での管理が必要だが、「効率化で削減され、ICUがない地方もある。都会でも不足している」と日本の医療の弱点を挙げ、被害が拡大する恐れがあるとした。 
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引用以上 時事通信

基礎疾患の無い成人のウイルス性肺炎と云うのは、確かにいかに頻度が低くとも問題です。

季節性インフルエンザの多くは治癒後に発症する、黄色ブドウ球菌(スタフィロコッカス アウレウス)がメインの肺炎が合併症となるので。

確かにインフルエンザこそ感染症の死亡原因の第一位ですが、ウイルス性肺炎と云うのは。

しかも基礎疾患の無い成人で高齢でもないと云うと。

頻度が低くとも大きな問題である事は間違いありません。

>重症者は集中治療室(ICU)での管理が必要だが、「効率化で削減され、ICUがない地方もある。都会でも不足している」と日本の医療の弱点を挙げ、被害が拡大する恐れがあるとした。

そう、いわゆる「効率化」と云うやつで削減されたんです。

○泉 ○一○さん(仮名)を、早いうちに政治の分野から隔離しないと。

それよりもとりあえずは、厚労省。

財務省なんかに何をはばかっているんだか「緊急事態」だって、ごり押ししたって良いくらいでしょう。

もう直ぐにでも1000を超える事になるでしょう。

だってまともな対策なんて一つもありませんからね。

以上。

なにやってるんでしょうね

2009-05-20 17:25:32 | Weblog
マスクが売れているんだそうですが。

マスク急騰

引用します
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              新型インフル禍 マスク急騰10倍も 品薄、ネット競売に走る

2009年5月20日(水)15:35

 新型インフルエンザの感染拡大を受け、各地の薬局、ドラッグストアなどでマスクの品薄状態が続くなか、インターネットオークションで、マスクの値段が急騰している。薬局などで購入できなかった消費者が殺到しているとみられ、なかには元値から10倍に跳ね上がった商品もでているが、厚生労働省は「冷静に対応してほしい」と呼びかけている。
 インターネットのオークションサイトでは、新型インフルエンザ予防に効果があるとされる医療用マスクの人気が急上昇。50枚入りで1200円程度の商品に、1万4000円の値がついたケースもあった。

 インターネットオークションを頻繁に利用するという大阪府東大阪市の女性(25)は「お店では品切れのところが多くて困っている。神戸に住む親類からもマスクを送ってほしいと頼まれており、インターネットなら外出をせず購入できると思ったがこの値段には驚いた」と話していた。

 大手薬局チェーンの担当者によると、関西地区のほか、首都圏などでもマスクは品薄状態になっているというが、チェーン全体ではまだ在庫があるといい、現在は本部の在庫を順次、各店に振り分けているところだという。

 また、マスクのメーカーも大量増産をはじめており、神戸市に本社を置く「メディコム・ジャパン」は「通常の20~30倍の注文が医療機関やドラッグストアから殺到しており、増産にあたっているところ」という。

 厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部の担当者は「メーカーには関西地区を中心に在庫を流通させるように要請しており、まもなく、消費者に行き渡ると考えている。消費者の方には冷静に対応してほしい」と話していた。
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引用以上 産経新聞

マスクって予防の為に使えと云ってるんじゃあ無いんですよ。

ごく一般のマスクでは「予防は無理」と云う見方が強いです。

予防できると思われるマスクもあるにはあります、例の「N95」と云うやつです。

しかしあれは30分もかけ続けで活動するのは難しい(ものすごく息苦しい)そうでして、かつ、息苦しくならないようなら予防効果も期待できない(漏れてるから)と云うような代物です。

マスクに期待されているのは「社会正義」です。

自分が罹患したとき回りに感染を広げないようにする事(いわゆるエチケットマスク)が基本です。

ウイルスは、病原体が小さい上にわりと乾燥にも強いので、飛沫感染だけでなく飛沫核感染や間接接触感染もあり得ます。

だから予防に手洗いが有効なんです。

「飛沫核感染」と云うのは、飛沫(咳したときの唾の滴)が、激しい咳の場合には飛行距離が長くなるので、途中で水分が蒸発して中心の核の部分だけになってしまうと云うもので、これでも感染できてしまうのがウイルスの凄いところです。

多くの細菌は飛沫感染どまりで、飛沫核感染まではいかないんです。

飛沫核は、とても小さいので空気中をどこまでもふわふわ漂う事になります。

その上、普通のマスクの目開きを通過します。

だから予防にはマスクはあまり向かないんです。

しかし、「激しい咳の場合には飛行距離が長くなる」と云うのを抑制できれば、蔓延する範囲をグンと大幅に狭くできるんです。

罹ってしまった方が、どうしても外出しなければならなくなったときに「マスク」これはとても有効です。

目的は「唾の飛行距離を短くする事」ですので、N95 マスクなんか論外と云うか笑止です。

普通の不織布のマスクやガーゼのマスクですらいいと思います。

咳の症状をお持ちの方だけ、一寸ね。

そんなに頻繁に咳が出ないなら、そのときだけハンカチで口元を覆うとかでも充分だと思いますよ。

なんで市場からマスクが消え、ネットで10倍の値段で売買されるのかよくわかりませんが。

例によって、くれぐれも冷静にお願いします。

以上。

まともに議論すらされなかったんです

2009-05-20 16:35:14 | Weblog
どっちかと云ったら「米国」の顔色伺い。

違うと云うなら説明してみろ。

こんなに急いで導入するわけを。

思い交錯

引用します
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                冤罪被害者、元被告、遺族…裁判員制度へ思い交錯

2009年5月20日(水)15:44

 21日に始まる裁判員制度は、刑事事件の加害者、被害者の双方に大きな影響を与える。従来の裁判を経験してきた元被告や遺族らは、市民が「裁く立場」に加わることをどう受け止めているのか--。

 ◆冤罪被害者◆

 「逮捕されたから犯人だと先入観を持たず、法廷での被告の言葉に耳を傾けてほしい」。富山県氷見市で2002年に起きた婦女暴行・同未遂の 冤罪 ( えんざい ) 事件被害者、柳原浩さん(41)はそう訴える。

 柳原さんは、取調官に自白を強要され、懲役3年の実刑判決を受けて服役した。「取り調べが全面的に録音・録画されていない現状では、被告が勇気をふるって公判で自白を覆しても、裁判員はそれを信じていいのか判断できない」と、今のまま裁判員制度が始まることに不安も隠さない。「被告が刑を受けた後に無実と分かったら、裁判員は一生苦しむ。裁判官と弁護士も捜査の疑問点をしっかり指摘しないといけない」と強調する。

 ◆元受刑者◆

 約10年前、埼玉県内で強盗致死事件を起こして懲役9年の実刑判決を受けた50歳代の男性は、判決後に裁判長が付け加えた「9年なら十分にやり直せる期間だと思います」という一言が忘れられない。

 金銭を巡るトラブルで被害者と争い、死なせてしまった。被害者への申し訳なさと、自分の妻子を悲しませたつらさ。裁判長の言葉を支えに、長い服役に耐えたという。「公判で言い分をよく聞いてもらえたことも、『出所までがんばろう』という気持ちにつながった。裁判員が入るからといって、審理は簡略化するべきではない」と話す。

 ◆遺族◆

 1999年に東名高速で飲酒運転のトラックに追突され、3歳と1歳の娘2人を失った井上保孝さん(59)、郁美さん(40)夫妻(千葉市)は、「一般の人は、飲酒運転は許せないという素朴な感覚が強いはず」と、裁判員の量刑に期待する。

 事故当時、業務上過失致死傷と道交法違反(酒酔い運転)の両罪を合わせた法定刑の上限は懲役7年で、運転手の刑は懲役4年にとどまった。「裁判官の量刑は、チェックリストのように様々な事情を機械的に当てはめているように思えた」と、保孝さんは振り返る。夫妻の署名活動が実り、懲役20年まで科すことができる危険運転致死罪が創設された。同罪は交通犯罪の中で唯一、裁判員制度の対象事件。郁美さんは「裁判官の判断に裁判員が引きずられないためにも、裁判員の体験を検証できる仕組みが必要では」と提言した。

 裁判員は重大な少年事件も担当する。「少年犯罪被害当事者の会」代表の 武 ( たけ ) るり子さん(54)(大阪市)は、「一般市民は、目の前の被告が少年だというだけで同情し、必要以上に刑を軽くするのでは」と懸念を示したうえで、「裁判員は、どんな犯罪だったかだけを見て、冷静な判決を出してほしい」と要望した。
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引用以上 YOMIURI ONLINE

本来は「司法が国家権力として被疑者たる市民に誤って多大な量刑を科す事が無いように監視する制度」であるはずですが。

全く議論が不足しておりますので、施行前夜となりましても。

>必要以上に刑を軽くするのでは」と懸念を

ふう。

どう考えたってやっちゃいけませんよこれは。

この期に及んでこんな事が、マスコミに堂々と書かれておりますんでねえ。

「被害者救済」の為の制度ではないと。

もういい加減わかれよ!。

一般市民はこんな風に「全く理解していない」状態で、恐ろしいほど「強行」されるわけですが。

国家が個人に対して科す最大の権力行使たる「刑罰」を、こんなにいいかげんに「一寸だけ市民参加」にする事によって、「免罪符」的に、「裁判員(市民)」も認めたんだから、などと云いだされるのが一番痛いですがね。

人間が裁判を行う以上「冤罪」はゼロにはできません←断言!しておきます。

西欧ではそれをできるだけ少なくしたいと、陪審制度や参審制度が導入されたのでした。

日本のマスコミ報道を見ますと、まるで「もっと刑罰を厳しくしろ」と云わんばかりの様に見えてしまいます。

いけませんね。

もう、明日には始まってしまうんですか。

参加される方にはくれぐれも冷静にご判断いただけますよう御願い致します。

基本は「疑わしきは被告人の利益に」・「推定無罪の原則」。

最低この二つは絶対にはずさないで頂きたい。

裁判は犯人探しをする場ではないんですよお。

以上。