皆さんこんにちは、サンバタウン店主・ゼジです。
さて、毎度突然の話ばかりで大変恐縮ですが、ブラジル音楽工房サンバタウンはこのたび、2014年6月30日をもちまして店舗販売・通信販売におけるほぼ全ての営業を終了させていただきます。2003年10月のオープンより足かけ11年にわたり、弊店をご愛顧下さり、また応援下さいました皆様には心より厚く厚く感謝申し上げます。
前回のご案内を既にご覧になった皆様の中には「あれ?終わったのは『レストランバー営業』であって、サンバタウンは6月からも続くんじゃなかったの?あれ?あれ?あれれ?」とお思いの方もいらっしゃるかと存じます。かく言うワタシも「さあて、5月後半のまぼろしのような駆け込み需要を凌ぎきったら、6月からどう仕切り直していこうか。元のショップ形態に戻すべきか、それともこの一年で培った飲食サービスのノウハウを活かしてもう少し工夫してみようかなあ。今度こそ失敗しないよう慎重にプランを立てねば・・・」などとこれからの店のコンセプトをじっくり練っていこうとしていた矢先、詳細は割愛しますが、今年のGWを境にまあ色々なことが重なりに重なりすぎまして、とても悠長に円頓寺に常駐しながら店舗を営むことが出来なくなってしまったわけであります。
振り返ってみれば「ブラジル音楽、ひいてはブラジルという国の素晴らしさを伝えながら日本とブラジルをつないでゆく」というミッション(いや、勝手に自分で自分に課しただけなンですけど・・・)のもと、これまであれやこれやと思いつき半分・思い込み半分で突っ走って参りましたが、武運拙くと申しますか、はたまた商才乏しくと申し上げるべきか、レーダーにも引っ掛からない超低空飛行のような業績の連続であったことに加え、上述のとおり様々な環境・状況の激変に持ち堪えることは困難(ていうかムリ)と判断し、やむなくここで一旦ひと区切りを付けさせていただく次第です。
それでも隙間産業と呼ぶに等しいブラジル関連商品の輸入販売という事業カテゴリーの中で、サンバタウンがショップとしての社会的役割(と言うと大げさですが、要はパンデイロやら楽譜やらカヴァコ/バンドリンの弦をタイムリーにご提供できるとか、まあそういったやつです)というものをそれなりに担っていたことは自信を持って申し上げられます。そんな中、今回その役割を自ら降りることとなり、これまで長らくご愛顧いただいてきたお客様にご不便ご迷惑をおかけするであろうことを思うとただただ不甲斐なく、誠に申し訳ない限りであります。とりわけ、わずか一年という短命にこそ終わったものの、バイーア出身の偉大な料理人、エルクラーノ・ロットンダーノ(以下ラーノ)と共同プロジェクトとして立ち上げた「Brasilian Music Bar SAMBATOWN」での、ラーノの腕を惜しむ声は今も後を絶たず、お客様のご期待に応えられなかったこと、シェフの才能を存分に発揮させてあげられなかったことについてはひたすら残念の極みです。
ただ、こればかりはもう致し方ありません。
店が潰れるというのは、そういうことなのです。
何卒ご容赦下さいませ。
尚、お取引先さま・関係者さま各位には別途書簡またはメールにてご案内予定です。
以上、簡単ではございますが、まずはご報告まで。
それではいつかまたどこかでお会いしましょう。
Até a próxima vez, obrigadíssimo!!
店主敬白
【補足:6月以降のサンバタウンならびに店主動向について】
・円頓寺本店につきましては6/1より店舗営業は休止させていただいております(通販営業のみ)。
・通販サイト(スマイル通販ショッピングモール)につきましては6/30(月)0:00をもちまして全てのご注文を締め切りとさせていただきます。
特に輸入楽譜・弦などにつきましては国内での入手が極めて難しいため、この機会に是非奮ってご利用下さいませ。
・よろずレッスン(ポルトガル語/打楽器講座等)ご受講の皆さまには既にお伝えしております通り、6/20(金)時点での残回数分の受講料を返金させていただきます。
・6/1より基本的にお電話はつながらないことが多くなるため、ご用の方は恐れ入りますがメール info@sambatown.jp にてご連絡いただけますと幸いです。
・ごく一部の商品につき、限定的に、かつ在庫処分市的に弊店オフィシャルサイト(現在メンテナンス中)に細々と掲載させていただく予定ですので、ご入り用の方は別途お問い合わせ下さいませ。
・サンバタウンに関するオフィシャルサイト、Facabookページ、Twitterアカウント、そしてこの「ぜじろぐ」につきましては、当面このまま継続運営致しますが、不要と判断した時点で順次抹消して参ります。
・その他、新たな進展・要報告事項がございましたらこちら(ぜじろぐ)にてご案内させていただきます。
まさかまさか、日本代表のサブ・サポメンに選ばれていたとか、カズと一緒に特使で訪伯とか??? 気になる。
ゼジさんが活躍するには、名古屋は未分化で閉鎖的で保守的に過ぎたのかしら、などと思う今日このごろ。
また会いましょう、絶対にね。約束だよ。
A gente se encontra cantando na praça, fazendo pirraça
Pra sobreviver, pra sobreviver, pra sobreviver
状況はわからないものの、店じまいは「刀折れ矢尽き」となる前の経営者としての判断なのだろうと思います。これは次へのステップのための一時的な撤退なのだととらえ、再びなんらかの形で登場してくれることを楽しみに待っています。
ご家族を大事になさってください。Cuide-se bem.