ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

二十世紀の怪物 帝国主義 幸徳秋水 著を読んだ

2024-05-09 23:30:00 | Weblog
 図書館で何を読もうか、と物色していると、幸徳秋水の名前に出会った。自分の知識は中学時代の日本史で習った大逆罪で死刑になった人だというぐらいで共産主義者だったのでは、とも思っていた。しかし中江兆民の教えを受けた社会主義者だった。土佐の人だと初めて知った。
 愛国心から帝国主義への変遷して行く過程をギリシャ時代から日本のアジア進出に至るまでの時代を追いつつ書かれていた。現在のプーチンのロシアのウクライナ侵攻見ていると、愛国心を絡めた領土拡張と独裁的なリーダーが展開している戦争で二十一世紀の帝国主義だ!
 幸徳秋水は無法な裁判で死刑判決を受けてあっという間に死刑を執行された。
獄中で書いた死についてのところでは、無になる死は少しも恐ろしくはないと言っていた。
 戦争のない平和な世界を願っていたのが当時の日本の方針に合わなかった。
日本のアジア進出の理想が変節して帝国主義に向かってしまった事で幸徳秋水は大逆罪の罪を着せられ死刑に至った。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿