中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

「紬の会’24春―崩し縞を着よう!展示&受注会」お知らせ4

2024年04月04日 | 紬の会
「紬の会」のお知らせの4.です。

工房展示
4/6(土)~13(土)10時~16時
[8日(月)と10日(水)を除く]
※ご予約、お問合せは 
HPのお知らせをご覧下さい。

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ポプリホールでの「紬の会’24春―崩し縞を着よう!」展示&受注会にご来場いただきありがとうございました。
シンプルな無地感覚の崩し縞系をご覧頂きましたが、光によって経糸、緯糸の複雑な色の見え方や、風合いの柔らかさにみなさん気付かれ、驚かれた様子でした。

ポプリホールの年配の守衛さんが部屋の外から、2回も長いこと佇んで中を見てらして、はじめは見回りか何か?それとも用事かしら…と思って2回目の時に近づいて行ったら、「綺麗ですねえ・・、いいですね・・、落ち着きますね・・」と仰られ、中にお招きしてご覧頂きました。

着尺と帯を撞木に7~8反掛けただけの、華やかな強い作品などはない展示なのに、遠くから見ても、何の予備知識など無くても、ものの力を感じて頂けたのかと思うと驚きと共に、とても嬉しく思いました。
以前(2021年12月28日 )にもブログに書きましたが、精神のアーシングでしょうか。
大地の力、植物の力、自然物の力だと確信します。(*^^)v

さて、今週末4/6(土)からは、工房内に展示します。
工房は東南からの光が入ります。
お肌の色と合せながらのセミオーダーも可能です。
また、取り合わせたい着物や帯などありましたらその旨もお書き添えください。

洗い張りするごとに風合いを増す堅牢性と柔らかさを兼ね備えた紬を是非ご覧ください。

上の画像は会場でも崩し縞の見本資料の一つとして、自ら着ておりました。
「桜染め(&一部ワイン染)(^^ゞ此の手縞単衣」に、緑味のグレー格子帯「緑蔭」です。ピンクとグレーもよく合います。

帯留めはガラス素材の端っこを小川郁子さんのアトリエで見つけて小川さんに加工してもらいました。
「湖畔」と名付けました。湖畔を彩る桜の風情でしょうか…。

この着物は洗い張りもして真綿の毛羽が取れ、とても着やすいのです。
織と織りの取り合わせですが、襦袢はセピア色の桜模様を忍ばせてみました。


工房の遅咲きの桜も花曇りの中、灰色に咲き始めました。
今年がここでの最後のお花見になるかもしれません。

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<櫻工房(町田市)>
4/6(土)~13(土)10時~16時
[8日(月)と10日(水)を除く]

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