中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりが「紬きもの塾」を開講しました。このブログはその記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

工房展「紬の会'17-着る愉しみ」終了しました!

2017年06月02日 | 紬の会
 柿染め白地段着尺「真珠の彩り」

「紬の会'17-着る愉しみ」展、5月の連休に始まり、昨日工房展示も無事終了致しました。

ご来場くださいましたみなさま、ありがとうございました。
作品集「樹の滴」を読まれた遠方の方も実作を見てみたいとお越しいただきました。

みなさんから自然な色や風合いの布に「本当に綺麗でいつまでも見ていたい」という声も聞かれました。

暑い日が多かったのですが、私の紬でわざわざお出かけくださいました方々にも心より御礼申し上げます。
手元を離れた作品が使う方の着こなしの中で生き生きとした美しい表情を見せてくれていて、本当に嬉しく思いました。

工房では作品をご覧頂くだけではなく、紬を着る上での帯や小物の取合せ、着物のマイサイズの再確認、洗える襦袢の検討のご相談、名古屋、半幅帯結びのミニ塾なども行いました。

暑くなってきましたので、ヘンプの肌着も好評でした(Mサイズステテコ残り僅か)。
ヘンプ・リネンタオルの汗取り(補正にも)の縫い方説明もいたしました。

また、たくさん着物を持てない方などには特に有効な、単衣紬を長く着ていく場合の話などもしましたが、櫻工房ならではの紬の会となりました。
個別にミニ紬塾として着るための様々な相談事も随時受け付けておりますのでお問い合わせ下さい。

上の写真は今回出品しておりました「真珠の彩り」と題した着尺の部分ですが、注目してくださる方も多く、光線による色の違い、深さに私自身も改めて驚きました。
写真では捉えられない何とも言えない色合いです(グレーのように見えるかもしれませんが、白系です)。
夕方も蛍光灯は点けずに自然光の仄暗さの中でご覧いただきました。
 
白い着物は難しそう、、と思われがちです。
しかし、どなたにも顔映りがよく、張り詰めた白ではない包容力のある豊かな色で、ちょうど今月、6月の誕生石は真珠ですが、真珠の装身具はどなたをも品よく引き立てるように、この着尺も相通じるものがあるように思いました。自然のなせる技です。

これからしばらくは緑を濃くしていく庭木を少しずつ染めながら在庫の糸をもっと増やしていこうと思います。
植物から引き出せる色の幅を広げていきます。
白の中にも無数の白があるように植物と紬糸(絹)が醸し出す生きた色の世界を極め、それを生かした織物を織れたらと思います。

今後も堅牢で美しい現代感覚の紬織りをめざして日々精進してまいります。

今後とも宜しくお願い申し上げます。





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櫻工房展「紬の会'17―着る愉しみ」お知らせ その3

2017年05月24日 | 紬の会
 
                桜染め縞単衣着物「野薔薇」+灰緑段帯「緑蔭」

先日の大塚文庫展で着ておりました、桜染め縞単衣着物「野薔薇」は織で使う経糸で洒落紋を入れていただいたものです。
野趣のあるバラにしてくださいと10色ほどの糸をボール紙に巻きつけ職人さんにお渡ししましたが、快くお引き受けいただき、紬として違和感ない感じで上がってきました。

着物の地糸は桜のアルミ媒染による赤みを含んだ黄茶で、細い縞は灰汁媒染による赤茶で織り出したごくシンプルなものです。
タテ・ヨコ節の少ない玉糸だけで織った試織用の着尺を自分用にしました。
バラは春、秋、二度咲きますのでサラッとした春、秋単衣にしています。
真綿系が普段は中心ですが、こういうのもまたやってみようかと着てみて思いました。

 
工房の桜の若葉もいつの間にか鬱蒼として木蔭を作ってくれています。

「緑蔭」と題した帯は、細めの真綿紬糸と太い節糸を使い、平織りと七子織の段です。
着尺を織った後に帯を織れるよう長く整経したものです。
この帯はグレーとベージュの組み合わせで何気なくて気張らずに様々な紬に馴染んでくれてこころ強いです。
帯芯が薄めの仕立てで始めは締めにくかったのですが、手が慣れたのかそれなりに締めやすくなってきました。
ちなみに本体の着物は単衣に仕立て、お客さまの元へ。この時期お召いただいてますでしょうか?
ホムページの着姿ページを少し更新しておりますのでこちらもご覧ください。

紬も様々な糸使い、撚糸、練り加減で四季を通して創ることも出来ます。
ただ、経てに生糸(絹糸)だけの紬(?)を織ることはしませんが。。。

礼装や、いわゆる染めの生地と違い、洒落着の紬に関しては一枚の単衣着物を帯を替え、小物を替え、襦袢を替え、羽織を替え、長く着て愉しむのもよいことです。
ただ、紬は染生地以上に糸質、太さ、織密度も様々です。
生地によって色によっては、袷向き、春秋単衣向き、3シーズン着られる単衣向きなどそれもいろいろです。

この気候変動の中、未だに単衣はいつから?などの決まりごと??にこだわっているのは、生地質を見ていないのではないのでしょうか?
洋服でも地厚の麻のシャツは重ね着などして長いシーズン着ることが出来ますし、麻と言っても様々です。
洋服の感覚も参考になります。五感と季節感と大事ですよね。(^_^;)

今週末からの工房展「着る愉しみ」ではこんなことも含め、いろいろお話ができればと思います。
ご予約はこちらから。

※28日(日曜)の4時頃から軽くビールやお茶など飲みながら「紬談義」(会費1,000円)をしませんか? (展示スペースはこの時間もご覧いただけます)
こちらも予約フォームから「紬談義」明記の上、お申し込み下さい。


桜の木の根元にある楚々としたヤマアジサイも花を咲かせてきました。
梅雨入り前のひと時、ご来房お待ちしております。(*^^*)





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櫻工房展「紬の会'17-着る愉しみ」お知らせ その1

2017年05月16日 | 紬の会


櫻工房展「紬の会'17-着る愉しみ」は今月27日(土)~6月1日(木)までです。

こちらでは作品をご覧頂くだけではなく、上質の紬を着ることに関してのご相談ごとも受け付けます。
一人ひとり、着物に関しての状況、思いもいろいろだと思います。その方のニーズにあった「着る愉しみ」をご一緒に考えていければと思っています。
そのことについて少し例を挙げご説明します。

先日紬塾の方から、人から頂いた小紋の着物を「自分で着物として着ることはないけれど、どうしたらよいか・・」という相談を受けました。
その方が持ってらっしゃる草木染めの単衣紬に、柄いきとしては合いそうな感じでしたので、ごく薄い色をひと重ねしてクリアすぎる生っぽい色を落ち着かせ、単衣羽織に仕立てることを提案しました。
ただ、着物から羽織へ仕立て替える場合は襟に剥ぎができます(上の写真)。


ごく淡い赤味の白茶(柿の枝で染めたような)を掛けてもらっただけですが、真っ白だったところも浮かなくなり、濃いピンクも落ち着き、悉皆の方はこんな少しの違いでいいのか心配されていましたが、ちょうど良い結果が出ました。掛けると掛けないでこれは大きな違いです。ご本人も初めての単衣羽織にとても満足されているようでした。肩すべりは着物に付いていた八掛を使いました。八掛としてそのまま使うことはなさそうということでしたのであえてそうしました。
解き、洗い張り、染めで20,000円ぐらいでした。後は仕立て代がかかります。

眠っている着物も生地の傷み(絹は湿気で傷んでいる場合があります)などがなければ、物によっては染め替えたり、そのまま別のものにしたり、最善策を検討してご自分が納得されていくことが大事だと思います。

親のものも、頂きものも、リサイクルのものもそのままではなく、ひと手間掛けていくことが大事なことだと思います。不思議に布に命が蘇り、自分のものとして、生まれ変わってくるように思います。命ある自然素材を纏うのですから。

作り手として、上質な素材であるか、生地質や染に関してもアドバイスもできますので、悉皆屋さんへ持って行く前の相談としてご利用下さい。

また、取合せのご相談も承ります。親の代の着物や、産地の着物に現代感覚の帯を合わせることですっきりした新しい風が抜けることもあります。こちらのページに少し紹介しています。

先日、40歳の記念ということで、お手持ちの産地の単衣着物に私の帯を合わせてくださる方がありました。人生の節目に選んでいただき、とても光栄に思います。子供さんも3歳になられ、なかなか袖を通せなかった着物もこれから着ていけそうだと明るい表情でおっしゃられていました。(^ヮ^)

着物初心者の方は着方についてでも構いません。
半幅の結び方だけ教えて欲しい、名古屋帯の結び方をもう一度おさらいしたいなどのポイントレッスンも対応します。

そして着物の寸法の見直しもご相談下さい。採寸方法なども着易い着物をとことん着ることを目指している和裁士さんの指導も受けております。

初めて仕立てる方は、どうしても大きめ、長めになっているのが一般的な仕立てですが、余分な布の皺の始末をしなければならず、着付けに時間もかかったりして着ることを挫折してしまうケースもあります。
初心者こそ仕立ても無駄のない寸法、着付けもシンプルな方法でなければならないと思います。
紬のような滑らない生地質のものは、誰でも自然で楽に着ることができます。

ヘンプ肌着(肌襦袢、ローライズステテコ)、ヘンプ汗取り(蚊帳生地タオルでバイアスに縫う)、洗える長襦袢(絹、麻)のご相談なども承ります。
ヘンプステテコMは残りわずかとなっております

これから着物を始めようか・・何から揃えていけばいいのか・・など何でもご相談下さい。
もちろん新しいものも買っていかなければならないのですが、、、すべてを新品ばかりで揃えるともいかない場合もあります。質は落とさず、賢く、センスよく、無駄なくその方に合った着る愉しみを一緒に考えることができればと思います。
着物の奥が深いところは着るだけが愉しみなのではなく、取合せ、仕立て替え、とことん使う愉しみもあります。何歳からでも始められます。人生も豊かになることは間違いありませんので、着やすい紬から始めましょう!!

会期中は30分~1時間(2,000~3,000円)でポイントレッスン、相談事のみにも対応いたします。
会期中以外でも相談は受け付けております。
ミニ紬塾@工房版も参考までご覧下さい。


予約専用フォームを作りましたので、そちらからご都合の良い日時をお知らせ下さい。
ご相談ごとのある方は内容を備考欄にお書き添え下さい(メールでも構いません)。
駐車スペース1台分ありますが、お車の方はその旨もお知らせください。
ご予約時に折り返し、鶴川発のバスの時間や道順をお知らせいたします。
タクシーですと1,000円ほどです。
不明な点などもお気軽にお問い合わせください。



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「紬の会'17-着る愉しみ」展 (大塚文庫)終了しました

2017年05月09日 | 紬の会

                   会場入口に展示していた公募展へ出品していた頃の作品で着物の袖部分

昨日、自由ヶ丘の大塚文庫に於いての「紬の会'17-着る愉しみ」展が無事終了しました。
ご来場下さいましたみなさまありがとうございました。
サブコーナーへご出品頂きました林まさみつさん、小川郁子さんにも心から御礼を申し上げます。

今回もドラマチックな場面などがありました。また初めてご覧いただく方もあり、有意義な時間を共にさせていただきました。

会場の様子などのスナップを幾つかあげておきます。

また5月27日~6月1日まではいつものように「紬の会」の櫻工房版展示と着物に関するさまざまな相談事など承りますのでこちらへもご来場下さい。詳細は後日お知らせします。



林さんの竹バッグと大塚文庫玄関ポーチにて。着物生地を傷つけけたりしない丁寧な作りで美しさと安心感があります。


小川郁子さんの新作帯留をさせていただいて・・


カッコイイ!!です。このカットは難しかったとのことでした。


ミニ紬塾は1時間半以上の濃厚な内容となりました。 
障子越しの光に慣れてくると暗さをかんじません。落ち着いて集中して話をすることが出来ました。
戦国時代に茶の湯が尊ばれ、小さな空間で亭主と客が向き合い、多くを語らずも気持ちのやり取りをしていたことが忍ばれます。
一座建立でした。

取り合わせの話では茶室の取り合わせも参考にさせてもらいながら着物の日本的な取り合わせワークショップをしました。
みなさん真剣に考えてくださいましたが、同じものはなく、とても良かったです。


予定外で最後に笹山さんがさらに現代美術における用と美の考え方や、ジャコメッティの初期の作品を例にとって説明してくださいました。重い作品集をジャコメッティの彫刻のように細い体で持ってきてくれて、この方は本当に工芸の本質を一般の方に伝えたいのだと改めて思いました。
このプラスαのこの時間もとても良かったです。


ミニ塾へ参加くださった方が私の紬を着てきてくださいました。帯揚げ、帯締(糸染)も私の作です。更にはずっと以前に買っていただいた出袱紗と小袱紗までわざわざお持ちくださり、写真を撮らせてもらいました。若かりし頃の力を感じました。


初めてご覧頂いた30代の方が「ほんとうに綺麗」と自然な色や風合いに感激されていましたので、肩にかけて更に身につけた時の目線でもご覧いただきました。


お茶のお稽古の帰りに素敵なお召し物で夕方ご来場くださった方には外光で布の見え方を確認していただきました。
光によって随分見え方が違いますので驚いておられました。


座り込んで布と近づいた目線でご覧いただきました。


笹山さんがオニタビラコを活けてくれました。花器は瀬沼健太郎作、卓布は中野作です。


日を替えて青もみじと。


花/笹山央 花器/松原成樹 卓布/中野みどり


一日だけ袷の紬を着ました。暑かったので襦袢は半襦袢にしました。
帯は御所解文様八ツ橋。杜若とともに桃、松、笹などが配されています。
しかし紬の袷は5月はもう着れませんね。。。


引き続いての櫻工房展も楽しみにお出かけ下さい。詳細は後日。


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夏紬と吉野格子帯――「中野みどり 紬の会’17 」お知らせ その2

2017年04月29日 | 紬の会


前記事の「紬の会'17」のお知らせで挙げました写真の杏染夏紬「風薫る」と吉野格子帯「草若葉」について少し説明いたします。

夏紬は半精錬の玉糸で織ったもので、サラッとしていて、ハリ感があります。ただ、全くの未精錬と違って堅すぎることはありません。
タテ・ヨコ密度のバランスをとっていますので、ドレープもきれいにでます。
古くから絹のセリシンを残した堅い糸も人は上手に活かしてきました。ただ、シワにはなりやすいので、砧打でハリ感の微調整をして身体に馴染やすくはしてあります。

薄い緑の縞の部分は生け垣などによく植えられている五加木(ウコギ)の枝葉を染めたものです。緑系は堅牢度が低いので何度も染め重ね最終的に落ち着いた色です。
縞の中に更に細かいランダムな縞を配しています。繋ぎ糸などもこっそり入れてあります。無作為な感じの作為、大好きです。^_^
やや透け感もありますので6月下旬から9月初旬までの着用期間となります。
上質の夏帯と合わせていただくとかなりよそ行きな感じになります。
落ち着いた上品な大人ピンクです。


小川郁子さんの切子帯留と合わせた吉野格子帯「草若葉Ⅰ」は写真で色を再現するのが難しく、色はうまく出ていませんが地色は緑味のベージュです。見た目に重みはありますが、紬地ですので江戸小紋やお召、無地感覚の紬などと合わせて頂けます。


盛夏を除いてお使いいただけます。もう少し華やぎのあるものも織っています。
種々の草木で染めた微妙な色をぜひご覧ください。

小川さんの帯留も現在製作中で搬入ギリギリになると思いますが、私の紬に強すぎず弱すぎず互いの存在が響き合います。
現代の工芸として、小川郁子×中野みどりの取り合わせをぜひご覧いただきたいと思います。





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「中野みどり 紬の会’17 – 着る愉しみ 」お知らせ その1

2017年04月18日 | 紬の会

                             杏染夏紬着尺「風薫る」、竹バッグ(林まさみつ)

「紬の会'17」のお知らせです。
連休中に自由ヶ丘の大塚文庫で下記の通り行います。
5月下旬には櫻工房内でも行います。

この紬の会の後、染の仕事などに専念します関係でかたち21企画の展示会は暫く未定となっておりますのでこの機会にぜひご覧ください。

この「紬の会'17」では夏ものから、単衣、袷の新作を中心にご覧いただきます。
また取り合わせの愉しみとして、現代感覚にあふれた江戸切子の世界を拓いている小川郁子さんには帯留を、別府の竹細工の林まさみつさんには堅実な職人技をみせる竹バッグを私の紬に合う感じでお作りいただき出品してもらいます。

ミニ紬塾も開催いたします。「用と美と紬」をテーマとします。
自然素材が持つ美しさを、人が使う文化を踏まえ生かして布にしていくための秘訣などを話します。
非公開の織りの映像もご覧いただきます。
紬塾に今まで参加されたことのある方もお申し込みいただけます。

連休中のお忙しい中ではありますが、ぜひご覧いただきますようご案内させていただきます。
 
また5月下旬の「紬の会'17」櫻工房版では着物を着る上での様々なご相談事も承りますので、初めての方もこの機会にぜひお出かけ下さい。また近くなりましたら詳細をお知らせします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
於・大塚文庫 
2017年5月5日(金) – 5月8日(月) 10:30 – 17:30 (最終日16:00まで)

【出品品目】
着尺 帯 夏着尺・帯 ショール 帯揚 帯締 ヘンプ肌着 紬×麻のれん 袱紗 他
竹バッグ(林まさみつ) 江戸切子帯留(小川郁子)

【ミニ紬塾】
「用と美と紬」
堅牢でありながら身体に馴染み、繊細で自然な紬はどのようにして作られるのか。
織りの映像も交え、糸や植物の色についても解説します。
また、着こなしをより愉しむための日本的取り合わせについてもお話します。

日時:5月7日(日) 11:00 – 12:30 (10:30受付開始)
場所:大塚文庫茶室
参加費:3,000円
定員:5名 ※要予約(下記リンク先からご予約下さい)


於・櫻工房 
5月27日(土) – 6月1日(木)
※ご予約の上、ご来房下さい。

[予約・お問合せ・アクセス]
かたち21→こちら
※メールにお名前、お電話番号を必ず明記してください
※katachi@mbr.nifty.comからのメールを受信できるように設定の上、送信して下さい






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「紬の会’16―冬の装い」終了いたしました

2016年12月15日 | 紬の会
「紬の会’16―冬の装い」櫻工房展示も終了いたしました。
ご来場、またお力添えをいただきましたみなさまありがとうございました。


工房内では午前中の冬の日差しが座敷の一番奥まで差し込んでいました。
そんな中で草木の色や節のある立体的な紬の風合いを視線や光線をさまざまな角度に変え、生き生きとしたものの命をご覧いただきました。

お手持ちの着物に帯や小物を取り合わせてご覧頂いたりもしました。
自然とものと自分とのせめぎあい・・・時間をかけ逡巡し、自分と真摯に向き合い出会いを確かなものにする。。。

創り手は本当にいいものとは何かを一生をかけ追求し、自然物がそこにあるように、そしてそれをも超えて自然体な創作物を提示する。ただそれだけに命をかける。

これからの制作に向け、ご来場のお客様から静かに、そして多くの力をいただきました。

また次の機会もご期待に添えるよう精進してまいります。ありがとうございました。

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「紬の会’16―冬の装い」工房展・・・着方ミニ塾

2016年12月12日 | 紬の会


「紬の会’16―冬の装い」工房展示に昨日ご来場くださった方の着姿をHPにUpしました。

着物初心者のかたでしたので、着方のミニ塾もいたしました。
画像はアドバイス後にご自分で着直した着姿です。
FBページでも紹介しています。アカウントなしでもご覧いただけます。ログイン画面が出てきますが、「後で」をクリックすると記事はご覧いただけます。

15日(木) まで櫻工房内(町田市・鶴川)で展示をしております。詳細はブログ前記事をご覧ください。

早めの時間帯は障子越しの光も差して草木染の色もきれいです。初めての方もお気軽にご来場下さい。お待ちしております。(*^^*)
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「紬の会’16―冬の装い」櫻工房展

2016年12月06日 | 紬の会
「紬の会’16―冬の装い」神楽坂での展示は終了致しました。
ご来場くださいましたみなさまありがとうございました。

今回の「紬の会」もまたドラマがいくつかありました。
初めて来てくださる方も多く、みなさん植物の色や布の不思議さ奥行き自然な美しさに魅了されているご様子でした。
2回来場する方はよくあるのですが、今回は3回の方が二人いらっしゃいました。
時間帯の違いによって色の見え方も違ってきますので、何度来ていただいても構いません。(^-^) 

古くからのお客様が初期の作品(独立して間もない35年ぐらい前の)を着てご来場下さいました。帯、帯揚げの染も私の手によるものです。
ご高齢ですが、とても可愛らしい雰囲気の方で今もよくお似合いです!!
「この着物を着ていると幸せな気持ちになる」とおっしゃられていました。嬉しい限りです!
やはり作品は若い感じですが、糸質もよく、素朴で力強くおおらかな紬らしい作品だと懐かしく思いました。初心を忘れずに‥です。
近日中にHPの着姿ページに詳細アップします。

さて、引き続き今週末 9日(金)~15日(木)まで櫻工房内でも展示を行います。内容は神楽坂と同様に冬の装いですが、少し手の込んだ公募展入選作品なども展示いたします。また工房コレクションの染帯、更紗、織帯も取り合わせてご覧頂きたいと思います。仕立て上がりの帯もあります。
そして糸や見本布をご覧いただき、着尺のセミオーダー(納期1年~)のご相談も承ります。

他に、草木染め帯揚げや草木染紬に合う色相の帯締めなども用意してありますので、お手持ちの着物や帯をお持ちになられて合わせて下さい。 
また、紬を着ることに関してのご相談ごとも受け付けます。一般論でもなくその方のニーズにあった答えをご一緒に見いだせたらと思っています。
きもの初心者の方の着方についてでも構いません。
ミニ紬塾@工房版も参考までご覧下さい。

この会期中限定でお仕立て代無料(裏地代別途)です。
工房割(5%引き)も併用できますのでぜひご利用下さい。※一部除外品もあり

10日(土)のみ9時半から12時までの受付となります。
それ以外は10時から16時まででご都合の良い時間帯をお知らせ下さい。
草木染めの紬は午前中の光が特に美しくご覧いただけます。
上の画像は11時ごろの工房内から庭を眺めた冬の日差しです。お早めにお出かけ下さい。
駐車スペース1台分ありますが、お車の方はその旨もお知らせください。
ご予約時に鶴川発のバスの時間や道順をお知らせいたします。タクシーですと1,000円ほどです。

ご予約と詳細はこちらから。不明な点などもお気軽にお問い合わせください。

ではお待ちしております。(*^^*)


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「中野みどり 紬の会’16 冬の装い」お知らせ

2016年11月08日 | 紬の会

                  絣着物「雪が解ける」・帯「冬の訪れ」・紬綾織ショール・梨染帯揚

紬の会を下記の通り行います。
冬の装いに是非お役立ていただきたいと思います。
ギリギリまで制作を続けますが、また近くなりましたら詳細をお知らせします。

神楽坂のアートスペースKでの開催に続き、櫻工房でも行います。
工房では紬を着ることに関してのご相談事やご注文にも対応いたします。
若干出品内容も変わります。

[中野みどり 紬の会’16 冬の装い]
11.30 [Wed] - 12.4 [Sun] 10:30 - 17:00 ※最終日16:00まで
アートスペースK 和室
新宿区神楽坂2-11 2F

着尺 帯 角帯 ショール マフラー
帯揚 帯締 ヘンプ肌着 他

*会期中お仕立代無料で承ります

*櫻工房でも開催します
12.9[Fri] - 15[Thu] 10:00 - 16:00

詳細はこちらをご覧ください。


新春の清らかな空気に合わせて綺麗めなお色の帯揚、帯締も用意しております。





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「紬の会’16ー紬から始めよう」(可喜庵)ご来場ありがとうございました!

2016年06月07日 | 紬の会




「紬の会」(工房展)は6月25日(土)~30日(木)です。
ご予約の上、ご来房ください。


可喜庵での「紬の会」無事終了しました。
ご来場くださいました皆さま、サブコーナーへご出品くださいました林まさみつさん、小川郁子さん、瀬沼健太郎さん、桶谷寧さんありがとうございました。

今回特に印象に残ったいくつかのことがあったのですが、一つだけお話したいと思います。

会場に活けられた小さな花が、人の心に何かを語りかけたと思われることがありました。

瀬沼健太郎さんのガラス器にかたちの会代表・笹山さんがどくだみの花を生けようとしていたところ、展示をご覧になられ帰りかけたお客様の目に触れ、もう一度戻って、私の織った卓布とともにガラス器もお買い上げいただきました。私は他のお客様と話をしておりその場は見てはいなかったのですが、その方は初めてお会いする方で、作品はゆっくりご覧になられていましたが「着物は着ません」とおっしゃられていました。
お母様の選んでくださった着物はあるけれど、故郷に置いてあるそうで着るつもりもなさそうなお話でした。ご自分の好みにも合わないようでした。

でも布とガラスの器とどくだみの花、そしてそれを取り合わせて出来上がった空間に心を動かされたのだと思います。
それは好きな布を見出し、他の素材と組み合わせ、季節を添えて創る世界、着物の取合せの愉しみとなんら変わりのないものだと思うのです。

そしてなんとミニ紬塾にも当日お申込みくださり、ちょうどキャンセルされた方の代わりにご参加いただきました。
帰りには「夏に故郷へ帰り、タンスの中の着物をもう一度確認してきます」とのことでした。
ぜひものの美しさ、自然の美しさを大事にして紬の着物も着て頂ければ嬉しいです。


竹バッグ/林まさみつ作


切子帯留め/小川郁子作


ミニ紬塾では長く着られる単衣紬について糸や取合せ、下着などの話をしました。
蚊帳生地タオル(ヘンプ、リネン)で作る汗取り伊達巻の作り方も説明しました。
みなさん全く着ない方から、初心者、上級者まで熱心に話を聞いてくださいました。
時間オーバーで私も一生懸命話を致しました。



櫻工房内でも下旬にセレクトしましたもので展示をいたしますので、ぜひご来場ください。






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中野みどり紬の会 ’16春夏 ー 紬から始めよう

2016年05月11日 | 紬の会


「紬の会」のお知らせです。
概要は下記の通りです。
詳細は順次ブログにアップしていきます。

<日時 >
2016年6月2日(木) ― 6月6日(月)
11時 ― 17時(初日13時~、最終日~16時)
<場所 >
可喜庵(東京都町田市能ヶ谷3-6-22)
小田急線鶴川駅北口より徒歩8分 ※駐車場はありません

<出品品目>
着尺 ・ 帯 ・ 八寸帯 ・ 夏帯 ・ 帯揚・ 袱紗 ・ 額装 ・卓布・ 紬×大麻のれん
ヘンプローライズステテコ&肌襦袢・竹バッグ(林まさみつ作) ほか

今回は夏帯、単衣向け帯、単衣向きの紬着物を中心に発表します。
昨年も好評をいただいた竹バッグ(林まさみつ作)も展示販売いたします。

また副題の「紬から始めよう」にあるように、着物に未知の方や初心者の方にもお越しいただきたいと思います。
何から始めても構わないことですが、おしゃれ着として楽しむ場合には、紬は活用のシーンが多いですし、着るのも着やすいです。手入れも楽です。

上質の手紡ぎ、手織りの紬を自分の目で確かめ、一生付き合っていけるか判断し、自分の寸法で仕立てて着始めていただきたいと思います。
まずは自分の中に中心となる軸を立てること。
シンプルに、でも深く布と、着物と出会っていただければと思います。

着物はまだ遠い・・という方も、自然の色や絹の素材に触れて頂ければと思います。
小さな卓布などもあります。お気軽にお出かけください。

4日(土)には「ミニ紬塾 『長く愉しむ単衣紬』」 も行います。
単衣の時期に着る紬もありますが、3シーズンお召いただけるようなタイプの紬もあります。
どういうものが長い期間着る単衣としてふさわしいかなど、糸のこと、色のこと、下着のことなどもお話したいと思います。
先日お知らせいたしましたヘンプの肌着も大変ご好評をいただいておりますが、ヘンプ×リネンの蚊帳生地タオル(麻福製)で作る「バイアス汗取り伊達巻」の作り方などもお話します。
これがあれば鬼に金棒!です。蚊帳タオルの販売も致します。

また5日(日)には曜変天目茶碗の再現の第一人者である桶谷寧さんを囲んで『曜変天目談義』 を行います。
目からウロコの話が聞けると思います。
私は理にかなった作られ方の焼き物も織物も相通じるところがあると思っています。
作品展示コーナーも設けております。
桶谷さんのぐい呑で試飲もしていただけます。水やお酒が美味しくなります!

※展示スペースと別の部屋で各塾は開催しますので、展示のみご覧頂くこともできます。
 時間を気にせずご来場ください。

久しぶりの可喜庵での展示ですが、茅葺き屋根が目印です。
ただ古民家ということではなく、中は意外にモダンです。
とても素敵な落ち着ける空間です。ゆっくりと時間をとってお出かけください。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥・・・
◆ ミニ紬塾 『長く愉しむ単衣紬』
6月4日( 土) 14 時 – 15 時半
参加費2,500 円 飲物付 要予約講師:中野みどり

◆ かたち塾 『曜変天目談義』
6月5日(日) 15 時 – 17 時
参加費3,500 円 飲物付 要予約
講師:笹谷央
ゲスト: 桶谷寧/ 曜変天目再現第一人者

※会期中、展示販売コーナー併設 抹茶碗・ぐい呑み(桶谷寧作)

※塾の時間も展示をご覧頂けます

<お問合せ&お申込み>
TEL : 080-6775-4892 (かたち21)
Mail:katachi☆mbr.nifty.com (☆を@に変えて送信してください)

※緊急連絡できる電話番号を添えてお申し込み下さい。


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「紬の会ー自然を着る」ご来場ありがとうございました

2015年11月19日 | 紬の会
「紬の会―自然を着る」が終了しました。
ご来場くださいましたみなさまありがとうございました。

プレヴューと工房展示と両方に来てくださった方もあります。
遠くから、また時間を縫うように都合をつけてお越しくださる方もあり大変嬉しく思いました。

オールドのジャワ更紗の帯と取り合わせて。

今回ご覧くださった方々の言葉や、またメール、手紙などで改めていただいた感想、ブログに書いてくださった方の記事など、本当にありがたく励みになりました。
その中の一部を少しご紹介します。

お一人は気に入った着物で一人いそいそと出かけるのを楽しんでいる方です。
「和のおけいこ関連で柔らかものを着ることが増えたせいか、頂いた紬の着心地のよさが際立ちます。とっても体が軽くて楽に感じます。それもフワフワして楽というのではなく、守ってもらえているようで楽なのです。(中略)
私も自分なりに無理なく着物を慈しんでいきたいと思います。
そして自分もこなれて、着物もこなれて、ああなおのことよいものだなあと実感できる日を楽しみにしたいと思います。」
こういう心持ちで着てくださり本当に嬉しいです。
また一人いそいそお出かけするというのも素敵ですね!
着物を着て出かけるところがないとおっしゃる方が多いですが、一人で好きなものを選び、身につけて楽しめるというのは自分の精神が立ってないとできないですね。

もうお一方、私の紬でお越しいただいた60代後半の方ですが「もっとこういうものに早く出会いたかった・・・」とつぶやかれていたのですが、改めてお手紙も頂戴いたしました。
「身の丈を越えたものを求めてしまい、年令や資格を考えますと布に申し訳ない気もするのですが、私のところへ舞い込んだ、生活の張りの一つとして一生付き合っていければと、自らを納得させております。」とのことです。一枚の紬の着物が生きる張りとなっていただけるなら作り手冥利に尽きるというものです。こちらも気を引き締めて仕事をしなければと思います。

また、布を扱う仕事をされている男性が、自然光に布をかざして本当に慈しんで見ておられる姿が印象に残りました。崩し縞の糸味や、色の濃淡など、複雑な紬織りの表情を長いこと眺めておられました。
「いくら見ても飽きない、ずうっと見ていたい」と目を輝かせておっしゃっていました。

最後は若い方ですが、布や着物に関心はあるのですが、まだ着物は着ていません。
でも、布やものを見る力があります。毎回のように展示を見に来てくれますが、工芸、アート、自然、衣・食・住、話をしてとても楽しい方です。小さな布の額装や敷物などじっくり見て選んで買っていただいてもいます。見ること、使うこと、作ること、三位一体で歩みを進めています。
そしてそのことを自分で感じ、気付き、言葉化することで更に思考を深め確実なものにしているように思います。ブログも立ち上げたようで、この展示のことも澄んだ自分の言葉で書いてくれています。
まだ始めたばかりで整っていないので、リンクはしないでおいてくださいということですので一部ブログから抜粋させてもらいます。

[会場である山の上ホテルのお部屋にも暖かな日差しが射し込み、その光を窓辺の作品達が受け止め、仄かに発光しているかのように見えました。
よく見ると小さな光の粒がチラチラと、絹の繊維の上に遊んでいます。

作品としての完結ではなく、人に着られることを目的として、
人の手で一反の布に調和の世界を広げた絹の糸・草木の色。

素材の命が輝く布。
素材の声に耳を澄ませ、扱いを心得る人の元で織り上がった作品たち。

丁度、中野先生の紬の着物を着たお客さんがいらっしゃいました。

グレーの紬がスッキリと引き立っていて、帯揚げや帯締めの色合わせも気がきいていて…。お店でその紬と合わせて選んだという、秋の植物の模様が入った帯は、落ち着いた紬の色と響き合い、季節そのものを身に纏っているようでした。

着こなしとはこういうことなのだと、しみじみ思いました。
こうした出会いは、中野先生の展示に出かける際の楽しみでもあります。勉強になりました。]

毎回思うことですが、紬織りがもつ本来の強さや優しさ、深さ、また自然な色の輝きに、言葉は発されなくてもみなさん惹きつけられ、魅入られているのだと思います。

すぐには買えないけれどいつか欲しい!と言ってくださる方も・・・お待ちしておりま~す!(´∀`*)

絹糸や紬糸の特性をこわさないよう仕事をし、人が着るものであることをいつも頭において根源的な仕事をしていきたいと思います。

ミニ紬塾も作ること、着ること、今回は特にズバリ!核心に触れることを語りました。^^;
厳しいことも申し上げてしまいましたが、やはり本当のことを話したかったのです。


会期中、枇杷の花が濃密な甘い匂いを工房の庭に漂わせていました。
窓を開けるたびに胸一杯吸い込んでいました。癒されます。
地味な茶のうぶ毛に萼も茎も裏葉も覆われていて、やや黄味を含んだ乳白色の花もそろそろ終わりですが、来年の果実が楽しみです。葉は染にも使います。

植物は自然環境とともに静かに生きている。そして他の生き物との関わりの中で種を残し、他の者たちにもめぐみをもたらせてくれる。

自然と共に紬織りの種を残し、恵の布を織らなければと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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「紬の会―自然を着る」秋冬コレクションより④

2015年11月09日 | 紬の会
無事終了しました。ご来場くださいましたみなさまありがとうございました。

「紬の会―秋冬コレクション」が櫻工房にて始まりました。15日(日)までです。


好評をいただいております帯揚げも、サクラ、リンゴでダーク系、アイボリー系の追加染もいたしました。

帯締めも紬の帯に合う厳選したものがありますので取り合わせてご覧ください。

着物、帯以外にもショール、マフラー、ミニ額装や仕覆用の布、卓布もあります。

11日(水)2時からのミニ紬塾では上質の紬織りを観る上でポイントとなる話や、これからの時代に着物を着ることや手仕事をつないでいくことなどの意味も話してみたいと思います。

ただ着物を着ましょう!ではなく、美しい自然素材や、人の叡智、技と出会い「着る」ことはまさに生きる力になるものだと思います。
ミニ紬塾まだ受け付けています。


さて、工房の庭も秋から冬の景色にうつろい始めました。
ガラス越しに撮りましたのでピンボケですが、ジョウビタキのつがいも遊びに来ていました。


枯れ始めた芝の上の桜の落ち葉を家人が毎朝掃除をしてくれます。
掃除したそばからまた落ちてくるのですが、フレッシュな当日の桜紅葉でお迎えいたします。


南天の実も赤くなってきました。
野鳥も好物のようですが、「難を転じる」と言われる縁起物ですので私はお正月のおせちの盛りつけに「福」が訪れますように・・との願いを込めて葉を必ず添えています。

工房も初冬の装いでお待ちしております。
お気軽に初めての方もご来場ください。

ご予約はこちらから。

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[中野みどり「紬の会―秋冬コレクション」]のお知らせ③

2015年10月26日 | 紬の会

プレヴューは終了致しました。多数ご来場ありがとうございました。
9日からは工房展になります。お待ちしております。


[中野みどり「紬の会―秋冬コレクション」]のお知らせです。

【プレヴュー】終了しました
日時:2015年11月2日(月) 午後1時~午後4時
2015年11月3日(火)〈祝〉 正午~午後4時

場所:山の上ホテル『花』の間(2階)
当日の連絡先 080―6775―4892(かたち21)

【工房展】
日時:2015年11月9日(月)~15日(日) 午前9時30分~午後4時
場所:櫻工房(小田急線鶴川駅からバスまたはタクシーで約10分)
※初めてご来房される方はご予約の上お越し下さい。

【出品品目】
着尺、帯、ショール、帯揚、帯締

【ミニ紬塾】
《糸を観る、布を観る、そして着ること》
日時:11月11日(水)午後2時~午後3時
場所:櫻工房(町田市)
会費:2,000円
定員:6名(要予約)

【ご予約受付・お問合せ】
紬の会へのご来場及び、ミニ紬塾のお申込みはメールまたはお電話にて承ります。
下記“かたち21”までご連絡下さい。
お申し込みの際はお名前、ご住所、お電話番号、日時を明記してください。
ご予約のお客様に折り返し詳しい道順をご案内いたします。

かたち21
TEL:042-736-7340
MAIL:katachi☆mbr.nifty.com(☆を@に変えてください)

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毎年秋に行っている「紬の会」は11月9日(月)から15日(日)まで櫻工房での開催となりますが、それに先駆けまして、御茶ノ水駅近くの山の上ホテルの小さなお部屋をお借りしてプレヴューも開催いたします。
小田急線鶴川駅までは遠い方はぜひこちらの会場へお運びください。
[プレヴュー]は2日は午後1時からの開始で4時まで、3日は正午からで4時までになります。

新作の帯などを中心に秋冬向けの着尺、帯、広幅、角帯、ショール、帯揚げを展示いたします。
お手持ちの着物や帯とも取り合わせてご覧ください。

私の紬は経糸、緯糸に玉糸、節糸、真綿紬糸などをブレンドして使いますが、作品によって、用途によってその割合を変えています。

節のある糸を扱うということは、糸巻きから始まり、全ての工程で手間と時間がかかります。
ただその節が見た目の趣きを醸し、糸の陰影は奥行を生み出し、同時に織物の着心地や堅牢性を高めます。
紬は本来長く着用でき、二代、三代と受け継がれるべきものです。
着物や布にご関心のある方、ぜひ紬から始めませんか!
初めての方も遠慮なくご来場ください。

山の上ホテルは昭和の文化人にも愛され、こぢんまりとした落ち着いた素敵なホテルです。
コーヒーパーラーやレストランもありますので、ランチやティータイムを兼ねてゆっくりお出かけください。
レストラン詳細はこちらから

[櫻工房展]の方では、工房コレクションの染帯、オールドバティックの帯なども数点ですが出品します。男性向け広幅、角帯もあります。
特別提供の品もありますし、取合せや、更生などのご相談ごとも伺えると思いますので、かたち21へご予約の上ご来場ください。
工房展は朝9時半から4時までです。お早めにお出かけください。

また紬織りの理解を深めていただくために、期間中11日(水)にミニ紬塾も予定しています。

手つむぎ糸の紬の着物は高価になりますが、手仕事系の現場は本当に厳しい状況の中で営まれてきました。
後継者が育てられなかったのも仕方のないことかもしれません。ただ、古来より愛用されてきた堅牢で上質の紬がなくなるのは勿体無いですね。非力ながら、その良さを伝え私に出来ることを地道にしていきたいと思います。

今まで私が使ってきた信州の真綿紬糸はもう紡ぐ人がいなくなり、数年前に糸が絶えてしまいました。
ストックの糸は少しはありますが、国内でいい糸を紡ぐ人がなくなれば上質の紬織りも絶えてしまいます。
真綿紬糸や節糸の特徴、特質などもミニ塾でお話します。糸が見えてくると全体も見えてきます。
短い時間ではありますが、良い布や着物と出会うためのヒント、ポイントをお話できたらと思います。

皆さまのご来場お待ちしています。


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