今年も1週間ほど早めに東京は桜満開。ただ途中で寒が戻り、長持ちしてくれているみたいですね。仕事の日は都会のビルに閉じこもり桜を愛でる余裕がありませんので休日には始発電車で遠出。
今回はインバウンドの聖地と呼ばれる、新倉山浅間公園へ。
河口湖や富士吉田市には浅間神社が沢山ありまして、数年前には主だった所を周り、もう行き尽くしたかなと思っていた時に何故か海外ツーリストからの情報で知ったスポット、新倉山浅間神社。
神社境内の上が小高い公園となっていて、天気の良い桜の季節には富士山、桜、赤い五十塔(正式には忠霊塔)を一度に眺めることができる場所です。いかにもこれぞ日本という景色ですよね。
東京の桜も満開なので、こちらもそろそろかと始発電車で出かけました。知人によるとバスタ新宿から高速バスでも近くまで行けるという話でしたが私は大月経由、下吉田駅から歩いてみることに。昔、富士山駅が富士吉田と呼ばれていた頃、北口本宮浅間神社に行きまして、立派な神社なのに少し迷った記憶もありまして、ちゃんとたどり着けるか不安でいっぱい。でも道も看板もしっかりと整備されていて、全然迷わずに目的地にたどり着きました。
現地到着は朝の9時。桜祭りのボランティア高校生がちょうど到着するくらいの時間でありました。まずはもちろん麓の浅間神社でご挨拶。混雑を想定してか、ご朱印は全て紙で準備されていました。
さてここからが勝負です。神社から上が巨大な公園となっており、展望デッキまでは398段の真っ直ぐな階段が目の前にそびえたちます(所要時間15分)お時間があればのんびりと迂回しながら登るゆったりコースの道もありますが、どれだけ時間がかかるかわからないため、ショートカットの階段で頑張ることに。整備されているので歩きづらさはなく、自分のペースで休み休み行けば何とかなる距離です。
階段を登りつめるとみんなが富士山と一緒に写真に撮りたい忠霊塔がどーんと!
その裏手をさらに登るとステキな1枚を撮影できる展望デッキです。
ん、でもピンクが足りない?
そう、東京よりだいぶ標高が高いのかそろそろだと思った桜の花はまだ咲き始め、2分咲きと言ったところでした。
まぁ曇っていればこの近さでも富士山すら見えないでしょうから、まだステキな景色が拝めた部類でしょうか。しかし、私が訪れた客層は外国人8割、日本人2割という感じでした。まだ団体ツアーバスが着く前の時間帯でしたので、電車、タクシーを使う個人旅行客がほとんどでしたけど、良く調べてここまでやってくるものだと感心させられます。ちなみに帰りは、富士山駅から高速バスに乗ろうとバスのチケット売り場に急いだのですが、東京行きも、新宿行きも3時間くらい先まで満席でした。平日なのに、とビックリしますが、午前中の高速バスに乗りたいならば、事前予約が必至のようです。(Blue Storm )