ゆえん

 

【読書】ツァラトゥストラはかく語りき【ニーチェ】

2015-02-14 23:18:35 | ひとりごと
悪魔のバイブル。
ツァラトゥストラはかく語りき。

最近病んでる原因は、たぶんコイツです。
全4部のうち、現在3部の後半あたりまで来ました。

ニーチェさん、すんごい刺激をありがとう。


読んで病んどいて何ですが、
自意識過剰な人におススメの書物です。

私はあんまり自意識過剰じゃないはずなのですが、
ホワイト企業で、やる気の無い人たちに囲まれて、
イライラすることが多かったのでピッタリでした。



ネタバレもクソもないんだけど、
どんな話なのかを軽く紹介しますと、

タイトルのツァラなんとかさんって人が、
天才すぎて、世の中のアホさ加減に呆れ果て、

一体なにが、誰が、どうアホなのか、
というのを、様々な視点から丁寧に指摘していく書物です。


第1部から第2部は、アホをディスる章で、
その一刀両断していく様は痛快この上ないのです。

・あまりにも多くの者
・余計な者
・市場の蠅
・畜群

何の苦労もせずに、ただ社会にぶらさがって生きている人たち。
人間の集団化と平等化によって生まれた、ごく普通の人たち。

ホワイト企業で社内ニートして人生一丁上がりと思ってる人。
ごく一般的な人生を、ただただおくっているだけの人。

何も悪くないんだろうけど、ニーチェさんはぶったぎっていく。
それが心地よくもあり、耳が痛くなったりもする。


第3章も、相変わらずアホをディスって行くんだけど、
そんなアホだらけの社会、どうしたらいいかの提案が入ってくる。

・永遠回帰
・重力の魔
・光の深淵

などの、厨二病全開な単語をふんだんに用いながら、
人生突き抜けていこうぜ!という提案を投げかけてきます。


なんだかね、ごく一般的な普通な人生を、ただ生きている人、
自分は特別だと思って厨二的な妄想に駆られて生きる人。

まー、みんな楽しく生きたらいんじゃないかな。


残念ながら、私はごく一般的な幸せに恵まれなかったけど、
ニーチェさんみたいに突き抜ける能力も無く、
もう死ぬしかないかな、って闇に犯されたわけですが・・

まー、みんな楽しく生きたらいんじゃないかな。


wikiによると、ニーチェさんは、
耐えがたい失恋をした直後に、第1部を10日で書き上げたそうな。

天才がガチでムカついて書き殴ると、こんな本ができるんですねぇ・・
っていう視点でも、とっても面白かったです。


ちなみに、この書物は宗教的な批判も結構多くて、
キリシタン的聖書の引用が多く、聖書知らん人は「?」ってなるそうな。

翻訳者のよっては、脚注みたのにい飛ばされて解説読まされるらしいのですが、
私の読んだ本は、そこんとこ上手く翻訳してくれてて分かりやすかった。

軽く読んでみたいなーって方には、
氷上英廣って人の翻訳おススメ。


さーて、この闇から解放されるのはいつになることやら!
みなさんもお大事にね!

それだけです!
ではまたー


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