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30年ぶりだねえ・・・

30年ぶりの再会

世に「バブルスター」という浴槽に取り付ける泡発生器がブームを呼び、その販売員達が高額の所得を上げていた時代があった。

 石巻市内の女性で有力なK販売員から「相談したいことがあるので自宅へきてほしい」、と言われ、訪問することになった。娘さんの結婚に関してであった。この娘さんは高校時代に撰名している。

K「恋愛の相手がこういう名前です。どうでしょうか?結婚して相手の姓になったら、娘は変わりますか?」

吉野「やっぱりお嬢さんはいい運気で居たために素晴らしい運気の人とお付き合いが始まったんですね。まさに類は友を呼ぶです。

しかし、相手の姓に代わると運気はがた落ち、まるで別人になってしまう。うまくいきません。性格がすっかり合わなくなるので、いざこざが始まるね。相手の男性は千人に一人の割合の良い名前なのでそのままでいいです」

K「じゃ、別な字にさせるから、いいのを考えてください。お願いします。相手はそのままでいいんですね?」

吉野「そういうことです。結婚の時が吟味のしどころですから、入籍で姓が変わる女性側がここをきちんとすれば、これから先は二人でうまくやっていくでしょうから・・・実際そうなる筈です」

 そこへKさん傘下の販売員の仲間たちが5人ほどやってきた。

K「みんなご苦労さん。こちらの方は、吉野さんと言ってね。人生と名前の画数の研究をしている先生です。カネを受け取らずに鑑(み)てくれるから、みんなも鑑て貰ったら?和田先生どう?」

◎和田「古川方面で薬剤師をやっている和田太一(わだ・たいち)です。今度、初めて町会議員選挙に出るのですがどうでしょう?とれますか?」

吉野「失礼ですが、経済的に大変苦労されていますね。それに家族の事でもいろいろありすぎてこれも大変だなあ。選挙はこの儘なら6分4分で駄目でしょう。別な名前の文字を使って運気を強くすれば、当選する可能性はありますが」その後、和田太一さんは和田多市と撰名を持って初当選した。

◎桑名「桑名政好(くわな・まさよし)です。歌が好きで、将来は歌で身を立てようと思っていますがどうですか?」

吉野「浮き沈みが激しすぎて常に悩み事が除かれませんね。兄弟との付き合いも順調でないと思われます。この分だと結婚も出来ないしなぁ」続く

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