陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

世界フィギュアスケート選手権2011 三日目

2011-04-30 | フィギュアスケート・スポーツ
本日4月29日は英国のロイヤル・ウェディング。
ウィリアム王子とケイトさんの挙式の模様を観戦前に楽しませていただきました。故ダイアナ元皇太子妃の30年前の結婚式の映像も流されたのですが、やはり、いまでもその早すぎる死が惜しまれるくらいお美しい。お二方には、ぜひともお幸せになっていただきたいものです。

さて、世界フィギュアスケート選手権2011の三日目は、女子シングルのショートプログラム。残念ながらフジのテレビ映りがよくなかったために、あまりよく観れませんでした。

日本人女子一番手は、十九番目滑走の元気娘・村上佳菜子選手。
GPシリーズですでに優勝も経験した16歳の彼女は、今回、初出場とはいえ狙うのは表彰台。しかし、いささか遠い夢となりそうかも。序盤の三回転連続ジャンプをはじめまったくのノーミスで最後まで弾けきったのにもかかわらず、与えられた得点が54.86点と不当に低い評価で、十位に。本人もキスアンドクライから立ちあがれないくらい打ちのめされたようでした。衣装が白すぎて演技が目立たなかったとか?(そんなばかな)

最終グループに登場したのはベテラン勢。
GPファイナル女王の米国のアリッサ・シズニー選手が61.47点、レイチェル・フラット選手が57.22点とそれなりの得点を出すなかで、注目株はやはりあの三人。

二十五番目エントリーの安藤美姫選手は、完成度の高いしっとりした演技を披露。さすが過去、オリンピック二度経験の風格を示します。その得点は65.58点で最終的には二位。残念ながらこれを超えたただ一人がいました。

二十九番目の浅田真央選手。
冒頭の十八番トリプルアクセルが両足着氷となってしまったのが惜しいのですが、その他の要素は落ち着いてまとめあげていました。一時期よりもメリハリのある演技だったようにも思われますが、もうひとつ、トリプルフリップでも回転不足があったために、結果58.66点。連覇の夢にはかなり厳しい、まさかの七位スタート。

最終滑走のキム・ヨナ選手。
やはり一年のブランクが響いたのか序盤に予定されていた三回転連続ジャンプをステップアウト。しかし、その後は目立ったミスがなく、しかも彼女の持ち味といえる独特の表現力をいかんなく発揮。悔しいかな、やはり観客にアピールする威力は抜きん出ていたのでしょうか。得点は65.91点で首位に。これでもし、ノーミスだとしたらいったいどんなハイスコアを叩きだしていたのだか…。

安藤選手はフリーでハイスコアの連続ジャンプを武器にしているので、ヨナ選手のトップ独走を覆すことはできそうです。
真央選手と村上選手もなんとか表彰台には上ってほしいもの。開催地有利なので致し方ないと思いますが、三位のクセニア・マカロワ選手などロシアの方の得点、えらく大目にみてもらってませんか、なんて僻んでしまいます。

30日のフリーでは、十五番目に村上選手、十六番目に浅田選手、そして安藤選手は十九番目、二十一番目がキム・ヨナ選手となっています。氷上のなでしこ三人のがんばりに期待するとしましょう。

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