地上波初放映だったそうで。
これの原作小説は身内がもっていましたが、上下巻の厚さに読むのを断念したぐらい。
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さて、物語はルーブル美術館である猟奇的な殺人事件が起きたことからはじまる。被害者のソニエール館長と懇意であった、主人公ロバート・ラングトン教授は孫娘ソフィアと逃亡生活をする羽目に。なんと、ダイイングメッセージにラングトンの名がしるされていたことから、刑事に嫌疑をかけられてしまったわけです。
フランス全土に凶悪な容疑者としてお尋ね者にされてしまったふたり、頼るのは旧知の間柄の英国人の宗教史学者のみ。彼の助言によって、ソニエール教授がキリスト教教会の暗黒の歴史にたずさわり、秘密結社のような組織のメンバーだったことを知る。その組織は、かのアイザック・ニュートンも関わっていた由緒あるものだった。そして、次第にあきらかになる真犯人とは…。
ひじょうに緻密なミステリーの層、古い羊皮紙をひもとくような歴史の芳香、そして終始息もつかせぬサスペンスタッチ。なかなかよくできた壮大な大河ミステリーではありますが、じつはマグダラのマリアのくだり、ラロックの聖母の情報収集をしていた際にネットで動画を観てしまって知っていました。
最後にシンボルが明らかにされて、それがルーブルのクリスタルピラミッドにゆきつくのは面白かったけれど。ヒロインの正体もとちゅうから、なんとなく読めちゃいますし。
そして、聖杯伝説が出てきた時点で、もう日本のアニメみたいだな、と思って観る気がうせてしまったという。卵と鶏の順番を取り違えているんだと思いつつ、さてもさても、キリスト教の文脈はサブカルチャーでしか消化できなくなってしまった体質を恨むべきかな。にしてもバロックの画家ニコラ・プッサンの絵画までが関わっていると見る向きからも、よほど西洋のマニアを魅了してきた伝説だったのか。
さて、この映画、美術館を舞台としてはじまりますが、全編とおしてみれば、絵画よりもキリスト教の歴史といったぐあい。
よく天下のルーブル館内で、あんな気味の悪い死体の撮影できましたよね(汗)そしてウィトルウィウス人体図になぞらえてセッティングするとか、そういう手法って金田一少年の事件簿とかであったよなぁ、とか思っちゃう。
人相の悪い(爆)修道士が自分の背中に鞭うっているシーン、ウンベルト・エーコ原作の『薔薇の名前』を思いおこすのだけれど、キリスト教圏って残虐な拷問シーンを平気でみせるんですよね。
主演のラングトンにトム・ハンクス。お供の美女ソフィーにはオドレイ・トトゥ。そしてなんと、警部役にはあのジャン・レノというむだにゴージャスなキャスティング。トム・ハンクスはどうも「フォレスト・ガンプ」の印象があってか、人のいいおじさんという印象がぬぐえない。
原作はダン・ブラウンのベストセラー小説ですが、これの続編が話題になっている「天使と悪魔」なんですね。
(〇九年五月十六日)
大学教授という肩書きはあるけれども、人の良い小父さんロバート・ラングドンが殺人事件に巻き込まれて、得意の宗教の歴史の謎をひもとく。
「インディ・ジョーンズ」より少し知的な冒険活劇は面白かったですよねぇ。^^
フレンドリーで紳士的というよりも、発達障害のある男の「子どもらしい純朴らしさ」「裏腹のない人の接しかた」といいましょうか。
ラングドン教授はなんだか、終始一貫して眉間にしわ寄せながら、解読に邁進していく学者肌という先入観との対比ということで。
ガンプだったら、あんな窮地にあっても、幸福そうに笑っていそうなんですよね。だいぶ昔に観た記憶から語ってますので、いま観なおしたら違うかもしれないですが。
あと、中年男優をけっこう茶化してるレヴューが続いておりますが、とくにおぢさまが嫌いなのでは、ありません(笑)
>「インディ・ジョーンズ」より少し知的な冒険活劇は面白かったですよねぇ
「インディ」は(うろ覚えにしか観たことないですが)「ナショナル・トレジャー」とおなじにアドベンチャー&ラブ要素が高そうですよね。
美術館とか文化財を舞台にしたのは、よかったです。
謎解きは、ラングトン教授がひたすらくっちゃべってるのを真剣に耳に通さないと、訳わからず話の流れについていけなくなりますね。背景の舞台に見蕩れてましたので、よけいに。
この作品はけっこうカトリックの総本山からクレームがきたようですが。公開中の「天使と悪魔」のほうはカトリックをやや悪玉に描いているせいか、プロテスタントの多い合衆国ではおおむね好印象だと、聞きました。
しかし、オドレイ・トトゥが「アメリ」のヒロインだったとは、さすが映画通ですね~。