【註：このブログのレヴューは虚妄と背徳に…（以下略）】
ごきげんよう、お姉さまがた。
本日もお美しゅうございますわね、ウフフ。
第九話「仮面のアクトトレス」ですね。
マリア様がみてる (仮面のアクトレス) (コバルト文庫 (こ7-49)) | |
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祐巳は瞳子のことが気になって気になってしかたがありません。始業式の最中も、ずーっとストーキング。きっと、自宅訪問した際にはあのドリルの頭に盗聴器でもしこんでいたに違いありません（んなわけないやろ！）
お茶、お茶っすね、でお茶汲みがすっかり板についてしまったのりりん（かってにネーミングすな）の煎れたおいしいお茶もうわの空。
年が明けて山百合会のイベントと言えば、生徒会選挙。おお、やっと学生らしいおまじめな行事が。
しかし、そこに一陣の嵐。なんと瞳子が立候補したことで、二年生トリオ大騒ぎ。
いちばんわめいていたのは、よしのんでした。そりゃそーですよね、、この人がいちばん下級生から人気ないんだもの（どキッパリ）
自分の地位保全を、二年生三人の離散がいやという、さももっともらしい理屈に置き換えて、瞳子への怒りをぶつける由乃屋です。
そんなかんしゃく玉の三つ編みを見かねた志摩子さん。
「由乃さんの、そんなところが好き」
と、キラキラ笑顔と殺し文句でおさめちゃいます。
いや～ん、もう、志摩子さんたら、ウフフ。私にも能登ボイスで「万葉樹さんの、そんなところが好き」とか、言ってほしいです（撲殺）
ところで、この回は、白薔薇姉妹がグッジョブです。乃梨子は瞳子の真意を確かめに。そこで、友だちだけど、お姉様のほうがだいじだから応援してあげられない、とあえて宣言。瞳子はまるでそよ風を頬にうけたような涼しい顔をして聞き流していきます。ますます、瞳子の真意が見えませんね。まだまだ、そのくもりガラスは深そうです。
にしても選挙のために写真入りのポスターまでつくるって、どんだけ、この学校、ヒマなんですか？
しかも受験間近の一月になんてふつう役員選挙しませんよね？ちなみに、管理人は高校のとき生徒会メンバーで広報部長やってましたが、こんな毎回お茶してミーティングみたいな雰囲気じゃなかったですよ、ええ。
そして今回のエースはやはりあのカメラちゃん。毎回、蔦子さんはほんといい活躍しますよね。たぶん、作者が言わせたい台詞のほとんどは彼女か乃梨子の口を借りているような。
原作ではこの巻は、菜々との剣道勝負を申し込まれた令を見まもる由乃のエピソードがあったのですが、口頭説明で終わってしまいました、あらま。これでまた、よしのんのスタッフへの愛情の度合いがよ～くわかりますよね、くふふ（喜んでるだろ！）
と、ここで爆弾発言。
↓以下、反転。
瞳子ママは、今野先生にすっごく似てますッ！！（以前、コバルト紙でアニメ三期のOVA化の特集があって、EDを歌ったKOTOKOさんといっしょに映っていたのを見た憶えが）
次回のタイトルが「キーホルダー」でしたけど。
「大きな鍵 小さな鍵」はどうやら、アニメじゃ二回仕立てでやるようですね。
おふざけでレヴューしましたが、ほんとはとってもシリアス回です。
祥子・祐巳推進派には、今回もサービスたっぷり。
ところで、この回で（黄薔薇組のエピソードが省かれたので令については触れず）仮面を被っていたのは、瞳子だけではなかったですよね。
感情をさらけだした由乃と対比された、おっとりした志摩子がそうともいえるし。
瞳子にかけあって深いところを聞きたかったけれど制されて、聞き分けのいいお友だちで止まった（彼女は瞳子の目的を最後は見抜いていた）乃梨子がそうだともいえるし。無表情の瞳子のかわりに涙をみせたとも言える。
そして、なぜだか、あまり口出しをしないで抱擁ひとつで祐巳を落ち着かせた祥子もそうだといえる。
彼女たちはそれぞれの役割のマスクをかぶっているわけですが。このあと、不気味なのは、百面相といわれたあの祐巳の心情が、瞳子と反対に読めなくなっていってしまうことですよね。
しかし、瞳子のやってることは、好きな女の子にあえて嫌がらせしてるふうにしか見えないです。かわいいやつめ、うふふ♥
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