映画「シザーハンズ」

1990年の映画「シザーハンズ」は、なかなか楽しい映画でした。しかし、ちょっぴりほろりとしてしまう悲しい結末。
映像の魔術師とうたわれるティム・バートンの監督作品。

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化粧品の販売員ペグは、山の上のお城に隠れ住む両腕がハサミの男を発見。自宅に連れ帰る。
彼は人造人間のエドワードで、生みの親の発明家が亡くなってしまったがために、両腕がハサミのままだった。

当初はいぶかしんだ噂好きな地域の住民も、エドワードの特技に惹かれてはじめ、彼はたちまち人気者に。エドワードはまた、ペグの美しい娘キムにひと目惚れ。
だが、キムのボーイフレンドの口車に乗せられて、窃盗容疑をかけられてしまう…。

設定としてはお伽噺なのですが、その実、身体障害者への差別意識や、狭いコミュニティ内での陰湿な人間関係を暴いていもいます。とはいえ、エドワードのハサミ捌きがくりだす、芸術的な盆栽や理髪センスにはまったく脱帽。

最後はかなり悲しい終わり方ですが、氷像を削って吹雪を舞わせているなかで、キムが踊るシーンはなんとも幻想的。
このシーンのために、20世紀FOXのマークに雪を降らせたというから、すごい。

主演は、「パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち」のジャック・スパロウ船長でお馴染みの、ジョニー・デップ。2001年作の「フロム・ヘル」でも、切り裂きジャックの役柄でしたね。
キム役には「１７歳のカルテ」のウィノナ・ライダー。


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