漫画『神無月の巫女』(介錯・角川書店・2004-5年・全2巻)
それは原作者が同人誌出したりキャラ使い回ししたりするほど偏愛なさっている
珠玉にして衝撃の問題劇画。
「神無月」で介錯先生(なんか凄いペンネームですね。人生覚悟してそうな)の名を知ったのですが、その昔、セーラームーンやらウテナやらの同人誌を出されていたと聞き、びっくりしました。この二つの同人誌アンソロジーを読んだことがあるのですが、もしかしたらお見かけしていたのかな?(もう処分したから確認できないけれど)
これらの作品に影響受けた同人作家さんでいま商業誌で活躍されている方って多いですよね。ときおりラノベや現代小説の作品にも、造形の似たものやキャラ名をもじった人物がいたり。
(「マリみて」の支倉令って、外見は天王星の人で中身は木星の人にしか思えないんですけど…)
しばらくアニメから遠ざかっていた間に、時代って大きく変わったな。
話がずれましたが(汗)介錯先生の漫画は多くアニメ化されています。
それについての私見を。
「鋼鉄天使くるみ」は深夜に実写版があって、第1話だけ見た記憶があります。
NHKのドラマ「エスパー魔美」の高畑さん役の男の子(名前忘れた)が出てましたが…
ロボット美少女にはついていけなかったです。原作は終了してますが、コミックス7巻に姫子と千歌音に似た人物(二条雛子と一ノ宮千羽)がゲスト参加していて、「神無月」ファンを楽しませてくれました。
「円盤皇女ワるきゅーレ」は人気作で、第4期制作が決定しましたね。
おめでとうございます。まったく未見なので、これぐらいしか言えませんが(汗)
「鍵姫物語永久アリス輪舞曲」は、単行本1巻を立ち読みして知っていました。
今春TVアニメ化されて4話あたりからリアルタイム視聴しました。
これについては思うところあるので、今秋テレビアニメ放映が延期された某作品
とともに、また後日書き記したいものです。
さて、この「神無月の巫女」の原型は、先生の2002年刊行作「十字架トライアングル」の
登場人物にあるようです。
公式HPのギャラリーで確認したのですが、姫子(来瑠守)とソウマもどきが乙橘学園の制服姿で登場してます。千歌音と思しき美少女は、そのヒロインに思いを寄せる悪役キャラらしく、この作品自体は男女二人のハッピーエンドで終わったとか。
それにしても女の子の可愛らしさを、十二分に引き出した描き方のできる作家さんですね。
絶えず意欲的に商業誌に連載を続け、アニメ化にこぎつける労力って凄いものだと思います。
漫画にしろアニメにしろ集団作業ですし、厳しい製作環境で、個々人の表現欲求に折り合いつけながらいいものを生み出すって大変でしょうし。
「神無月の巫女」が成功しているとしたら、長年自キャラを生かす構想を温めつつも、素晴らしいアニメスタッフとの出会いを大切にしたところ、にあるのではないでしょうか。
DVDのブックレットや、原画集の熱いコメントを読むと、彼らは本当にいい時間を
分かち合ったのだと嬉しくなります。芸術家肌でカリスマを感じさせる声の大きい人間の采配ひとつで方向が左右されるのも魅力的ですが、多くの作り手の優しさと才能のひしめき合いが感じられる点で、自分の心に残るものでした。
しかし、この作品で「百合」はじめ「69位」やら「勝負下着」やら「巫女服・メイド服」やら萌えな語彙が増えてしまいました。私、どうしたらいいのかな?(笑)
……次回はちゃんと、漫画「神無月」の中身に言及します(反省)
それは原作者が同人誌出したりキャラ使い回ししたりするほど偏愛なさっている
珠玉にして衝撃の問題劇画。
「神無月」で介錯先生(なんか凄いペンネームですね。人生覚悟してそうな)の名を知ったのですが、その昔、セーラームーンやらウテナやらの同人誌を出されていたと聞き、びっくりしました。この二つの同人誌アンソロジーを読んだことがあるのですが、もしかしたらお見かけしていたのかな?(もう処分したから確認できないけれど)
これらの作品に影響受けた同人作家さんでいま商業誌で活躍されている方って多いですよね。ときおりラノベや現代小説の作品にも、造形の似たものやキャラ名をもじった人物がいたり。
(「マリみて」の支倉令って、外見は天王星の人で中身は木星の人にしか思えないんですけど…)
しばらくアニメから遠ざかっていた間に、時代って大きく変わったな。
話がずれましたが(汗)介錯先生の漫画は多くアニメ化されています。
それについての私見を。
「鋼鉄天使くるみ」は深夜に実写版があって、第1話だけ見た記憶があります。
NHKのドラマ「エスパー魔美」の高畑さん役の男の子(名前忘れた)が出てましたが…
ロボット美少女にはついていけなかったです。原作は終了してますが、コミックス7巻に姫子と千歌音に似た人物(二条雛子と一ノ宮千羽)がゲスト参加していて、「神無月」ファンを楽しませてくれました。
「円盤皇女ワるきゅーレ」は人気作で、第4期制作が決定しましたね。
おめでとうございます。まったく未見なので、これぐらいしか言えませんが(汗)
「鍵姫物語永久アリス輪舞曲」は、単行本1巻を立ち読みして知っていました。
今春TVアニメ化されて4話あたりからリアルタイム視聴しました。
これについては思うところあるので、今秋テレビアニメ放映が延期された某作品
とともに、また後日書き記したいものです。
さて、この「神無月の巫女」の原型は、先生の2002年刊行作「十字架トライアングル」の
登場人物にあるようです。
公式HPのギャラリーで確認したのですが、姫子(来瑠守)とソウマもどきが乙橘学園の制服姿で登場してます。千歌音と思しき美少女は、そのヒロインに思いを寄せる悪役キャラらしく、この作品自体は男女二人のハッピーエンドで終わったとか。
それにしても女の子の可愛らしさを、十二分に引き出した描き方のできる作家さんですね。
絶えず意欲的に商業誌に連載を続け、アニメ化にこぎつける労力って凄いものだと思います。
漫画にしろアニメにしろ集団作業ですし、厳しい製作環境で、個々人の表現欲求に折り合いつけながらいいものを生み出すって大変でしょうし。
「神無月の巫女」が成功しているとしたら、長年自キャラを生かす構想を温めつつも、素晴らしいアニメスタッフとの出会いを大切にしたところ、にあるのではないでしょうか。
DVDのブックレットや、原画集の熱いコメントを読むと、彼らは本当にいい時間を
分かち合ったのだと嬉しくなります。芸術家肌でカリスマを感じさせる声の大きい人間の采配ひとつで方向が左右されるのも魅力的ですが、多くの作り手の優しさと才能のひしめき合いが感じられる点で、自分の心に残るものでした。
しかし、この作品で「百合」はじめ「69位」やら「勝負下着」やら「巫女服・メイド服」やら萌えな語彙が増えてしまいました。私、どうしたらいいのかな?(笑)
……次回はちゃんと、漫画「神無月」の中身に言及します(反省)