陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

スケートカナダ 2010

2010-11-01 | フィギュアスケート・スポーツ
蝋燭の炎が燃え尽きてしまうぐらい日脚が早くなったせいなのか、月日の経つのが早く感じられる今日この頃。今季のフィギュアスケートGPシリーズも第二戦のスケートカナダを迎えました。

残念ながら地上波でゴールデンタイムに放映されなかったため、演技を観ることかなわず。ですので、結果報告のみにて。

男子シングルの織田信成選手は、今年二月のバンクーバー五輪の雪辱(氷上のエース、初快挙!(後))を晴らすカナダ入り。初日、SPではノーミスで収めて、みごとに首位に立ちます。しかし、フリーではすべてのライバルたちの演技を待ってからの最終滑走を務めたというプレッシャーからか、序盤の四回転・三回転の連続ジャンプで失敗。転倒もあってか、フリー三位で、総合二位に甘んじました。五輪でもSPではすわメダル獲得かとも期待されたけれど、フリーで惜しくも…。
それでも今回は堂々の表彰台入りなのですから、大健闘です。

SP四位から一挙に一位に大逆転を果たしたのは、カナダ籍アジア系のパトリック・チャン選手。チャン選手といえば、やはりバンクーバーでミスが連発したにもか関わらず、小塚崇彦選手を上回って五位入賞を果たしたことで記憶に深い選手です。
日本人男子もう一人のエントリー、南里康晴選手は総合で九位に終わりました。

いっぽう、女子シングルの日本では、NHK杯同様、オリンピック経験者の二十代とシニアデヴューを飾った十代が参戦。
五輪金メダリスト荒川静香さんとともに五輪出場経験をもつ、ベテランの村主章枝選手は九位。

今回がシニアデヴューとなる高校二年生の今井遥選手は、ミスがあったもののその後は無難にまとめて五位に入賞と大健闘。
女子の優勝は、米国のアリサ・シズニー選手。

SPで完璧だったという織田選手の滑りは、ぜひとも観戦してみたかったですね。
彼の着氷の美しさは定評がありますから。
勝っても負けても泣いている感情豊かな青年という印象がある選手ですが、パパになったから涙は封印したのでしょうか。

織田選手は、11月12~14日に開催されるスケートアメリカで、高橋大輔選手とともに出場。今井遥・村主章枝の両選手の演技は、浅田真央・小塚崇彦選手の出場するフランス杯で拝見できそうですね。

十一月は、毎週末に試合が催されます。
今週末には北京での中国杯。女子は五輪出場の安藤美姫・鈴木明子、男子は五輪出場の小塚崇彦と、若手の町田樹選手。今度は観れそうなので楽しみです。
選手のスター性によってキー局で放映されないというのは若干悲しいですが。昨シーズンは深夜に回されていたような気もしますが、今年はプロ野球の日本シリーズすら敬遠されているぐらいですから、仕方がないのでしょうかね。

NHK杯の総集編が先週末に放映されたので、時間があればレヴューします。


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