陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「シークレット・ウインドウ」

2009-11-27 | 映画───サスペンス・ホラー
本日は一時一ドル八十四円の円高を記録。デフレを助長するだけに、恐いニュースですね。
恐いといえば、本日の金曜洋画劇場もホラー映画、二〇〇四年作の「シークレット・ウインドウ」。冬の夜にはあまり観たくないですが、小春日和でしたのであまり冷え込まなかったかも。いや、もしくはその内容のためというべきか。

以下、微妙にネタバレあり。

シークレット・ウインドウ [Blu-ray]
シークレット・ウインドウ [Blu-ray]デビッド・コープ ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 2007-05-23売り上げランキング : 41109おすすめ平均 starstarわくわくしてたあの頃の自分にS・A・Y・O・N・A・R・Astarキング作品としては・・・starジョニーデップ信者でない限り・・Amazonで詳しく見る by G-Tools



ベストセラー作家モート・レイニーは、独り暮らし。別れた妻エイミーから預かった愛犬を飼っていて、家政婦に家事は任せています。エイミーとは離婚協議中ですが、話し合いが長引き、創作も手につかない。
そんな折り、レイニーに前に現れた謎の男シューターが、自作の小説を盗作されたと問いつめられる。シューターは自分の名前を出した上、物語のラストを修正して発表するように要求。作家生命のかかっているレイニーは、該当作が先行掲載されたはずの雑誌を証拠にあげようとするのですが、彼の身の回りにことごとく血なまぐさい事件がついて回ります。

独り暮らしの大邸宅の夜、不審な物音がしたり、ペットが殺されてしまったりと、まあこのテのサスペンスにはベタな展開。
保安官に身の危険を訴えるも相手にされない。しかたなく、知人の私立探偵に護衛を頼むですが、シューターの嫌がらせがどんどんエスカレート。レイニーは、エイミーの現在の恋人であるテッドが裏を引いているのだと疑ってかかるのですが…。

種明かしをしますと、真犯人は「ストレンジャー」とおなじ。現実と虚構の別がなくなってしまった作家の妄想がうみだした悲劇。

吹き替えの洋画放映だと主要人物は名前が紹介されるので、保安官には注目していたのですが、そういう役回りだたんですね。でも、犠牲になった最後のふたりがかなりかわいそう…。

主演は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの飄々とした船長でおなじみの、千両役者ジョニー・デップ。この物語でも冒頭とラストではがらりと印象が変わります。私が好きなのは雪のシーンが印象的な「シザー・ハンズ」

原作はスティーブン・キングの『秘密の窓・秘密の庭』
監督はデイヴィッド・コープ。「ジュラシック・パーク」・「スパイダーマン」「宇宙戦争」の脚本も手がけています。パニック映画やサスペンスものが過去作に多そうですね。

余談なんですが。
あいかわらずうちのテレビ、画面がジョルジュ・スーラの点描絵画の状態(苦笑)で、冒頭に主人公がモーテルで何をしていたのかがよく掴めませんでした。

シークレット・ウインドウ(2004) - goo 映画


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 魔法少女リリカルなのはViVid... | TOP | 芸術と映画 »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 映画───サスペンス・ホラー