陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

氷上のリベンジ、世界フィギュアスケート選手権2014(後)

2014-03-30 | フィギュアスケート・スポーツ

春休みですね。年度末ですね。もうすぐ四月です。気だるい週末です。
埼玉で開催されたフィギュアスケートの世界選手権、すでに結果は出揃いましたね。ショートの順位はフリーの滑走順位には影響しないようで、おもしろい逆転劇が起きました。

SP首位発進だった町田樹選手。ストラヴィンスキー「火の鳥」に乗っての、絢爛豪華にしてアグレッシブな演技。フリーでは184.05点が加算され、トータル282.26点。もちろん自己ベスト大更新でこの時点ではトップ保持。

ラストを務めるのは、羽生結弦選手。SPでは四回転で悔しい思いをしたものの、フリーでは万感の演技にて、191.35点。合計282.59点。三位から逆転優勝、そして世界選手権初制覇となりました。

小塚崇彦選手はフリーともに六位で、最終的に六位入賞となっています。準優勝者はスペインのハビエル・フェルナンデス選手。パトリック・チャン選手は欠場だったんですね。にしても、羽生、町田の両選手、

女子シングルでは浅田真央選手が138.03点とフリーでも好調で、トータルスコア216.69点での、金メダル獲得。五輪でも欲しかったメダルの色ではありますけども、なんといっても自分の持てる全てを出せたという笑顔がいいですね。彼女の演技は各国でも評価が高かったようですね。こんな考察もあります。浅田真央の「世界歴代最高得点」は実は圧倒的偉業だった件【フィギュアスケート世界選手権】


SP四位で表彰台が期待された鈴木明子選手は、六位に。そして村上佳菜子選手は十位に終わりました。銀メダルはロシアのユリア・リプニツカヤ選手、三位はイタリアのカロリーナ・コストナー選手。

ペアでは 高橋成美/木原龍一組はSP予選落ちで、フリーに進めず。アイスダンスでは、リード姉弟は十八位でした。

今大会で去就が注目された選手ですが、鈴木明子選手はこれをもって現役引退となるようですね。振付師かコーチを目指されるようですが、荒川静香さんみたいにプロスケーターになっても引っ張りだこだと思います。この人のプログラムは躍動的で見応えがあり、公式で見られないのは寂しいですね。

町田樹選手は今回の快挙で味をしめたのか、来季もがんばりますとのこと。羽生選手とのインタヴューでの掛け合いが話題になってました。にしても、このひと、こんなにおもしろいキャラとは思いませんでしたな。

浅田真央選手はインタビュー発言が意味深で現役続行を匂わせていましたが、来季は休養するようですね。ソチ五輪出場の無理がたたったのか、ドクターストップをかけられた高橋大輔選手も進退は明らかにしないまま。スポーツ選手の引退後の生活を考えますといろいろ迷うところはありそうですね。


【関連サイト】
ISU世界フィギュアスケート選手権大会2014
世界フィギュアスケート選手権(フジテレビ)


【過去のフィギュアスケート記事一覧】



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