陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「バイオハザード」

2010-09-26 | 映画──SF・アクション・戦争
日曜洋画劇場で三週連続放映という触れ込みで、話題作「バイオハザード」シリーズの一作(2002年作)めを初視聴。視聴後感は、いまいちでした。一見かっこよさそうに見えますが、すごくオタク向けのバイオレンスアクションですよね。

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全米きって巨大企業アンブレラ社の、ラクーンシティ地下研究所「ハイブ」で、研究者たちが次々に倒れていく。原因は研究中のT-ウィルスの漏出だった。

同時期。
見慣れない大邸宅で目覚めた記憶喪失の美女アリスは、警察官を名乗る男マットとともに、特殊部隊隊員たちに拘束される。
隊長によると、アリスは隊員仲間で、アンブレラ社の地下研究所で暴走したコンピューター、レッドクイーンを停止すべく密命を帯びたとのこと。

仲間と共に侵入するも、レッドクイーンの防衛システムによって、次々に惨殺される。そして所内にたむろするゾンビに襲われることに。


さいしょ、マトリックスみたいなおしゃれなつくりの近未来SFアクションだと思ってましたが裏切られました。「2001年宇宙の旅」などを意識したかと思わせて、その実、モンスター屋敷に潜り込んだ怪物を撃って撃って撃ちまくるだけがほとんどのゾンビホラーに終わってしまいました。

後半になると、アリスの記憶に隠された意外な人間関係や、伏魔殿のメンバー、望み薄かと思われた人物の復活劇など見せ所はありますが、謎があまり明かされていないだけに消化不良。
ラストもピンチを脱したかと思ったら、さらなる荒廃した世界でのヒロインの戦いが待っているという。

とにかくゾンビが気持ち悪いのと、ビームでぶった切りシーンが正視に耐えないです。「キューブ」にこんなシーンがありましたっけ。

主演は、ミラ・ジョヴォヴィッチとエリック・メビウス。
監督・脚本のポール・W・S・アンダーソン。主演のミラが、この原作ゲームが大好きで主演を熱望し、コスチュームにもこだわったようですが、製作者の熱意だけはまま伝わってくる作品ですね…。

なぜか感覚が古くさいと思ったら、1996年にカプコンから発売されたプレイステーション用ホラーアクションアドベンチャーゲームだったんですね。実写でやるよりは、アニメでやったほうがよかったように思うのですが。

日曜の夜に、こんなおぞましいものは観たくないです。続編まで三週連続で放映中のようですが、パスしました。

(2010年9月12日)

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