大阪での毎日

整形外科の仕事&「職」ではなく「食」へのこだわり

78歳の母と3歳の子供の共通点

2018年03月13日 | 健康
外来をしていると多くの高齢者の方と接する機会が多いのですが、
そこで学ぶことはたくさんあって。

その一つに「頑固さ」です。
高齢者の患者さんにこの病気は手術したら良くなる病気ですよ~とか、
この骨折は手術しなくても大丈夫なんですよ~
と説明しても、本人が希望している治療と違っていると
それを受け入れることができない患者さんがいます。

同じことが78歳の母にもあって、ひどい高血圧症
そんなに塩辛いものはよくないよ、と言っても全く日頃の食生活を見直せない
どころか、「辛子明太子食べ過ぎて足むくんでる」って言ってくるもあります。

母の頑固さは脳の退化(+性格)から、子供の頑固さは脳の未発達からくる
もんなんだな~と理解して、怒りを鎮めるようにしてますが、

最近ちょっとショックなことに、
自分が以前に比べてますます頑固になってきたな~と感じることです。

recte フレンチ in 恵比寿

2018年03月08日 | 東京グルメ
学会のついでに久しぶりに友人と食事できるのもいいもんです。
看板もない2階のドアを開けるといきなりテーブル。やっぱ
東京は地代が高いんでしょうね~

友人お勧めの店かと思いきや、「店わからへん~」と電話あり・・・
一生懸命いい店を探してくれたんやね、ありがとう。
でも、私もはじめて来た店でしかも東京なんですが、ここ。

はじめの料理は見た目が美しく、何かのコロッケだったかな。

   

ごぼうのスープ

   

銚子産 真カジキの藁焼きとビーツ

   

ビーツってフレンチでよく出ますが、まだその良さがわからない。

松島産 牡蠣とボワロー
泡の演出がいいですね。

   

ヤリイカのリゾット
これ、めちゃうま

   

石巻産 イシナギのプレゼと春野菜

   

合鴨とガストリック

   

おかし

   

小さな店ですが、ゆっくりできて、お料理もすごくおいしいです。

久しぶりに友人と会えて、大学時代の話なんかすると
気分が若返りました。


第30回肘関節学会のアスリート講演 

2018年03月05日 | 学会
東京の先生は有名人とのかかわりが凄いんですね~
元プロ野球選手の桑田真澄さんが学会中、1時間の講演をされました。

話も上手で、聴いている人の集中力を下げない工夫(サプライズで
客席指名して答えさせたり、それに対してサイン色紙を渡したり)
もこらしていたりで。
幼い頃から世界的に有名な投手のフォームを研究したり、
高校時代は5時間以上練習しない、とか、甲子園が終わった後は1か月
投球を休む、など、その当時から自分のコンディションを考え
プロで活躍するためには今すべきことと、肘を守ることも含めた
練習をしてきたことに驚きました。

実際、肘を痛めて外来にくるリトルリーグの子供たちは、監督、親も含め
今すぐ完治したい思いで通院する人が多い印象です。
でも、なんで肘を痛めたかを考えて、例えば体が硬すぎるとか、
投球フォームがおかしいとか、投球数が多すぎるとか、そういったことも含め
治療していかなとだめなんですが、なかなかこれができない環境が多いですね。

学会2日目にはプロボクサーの村田諒太さんの講演でしたが、
話はいまいちですが、やはり男前です。あれだけ顔殴られているのに、
崩れないんですね~

この二人に共通していたのは、自分がどれだけ努力したかについては
一切話しません。才能ももちろんあっただろうけど、努力もおしまなかったはず。
一流の人っていうのはこういうことなんかな~