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月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

11/3 子どもシェイクスピア終了

2014-11-09 11:29:17 | 参加★舞台 映画 WS等
子どもシェイクスピア「ロミオとジュリエット」
11/2~11/3 無事終了しました。
7月から始まった稽古。8月の合宿も経て約4ヶ月間。
中身の濃い日々でした。

観て下さった方、ありがとうございました!
………………………………

打ち上げでは、
子どもたち一人一人に修了書!
スタッフの方々の歌もあり、嬉しいサプライズ。

そして、大人も子どもも、ひとことずつ話していく
その言葉に胸打たれる。
稽古期間のそれぞれの裏側を垣間見る
笑いと涙のひととき。

・・・・・・・・・・・・・・・
先生も言っていた。
誰ひとり欠けても舞台は出来ない。

まさに演劇は、色々な意味で そうだと思う。

どんな小さな役でも
決まったその日その時、舞台に立つ。
今までのベストを尽くす。
それはみんな同じ。

そんな大切な一人になることは
正直、怖い。
でも舞台に出るということは、
そんな怖さを知ることだと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・
次女、本番の数時間前に発熱。
2日目は38度7まで熱が上がり
解熱剤を飲んで舞台に立った。

自分の代わりは いないなら、
どんな最悪な場合でも、
気力と集中で向かうほかない。
そんな時もあるのだと
身をもって知る機会になったと思う。


それは、学校とはまた違った世界かもしれない。
大勢の中で皆と同じでいるのとは違って。

そして舞台が出来上がるまでの期間もまた
ひとり、なのかもしれない。
稽古は人が揃う必要があるので
それに向けて、他のものと両立しなければならない。
皆と同じでいられないことを
どう受け止めて、どう越えていくか。
学年が上がるごとに 両立するものも増えていく。
他の人の話を聞いて 分かったこともあると思う。

舞台へ向かう自分を、周囲の全てが
支えてくれるわけではない。それでも
やりたいと思う気持ちの強さを 持てるかどうか。
期間中、何度か次女に話したこと。
それは、他のことにも言えるのだと。

やっぱり、舞台に立つなら自立しなければ。
でも次女を見ていると、まだまだ意識が低い。
必死でやるなら、手助けする。
そうじゃないなら、私が頼んでまで“してもらう”ことじゃない。
ただし、あなたの本気の姿が見られるなら、
私は 無理を押してでも力を貸す。
大人、子ども関係なく
人と人って、そういうものじゃないの?と。
もちろん、人のことを言えないのは、私も同じ(笑)。
だけど、その思いは分かってほしかった。

そうした葛藤を越えていくのも、大事な経験。

そんな厳しい ひとりの世界、だけど
違った意味で、ひとりじゃないのも、この世界。
それを次女は 舞台の上で知ったようだ。

熱でしんどい中、舞台上の動きで
自分がやらなきゃと思っていたことを
仲間がフォローしてくれたようだ。
後でそのことを思い出して話してくれた。

舞台は、ひとりでは成り立たない。
何かあれば お互いにフォローし合う
切迫した運命共同体。
否が応でも ひとりではいられない。
それが 皆を動かしているのかもしれない。

この強烈な感覚。時には 心身共にヘトヘトになる。
だけど、最後にもらう拍手が あんなに嬉しいのは、
頑張ってきた日々があるからだと思う。
山は 自分の足で登ってこそ、
頂きの景色も格別なのだと思う。
その感動を知ったなら、きっとまた別の
山へ挑む気持ちも 生まれるはず。


今回の舞台では、劇団の子もいたけれど
募集で集まった 初めての子もいた。
やはり舞台公演を前提とした活動は
うちのように、継続するのが難しい家庭もあると思う。
そんな子も、参加できる機会があって良かった。
さらに言えば、もっと気軽に演劇に触れる機会も
あったらいいなと思う。

そんなことを考えつつ、
今回も終えられたことに感謝。

そして、打ち上げで、男女それぞれの役の特別賞。
ありがたくも次女に頂いた!
熱を押して頑張ったということで。
舞台裏でのスタッフの方々の助けを思えば
本当にありがたいこと。

思いがけない皆さんの拍手に 感極まる次女。
しかし、貰った ありがたい 先生のお面をかぶるのを
しぶるとは、けしからん!!
舞台に立つものとして有るまじきことじゃ。
・・・ということで、しっかりかぶらせた(笑)。

これを見るたび、思い出すことでしょう。
ありがとうございました!


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