月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

2/18 さぬき映画祭 アンドロイド演劇『さようなら』 映画『さようなら』

2016-02-25 17:59:56 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等


2/18 さぬき映画祭
イオンシネマ綾川にて

アンドロイド演劇『さようなら』
映画『さようなら』

ゲスト
平田オリザ(劇作家・演出家)
深田晃司 (監督)
ブライアリー・ロング(女優)

…………………………

アンドロイドが役者と演技?

あの、マツコロイドで有名な工学博士、
大阪大学の 石黒浩教授が作った
アンドロイドが映画館に(笑)?!

演劇があって、映画もある。
想像がつかない(笑)。
ただ、
初めてみるタイプの作品なので
ぜひ観たいと思って。

残念ながら映画は R15なので
次女は連れて行けず。
でも見た感じ
今まで一緒に観てきた芝居と比べれば…
個人的には 特に問題なし(笑)。

………………………………

アンドロイド演劇は
客席とスクリーンの間の
スペースで行われていた。

死んでいく人に
ロボットが詩をよむ話。

静かで、ときどき外国語が混じるから
よく聞き取れなかったりもしたけれど

ロボットと人との関わりの中で
生と死について
はっとさせられた。

……………………………

映画では
それを膨らませた内容だったかな。


少し片言の日本語を話す
外国人の若い女性と
滑らかに話すアンドロイド。

二人が住む家の 部屋の窓から
見えるのは枯野ばかりで
人のいる気配がしない。
初めは外国なのかなと思ったくらい。

でもそこは日本で、
原発の爆発が起こり
国内ではもう住めない状況。

国外への避難には
優先順位がつけられる。

取り残された人たちの様子は
災害や社会の問題を
見るようでもあった。


人里離れた彼女たちの家は
ひっそりとしていて、
窓辺にさす光と
カーテンを揺らす風とその音と、
外に見えるのは、枯野と空だけ。

穏やかでもあり
寂しくもあり。


取り残されて朽ちていく
そんな感覚が、
悲しいというよりは
自然の摂理を見るような
何とも言えない心地だった。

この感じ、
随分前にも感じたことがあった。
病気の義母のお世話をし始めた頃、
思うことを書いていたのを覚えている。

人が居ても 周囲に家があっても
自分の家だけが
別世界に感じるということ。

あの時の感覚がまた
現実のものになったような気がした。
今また似たような状況に
あるからだろうか。

悲しいとか 込み上げるような
気持ちは起こらず
ただただ静かに見ていた。

人知れず朽ち果てていく姿があった。
静かに穏やかに。
その映像には息を飲むような
何かを感じた。

何度か火葬場で
骨を拾った時のことを思い出した。


でも、あんな穏やかに…
そんなことってあるのかな。

そういうのは稀で
死というものは苦しみや痛みの先に
あるような気がしてならない。
火の中に飛び込んでいった
あの人の場面が思い出される。


死んでいく時、
残されたものは悲しむだろう。
だから、残る人の記憶から
消えたいと思うかもしれない。

でもその一方で
誰かに覚えていてほしい
という思いも
あるのかもしれない。


そういう意味では
彼女とロボットの関係は
ちょうどいいのかも?


“全部忘れないって、辛くない?”
というセリフがあった。

嬉しいこと悲しいこと
何にでも感情がついて回る。
けれどロボットには それがない。
それならば 少なくとも
苦しむことはないのだろう。

だけど観ているうちに
少し変わった。

時に致命的でもある
この“ 感情 ”だけど
私たちを動かす大きな力を
持っているような気がする。

ただの記憶やデータだけなら
そこから自発的に動こうと
するだろうか。
そこに何かの意味を感じる時に
動きたいと思うのではないのか。


人間の彼女の体が朽ちるくらい
長い時が流れた頃、
身なりもボロボロになった
アンドロイドは
どこかへと向かっていた。

車椅子から落ちてもなお
這って斜面を登る姿を見て
はっとした。

人間の彼女が
ずっと見たがっていたものを
長い間 覚えていたのだろうか。


感情や美的感覚は
人間から学習するのだと言っていた。
あのアンドロイドは それを学んで
何かを感じていたのだろうか。


人間はどうなのだろう。
人間も感情を学んでいく
ものなのだろうか。

もともと備わったものではなく
経験の中で得るものならば…
ロボットと似ているのかもしれない。


上映後のお話の中で
監督が言っていた、
人間とアンドロイドの
境界線をあいまいに見せたい
ということと、
どこか繋がるようにも思えた。


この思いも感情も
本能ではなく
生きてきた経験の中で
身に付けてきたものなのか?

ならばその
ひとつひとつが
意味あるものに思えてきた。

どんな感情も
自分を作り上げている
大事なひとつひとつなのだと。


………………………

そういえば、始まる前にトイレで
金髪で外国人の 女の人に会った。
よく顔を見てなかったけど

ひょっとしたら主演の
ブライアリー・ロングさん
かもしれない!


その彼女は
今晩観に行く 舞台「冒険王」にも
出ているそうなので、
それも楽しみ。

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2/25 バレーの試合 担当

2016-02-25 16:07:13 | 子ども ボランティア 読み聞かせ


2/25 バレー おれんぢ杯

今年はうちの園が担当で…
いろいろお疲れさまでした(>_<)!

インフル流行ってるこの時期、
急なお休みで棄権チーム続出。

対応に追われたり
コート設営もドタバタで💦

試合の表やアナウンスなど
中心になって進めてくれた
皆さん、OBさん、
ありがとうございました( ;∀;)

微力ながら
お手伝いやら試合やら…
させてもらいました。

それでなくても
少人数のうちのチームを

他の幼稚園の人たちも
色々助けてくれました。

有り難いです。

試合の方は残念な結果でしたが(笑)
何とか終えることができて
ほっとしてます……(*´ω`*)

朝も7時40分から💦
幼稚園で子どもを預かってもらい、
先生にもお世話になりました(*´∀`)
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2月24日(水)のつぶやき

2016-02-25 05:26:31 | 日記等 未分類

*【うちご飯(義父)2/23】夜:鶏竜田、サラダ、がんもとブロッコリー、えのきわかめ味噌汁/朝:切り干し大根/★長女 欠、朝起き。昼はオムライス作ったらしい/★バレー→卒園ランチ/★義父…今、柔らかいものしか食べられないんだった? pic.twitter.com/Mguvoc4Jis


三女と行った【ブログ】2/21 さぬき映画祭 優秀企画上映作品 blog.goo.ne.jp/yokokei4/e/669… @kizukikei


介護疲れで妻殺害容疑の夫 逮捕後に食事拒み続け死亡 nhk.jp/N4Nq4N3W #nhk_news

樹月けいさんがリツイート | 1110 RT

まさかあの人に限ってそんなこと…って人ほど陥ってしまうんじゃないかな。頼ること大切だけど、ある線を越えると自分からじゃ無理。実感として、そう思う。その線を越えているかどうか……誰が分かるんだろう。難しい。でも知りたい。見えない境界線を、ずっと探しているような気がする。


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