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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

トレッキング日記-2日目-雲ノ平(17.1km)

2013-08-03 20:40:57 | 登山
日本最後の秘境といわれる雲ノ平へ。


シーズン2日目
雲ノ平 7:35-16:27
距離約17.1km、累積標高差1,345m、所要8時間52分、平均1.9km/h、消費1,367kcal

トレッキング日記-1日目-三俣山荘(17.4km)から続く

さわやかな朝となりました。


今日は今回の山行の目的地である、雲ノ平を目指します。晴れてよかったです。

雲ノ平は、日本最後の秘境とも呼ばれています。
高山植物が咲き乱れる美しい高原ですが、どの登山道からアプローチしても最低1泊以上必要となるため、秘境の名にふさわしいところです。

雲ノ平へは、直接行かずに目の前にある鷲羽岳、ワリモ岳を縦走して行くことにしました。

小屋を出ていきなり標高差300mの直登です。
今日は不要な荷物をテントに置いていけるので、身軽です。いつもの快速ペースを取り戻してサクサクと歩きます。

コースタイムのおよそ半分で鷲羽岳に到着。


すばらしい眺望です。真正面に槍ヶ岳。


その横には穂高連峰。

昨秋は奥穂高岳から北穂高岳まで縦走しましたが、よくこんなところを歩いたものです。

白馬岳方面も見えます。


名だたる北アルプスの山々はほぼ全て見えます。唯一見えないのは剱岳くらいでしょうか。

遠くには富士山も。


ワリモ岳から祖父岳へ入ると、稜線歩きといった雰囲気から高原の様相を呈してきます。


10:21 祖父岳に到着。

三俣山荘が小さく見えました。

祖父岳から下っていくと、眼下に雲ノ平のテント場が見えてきました。


ここから真っ直ぐにテント場に下る道があったのですが、植生が荒廃したので通行禁止になっていました。

ぐるっと大回りする巻き道は非常に長いです。

巻き道の途中から木道になります。

雲ノ平の雰囲気になってきました。

雲ノ平には、スイス庭園、アルプス庭園、ギリシャ庭園、アラスカ庭園、などの名前がつけられた場所がありますが、まず最初に出てくるのがスイス庭園です。

スイスの山に行ったことがないので、スイス風なのかどうかはわかりません。

眼下に高天原が見えました。

ここも行ってみたい所です。

コバイケイソウが沢山咲いていました。


10年に一度の咲きぶりだそうです。


11:49 雲ノ平山荘に着きました。

雰囲気のある小屋でした。

昼食に焼きそばを。


昼食後は雲ノ平を一通り回ってみます。まずは祖母岳とアルプス庭園。


遠くには槍ヶ岳も。


先へ歩いていってみます。奥日本庭園は、山と高原地図には載っていませんでした。

薬師岳がよく見えます。

木道の端まで行ってみることにしました。

樹林帯が近くなってきます。

アラスカ庭園。


薬師岳の三本カールが左のほうに見えます。

思えば8年前、薬師岳の三本カールを滑ったのでした。
この頃はまだバックカントリーも初心者だったので、登りが遅くて息も絶え絶えだったのを思い出します。
その時は雲ノ平も見えていたはずですが、山歩きをしなかった当時は雲ノ平すら知りませんでした。

後は再び来た道を戻ります。

小屋の前を14:05に通過。

「エンジンブレーキを使用せよ」

何ですと???

帰りは雲ノ平を右手にみながら、祖父岳の巻き道を戻ります。

高原の散策、といった雰囲気の良い道でした。

こんな厚さの雪が残っています。

この厚さからすると、溶けきらないうちに再び雪が積もるかもしれません。

うっそうとした藪の中を下っていくと、


眼下に白い筋が見えました。

これが黒部川の源流です。

頼りないロープが一本掛かっています。

実際、これに伝って渡るのは難しそうでした。少し上に渡れるポイントを見つけて渡りました。

黒部川の源流。


水中からも撮ってみました。

水は冷たいです。

雲ノ平方面を振り返る。


その後は最後の登りを経て、16:30に小屋に到着しました。
標準コースタイムでは3時間20分。途中で休憩をだいぶ入れたのですが帰路は2時間半でした。

ご褒美にビール。

槍ヶ岳に向かって乾杯です。

三俣蓮華岳。


槍ヶ岳の夕暮れ。


夕食後は今日も小屋でコーヒーを。


天気に恵まれ、本当に良い1日でした。

トレッキング日記-3日目-三俣山荘(17.1km)に続く


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