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MUC旅日記 #8 リンダーホフ城とノイシュヴァンシュタイン城

2014年12月ミュンヘン旅日記

4日目、バスツアーにてリンダーホフ城とノイシュヴァンシュタイン城へ。

【おおまかな流れ】
  08:00 ミュンヘン中央駅よりバス出発
  10:00 リンダーホフ城 見学
  12:00 昼食(ホテル ミュラー)
  15:00 ノイシュヴァンシュタイン城内ツアー
  16:30 集合。バスにてミュンヘンへ。
  18:30 ミュンヘン中央駅にバス到着。 解散
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ミュンヘン中央駅より、8時にバス出発。

30分ほど経過。自動車道路に入りました。

ミュンヘンの市街地とは違う景色が広がります。雪をかぶった雪山の方角へ走ります。

雪山が近づき、もうすぐリンダーホフ城です。

バスを降りました。なんと 美しい!!

済んだ空気。 凛々しい雪山。

チケットセンター付近。

リンダーホフ城まで、少し歩きましょう♪

今回のミュンヘン旅行は、常に日本の気温の方が低い毎日でした。

空気は冷たく澄んでいますが、歩くうちにポカポカ♪

リンダーホフ城です。バイエルン王ルートヴィヒ2世が建てました。

城内は撮影禁止なので、文章で感想を少々。
ヴェルサイユ宮殿の庭園にある離宮の一つ、大トリアノン宮殿をモデルにしている。装飾も豪奢。
鏡の部屋がエキセントリック。小部屋の壁に、合わせ鏡を巡らせ
現実には小さな部屋にいるのに、まるで『鏡をめぐらした長い回廊』の途中にいるような感覚。
私は、合わせ鏡の中にいる王の姿を勝手に想像しては、背筋に冷たいものが走り、(大げさに言うと)若干ホラー的なのでした。

リンダーホフ城の見学を終え、バスに戻りました。
ロマンティック街道の終着近く、美しい車窓を楽しみながらのドライブです。
次にバスを降りたのは、ノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)がそびえる山の麓にある街。

ノイ城が、小さく見えています。
車やバスはみな、この麓のパーキングに止めます。チケットセンターやレストランなどがあります。
ホテルミュラーで昼食です。

木材がふんだんに使用され、温かみのある内装。

清潔、素朴、そして愛らしいクリスマス飾り。

昼食です。

ドイツ語と英語が列記されているメニュー。IさんおすすめKässpatzenにしました♪

パスタとチーズとフライドオニオンというシンプルな一品。とても美味しい♪♪

そう。そう。「ドイツ式お誕生祝いは、お誕生日の人(本人)が、お振る舞いをする」とのこと、お誕生日を迎えたIさんは、私たちみんなのドリンクをお振舞い。太っ腹です。
「Iさん お誕生日おめでとうございます!! 乾杯♪ 」
思い出に残るランチとなりました。
Kässpatzenはとても美味しいです。チーズ好きの方には、なおのこと、お薦めです。 

昼食後、引率の先生がノイ城のチケットを配布。刻印は「15:00」
5分刻みで城内ツアーが出発します。観光客はあらかじめチケットセンターで城内ツアーの予約チケットをゲットするしくみです。
麓(チケットセンター)から城までの移動には30分~1時間を要します。チケットに刻印された時刻には、城の入口にいなければなりません。

麓から城へのアクセスは3つ。
  1.バス
  2.馬車
  3.徒歩

私たちは徒歩で。さぁ、出発しましょう。

ゆっくり歩いたので、麓から城門まで約40分の道のり。

麓には、ホーエンシュヴァンガウ城があり、この城の見学もチケットに含まれます。
今回はノイ城内ツアー時刻との兼ね合いで、こちらのお城の中へ入る時間はありませんでした。ルートヴィッヒ2世は、幼少期をこのホーエンシュヴァンガウ城で過ごし、ノイ城の建設をはじめてからは、その完成を、ここで心待ちにしたそうです。

麓から登り始めて30分。だいぶ近づいてきた♪ がんばれ♪

チケットに刻印されたツアー時刻まで、まだ時間があるので、ノイ城の先に足をのばし、マリエン橋へ。

足元の横板がギシギシ鳴る。おっかない。そのうちこの橋落ちるよね(汗)などと話す。
恐る恐る橋の下をのぞく。なんと美しい水の流れ。

「おっかない橋」ではありますが、美しい水をたたえるのみならず。マリエン橋から眺めるノイ城の美しさは、写真で伝えきれません。


2013年夏に足場が解体されるまで、13年間かけて修復されました。
澄んだ冷たい空気が、城の美しさをいっそう引き立て、冬の低い雲が、城の塔の高さを強調します。


マリエン橋から、ツアーの集合場所へ移動しましょう。

城門。チケットに刻印されたツアー時刻を待つ観光客が待機中。
城内は撮影禁止。でもガイドブックに、城内写真が公開されています。私が説明する必要はないでしょう。 
「城内は撮影不可だけれど、ツアー後、城内に売店やカフェテリアがあり、カフェテリアの先にバルコニーがあるから、バルコニーからの景色は、ぜひ写真に残してね」
と、引率の先生がアドバイスをくれました。
その景色です。王もこの美しい自然を眺めたことでしょう。眼下にホーエンシュヴァンガウ城。

王の玉座に、寝室の横にしつらえた祈りの間に、そして、この冷たく澄んだ景色に、私は王の孤独を感じたのでした。

自分の死後壊すことを希望したルートヴィッヒ2世の意に反して、死後早々に一般公開されたノイ城。毎日1万人の観光客が訪れるという。皮肉なものです。 

人により感性は様々だと思いますが
今回のミュンヘン旅行で、ひとつ「コレ!」というのをあげるとしたら、私はノイ城です。
旅行前の期待値は、それほど高くなかったノイ城。 実際に訪れてみて、これほど感動するとは!
本当に、本当に、このツアーに参加できてよかったです♪ 

MUC旅日記 #1 旅のはじまり
MUC旅日記 #2 マルクト(市場)他
MUC旅日記 #3 ホテルの朝食
MUC旅日記 #4 ミュンヘン観光 : アザム教会 
MUC旅日記 #5 ミュンヘン観光 : 聖ペーター教会にのぼる。新市庁舎の仕掛け時計。
MUC旅日記 #6 ミュンヘン観光 : お菓子の家、プリンツレゲンテントルテ
MUC旅日記 #7 ミュンヘン観光 : 新市庁舎のコーラス、クリスマストラム
MUC旅日記 #8 リンダーホフ城とノイシュヴァンシュタイン城
MUC旅日記 #9 アウクスブルグ
MUC旅日記#10 市庁舎の地下レストラン
MUC旅日記#11 旅のおわり

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