やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

共同通信の傲慢な記事作法はもはや異常

2010年11月19日 | メディア・報道

「報道倫理を守れ」 朝日新聞の報道姿勢に一石投じる これはきのうの「大紀元」の記事。中共からの《意図的なリーク情報》を吟味・検証もせず記事にする朝日の姿勢は、とても日本の新聞とは思えない。

 さて、今回の研究対象は「共同通信」。全国の地方紙に国内・海外情報を配信しているのだから、(地方新聞を読んでいる人々への)影響は大きい。
 2010.11.18の佐賀新聞の《問題記事》をそのまま紹介する。

 

  記者(署名なし)の意見・推測が書かれている部分は、「他国との・・・」から始まる、上から3段目から4段目にかけての2つの文。 ※ここを抜かして読んでみてください。とてもまっとうな《事実をきちんと読者に伝える》良い記事になります。
 つっこみどころはいろいろあるが目をつぶって、今回研究する部分は、その「前半の文」のそのまた一部

他国との同列化を主張する一部議員の考えを色濃く反映した形だが、旧日本軍を想起させる復古的な動きに対して世論の批判は避けられない


1.改善案「諸外国と同じ扱いを主張する議員たちの考えが反映された案だと思うが、旧日本軍を想起させる案に対して、国民はどのように受け止めるのだろうか。」
 
 
記者(デスク?)がどうしても (「読者に公平中立に世の中のできごとを伝える新聞」として) 意見を言いたいのなら、上のような表現が適切ではなかろうか? 元記事のままでは、《案への反感》と《世論誘導の意思》がミエミエ。
 では、この改善案をふまえて本論に入る。

2.「世論」ってなに? ・・・共同通信は「世論とは新聞の論調のこと」とか、「世論は新聞が決める」と思っているにちがいない。そうでないとこんな表現はできない。正しくは、《◆世論とは、国民一人一人の意見のこと》。

3.「批判は避けられない」って誰の推測? 

・言語学的には、日本語では、「すべての陳述の最後には『と思う』が略されている。」 つまり、問題文の後半の略されている部分を表に出すと次の文になる。⇒ 「
私は、旧日本軍を想起させる復古的な動きに対して世論の批判は避けられないと思う。」

・「世論」の正しい定義にしたがって考えると・・・筆者は、《国民(大人)の半分以上は、自衛隊はきちんとした軍隊になるべきだと思っている》と推測しているので、《国民の半分以上は、記事の「民主提言案」に賛成する》と推測している。 この記事は明らかに偏向していて、世論誘導を意図しているとしか考えられない
 
 なんという傲慢!

 
ところで、自衛隊が「他国と同列化」しないと、いざというときに負けてしまうと思いませんか、 共同通信の誰かさん。

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