やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【賢い子育て】 よい遊びを (7) ~自然が体験できる遊び その3~

2012年06月30日 | 教育5 賢い子育て:家庭編

■よい遊びを (7)
3 どんな遊びが良い遊びなのか
(2) 「自然」が体験できる遊び その3
 前回は《危険だけど最高の遊び」、今回は《ある程度安全で、ある程度自然が体験できる遊び》。

B.自然(環境)を計画的に体験させること

(1) 自由遊び・・・自然環境や、(自然・人工の)複合的環境において、安全対策をしたうえで、できるだけ自由に遊ばせる。(※どんな遊びをするかは子供が決める。)

安全対策
 ・安全指導・管理者や見守り人などの配置・・・その場における安全対策を知っている大人。(もちろん親がいちばんいい。)
 ・環境整備・・・事前に、危険がある環境を改善する。例えば、転落防止の柵を作る、立ち入り禁止区域を作るなど。
      
(2) 安全対策をした危険な(=命を失う可能性がある)遊び
・例:いろいろな自然探検。登山。木登り。海遊びや川遊び(遊泳、釣り、魚採り、ボート、潜水など・・・)。

(3) 安全な遊び
(※どんな遊びにもケガの可能性はある。「歩く」だけだってある。)

・散歩・・・実は《発見する心》さえあればとても楽しい。自然環境であれば、同じ場所でもいつも発見がある。
・採集・・・野いちご、わらび、つくしんぼう、山栗、桑の実、笹の芽など。もちろん食べます
・工作・・・木や竹などを使った遊び道具など:竹馬、竹トンボ、ままごとの道具、弓矢、クスの実などや紙玉の鉄砲(竹製)、隠れ家、犬小屋… いくらでもあります。
・草花遊び・・・花冠、笹舟、草笛、色水作り… たくさんあります。


【田舎】
に住んでいる家族は、自分の子供にさせようと思えば、簡単にできることです。でも、このごろはそんな親がとても減っているようです。

【都会】
に住んでいる家族にとってはけっこう難しいことでしょう。

 
しかし、《自然を体験させること》については、ご家族でできるかぎり努力されたがいいのではないでしょうか。
 その子の一生に関わって、「心の安定」や「全体的な世界認識」に大きな影響を及ぼすことだと思います。

※とても残念ですが、新指導要領などに因って学校教育での自然体験活動はますます難しくなっています。
 また、地域の人々による、子供も含めた自然体験活動(例:子供クラブで海や川や山へ遊びに行く。)もしだいに減っているようです。


~次回、(3)「ヒト」や「社会」が体験できる遊び~

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