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このみちのこのしづけさにいでし月 万太郎

2017年10月15日 | 俳句
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久保田万太郎
このみちのこのしづけさにいでし月

月がとっても青いから遠回りして帰ろう♪そんな歌が口を突いて出てくる月の夜である。何時ものこの道を何時もの様に歩いている。何故か辺りはしんと静まっている。我影を見ては夜空を見上げて歩けば夜気が肌に気持ち良い。普段から家で酒を食らってテレビを見ているお父さんもたまには、「名月や池を巡りて夜もすがら」も良いのかもよ。:彩図社『名俳句一〇〇〇』(2006年11月10日版)所載。