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東京第五検察審査会が「検察審査委員の選定手続に警察からの個人情報をもとに行なっている」と仰天回答

2010年11月20日 10時34分54秒 | 政治・社会
東京第五検察審査会が「検察審査委員の選定手続に警察からの個人情報をもとに行なっている」と仰天回答

「小沢一郎議員を支援する会」は10月25日に伊東章代表世話人を先頭に20名で東京地方裁判所3Fにある「東京第五検察審査会」に抗議文と質問 書を提出してきました。

その時の事務局責任者とのやり取りは「支援する会」や「一市民が斬る!」や「まんがイラスト ぼうごなつこのページ」のブログ で詳しく報告されています。

提出した質問書に対する回答が11月16日午前中に東京検察審査会事務局手嶋総務課長より伊東章代表世話人あてに電話でなされました。

以下は伊東章代表世話人が手嶋総務課長の電話での回答をまとめたレポートです。

ここでとくに注目すべきことは「3、検察審査委員の選定手続については、警察からの個人情報をもとに行なっており、恣意的に選定することはない」と回答していることです。

警察からの個人情報には当然ながらその個人の思想傾向や政治活動や支持政党などの情報が入っており「この人物は不都合だ」と判断された人物はくじ引き前に外すことができるのです。

「恣意的に選定することはない」 のではなく「恣意的に選定している」のです。

手嶋課長のこの回答はまさに「驚愕の自白」です。

彼が事の重大性をわかっていないのは、東京検察審査会事務局が警察情報を使って審査委員候補の事前振り分けを日常的に行っておりそれが普通のことだからでしょう。

東京検察審査会は検察審査委員の選定における「中立性」を否定して「警察の個人情報を使った恣意的な選定」を自ら認めたのです。

■ 東京第五検察審査会からの「回答」 

「小沢一郎議員を支援する会」伊東章代表世話人作成 (11.24シンポジューム添付資料)

平成22年11月16日(火)午 前11時10分、東京検察審査会の手嶋課長から代表世話人伊東の事務所宛架電された。

本年10月25日に当会の代表外約20名によって提出された質問状に対 する回答ということであった。

その内容は以下のとおりである。

1、検察審査会には検察庁その他の 省庁からの出向職員はいない。

2、審査補助委員は、弁護士会から の推薦を受けて審査会で委嘱している(詳細については「二弁フロンティア(東京第二弁護士会の会報)」2009年5月号に掲載されているので、これを参考にされたい)。

3、検察審査委員の選定手続につい ては、警察からの個人情報をもとに行なっており、恣意的に選定することはない。

選挙管理委員会で、候補予定者をクジで選び名簿を作成する。

クジの方法はパソコンで行なう。

具体的な方法は、選挙管理委員会に お尋ね下さい。

検察審査会では、選管からきた候補 者の中から、欠格事由者を除外した上で、検審の事務局長がクジ引きで、審査員と補充員を選ぶ。

クジの方法はパソコンにデータを入 れて選ぶ。

4、それ以外の質問については、個 別事件情報であり、個人情報にかゝることと、会議非公開の原則(法26条)に基きお答えしかねる。

5、本件回答は、第五検察審査会会長から、私(手嶋)が電話によって回答して良い、との許可を得て電話した。

私(手嶋)は、第一検察審査会の総 務課長であるが、東京検察審査会に関する報道、広報関係についてはすべて私(手嶋)が担当している。

6、(前回の時と同様、必ず書面に よる回答をするよう要求しているのに、何故、書面による回答ができないのか、後に証拠を残すことになるから困るのか、との伊東の質問 に対して)

 一切返答は無く、無言。

 (それでは私があなたから聞き とったことを私なりにまとめて公に発表するが、それで了解するか、との質問に対して)「それで結構です」との回答。

(終わり)

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