私は以前「なぜ日本には心の卑しい「ヒラメ裁判官」が大量発生するのか?」という記事をJanJanに投稿したことがあります。
http://www.news.janjan.jp/living/0902/0902197812/1.php
民主党政権になって「脱官僚・政治主導」の方針が打ち出され、明治以来日本の政治・経済・社会・司法を政権政党の背後で実質的に支配してきた強固な官僚支配体制の打ち壊しが開始されました。本当の官僚支配の解体は官僚支配最後の砦である司法官僚の司令塔「最高裁事務総局」を解体・再編するまでやりきらなければ本物ではありません。
外交評論家天木直人氏は昨日のブログに「官僚支配の最後の砦、最高裁事務総局を改革せよ」という記事を書いています。下記に全文を転載しますのでお読みください。
現在発売中の週刊プレーボーイ10月12号に「日本の司法をダメにする最高裁事務総局の正体」という告発記事が掲載されているようですので早速読んでみます。
■ 官僚支配の最後の砦、最高裁事務総局を改革せよ
2009年10月04日
http://www.amakiblog.com/archives/2009/10/04/#001498
発売中の週刊プレーボーイ10月12号に、「日本の司法をダメにする最高裁事務総局の正体」という連載記事を見つけた。
これは衝撃的な告発記事だ。
さぞかし最高裁判所の司法官僚たちは今頃腰を抜かしてこの記事を回し読みしていることだろう。
全国に約3500人存在する裁判官たちの多くは、よくぞ書いてくれたと心のなかで喝采を送ってこの記事を読んでいるに違いない。
日本という国がここまで悪くなったのは、「もの言えば唇寒し」という風潮がいつのまにかどんどんと蔓延して しまった事にあると思う。
保身や出世のために、おかしいことや不正な事を、皆があえて口に出さなくなったためであると思う。
それはもちろんどこの社会でも大なり小なり共通する事である。
しかし、国の政策に携わる官僚組織がそうなってしまったら国民は浮かばれない。
残念ながらまさしくそれが最近の日本で行われ続けてきた。 権力者たちが自らの保身や権力維持のために不正や不作為の罪を重ね、それを国民から隠し、嘘を重ねて来た。
その積み重ねによって、国が衰退し、国民生活が犠牲にされてきたのではないのか。
それに気づいた国民が、政権交代によって世の中を変えるしかないと考えたのが今度の総選挙だったのではなかったか。
だからこそ鳩山民主党政権はそれを変えようと必死になっている。どこまで変えられるか国民は期待と不安で注視 している。
官僚組織はどこの省庁も等しく反国民的なってしまった。しかしその中でも裁判所は正義を実現する最後のよりどころ であるがゆえに、その司法官僚組織が反国民的であればこの世はおしまいだ。
しかし現実は司法もまた反国民的になっている。
本来は「正義」と「法の支配」を唯一の判断基準として判決を下すべき裁判官が、保身や出世のために判決を 捻じ曲げざるを得ないのが現実だ。
そのように、裁判官の良心を捻じ曲げるような仕組みが、この国の官僚司法組織のトップによって作られているの。
それを告発したのが週刊プレーボーイの記事である。
裁判官は権力に不利な判決を書くと地方転勤させられる。昇給がストップさせられる。
おかしいじゃないか!憲法を守ろうとして国の政策の違憲性を判決しようとする裁判官が、左遷を覚悟で、あるいは 辞表を懐に入れて判決を下さざるを得ないなんて。
最高裁の顔色をうかがうばかりの「ヒラメ裁判官」が日本の裁判所を覆ってしまうなんて。
いまこそ鳩山民主党政権は、官僚支配の最後の砦である 最高裁事務総局という名の司法官僚たちを粉砕しなければならない。
この週刊プレーボーイの記事がそのきっかけになる事を私は期待する。
(終わり)
http://www.news.janjan.jp/living/0902/0902197812/1.php
民主党政権になって「脱官僚・政治主導」の方針が打ち出され、明治以来日本の政治・経済・社会・司法を政権政党の背後で実質的に支配してきた強固な官僚支配体制の打ち壊しが開始されました。本当の官僚支配の解体は官僚支配最後の砦である司法官僚の司令塔「最高裁事務総局」を解体・再編するまでやりきらなければ本物ではありません。
外交評論家天木直人氏は昨日のブログに「官僚支配の最後の砦、最高裁事務総局を改革せよ」という記事を書いています。下記に全文を転載しますのでお読みください。
現在発売中の週刊プレーボーイ10月12号に「日本の司法をダメにする最高裁事務総局の正体」という告発記事が掲載されているようですので早速読んでみます。
■ 官僚支配の最後の砦、最高裁事務総局を改革せよ
2009年10月04日
http://www.amakiblog.com/archives/2009/10/04/#001498
発売中の週刊プレーボーイ10月12号に、「日本の司法をダメにする最高裁事務総局の正体」という連載記事を見つけた。
これは衝撃的な告発記事だ。
さぞかし最高裁判所の司法官僚たちは今頃腰を抜かしてこの記事を回し読みしていることだろう。
全国に約3500人存在する裁判官たちの多くは、よくぞ書いてくれたと心のなかで喝采を送ってこの記事を読んでいるに違いない。
日本という国がここまで悪くなったのは、「もの言えば唇寒し」という風潮がいつのまにかどんどんと蔓延して しまった事にあると思う。
保身や出世のために、おかしいことや不正な事を、皆があえて口に出さなくなったためであると思う。
それはもちろんどこの社会でも大なり小なり共通する事である。
しかし、国の政策に携わる官僚組織がそうなってしまったら国民は浮かばれない。
残念ながらまさしくそれが最近の日本で行われ続けてきた。 権力者たちが自らの保身や権力維持のために不正や不作為の罪を重ね、それを国民から隠し、嘘を重ねて来た。
その積み重ねによって、国が衰退し、国民生活が犠牲にされてきたのではないのか。
それに気づいた国民が、政権交代によって世の中を変えるしかないと考えたのが今度の総選挙だったのではなかったか。
だからこそ鳩山民主党政権はそれを変えようと必死になっている。どこまで変えられるか国民は期待と不安で注視 している。
官僚組織はどこの省庁も等しく反国民的なってしまった。しかしその中でも裁判所は正義を実現する最後のよりどころ であるがゆえに、その司法官僚組織が反国民的であればこの世はおしまいだ。
しかし現実は司法もまた反国民的になっている。
本来は「正義」と「法の支配」を唯一の判断基準として判決を下すべき裁判官が、保身や出世のために判決を 捻じ曲げざるを得ないのが現実だ。
そのように、裁判官の良心を捻じ曲げるような仕組みが、この国の官僚司法組織のトップによって作られているの。
それを告発したのが週刊プレーボーイの記事である。
裁判官は権力に不利な判決を書くと地方転勤させられる。昇給がストップさせられる。
おかしいじゃないか!憲法を守ろうとして国の政策の違憲性を判決しようとする裁判官が、左遷を覚悟で、あるいは 辞表を懐に入れて判決を下さざるを得ないなんて。
最高裁の顔色をうかがうばかりの「ヒラメ裁判官」が日本の裁判所を覆ってしまうなんて。
いまこそ鳩山民主党政権は、官僚支配の最後の砦である 最高裁事務総局という名の司法官僚たちを粉砕しなければならない。
この週刊プレーボーイの記事がそのきっかけになる事を私は期待する。
(終わり)