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杉並からの情報発信です

政治、経済、金融、教育、社会問題、国際情勢など、日々変化する様々な問題を取り上げて発信したいと思います。

■ 米軍と麻薬取引

2009年08月28日 16時32分28秒 | 政治・社会
戦前日本が侵略し植民地にした満州では関東軍が麻薬生産と密売に直接関与して莫大な資金を得ていたと言われています。満州と全く同じことがアフガニスタンで米軍が行っていることがロシア元ソ連軍司令官によって暴露されました。

ブッシュ政権と米軍とCIAはカスピ海の天然ガスをロシアを経由せず直接インド洋に運ぶパイプラインの建設および麻薬生産の再開を主目的に,これら二つに反対していたタリバン政権を「テロリスト」と規定して「対テロ戦争」を開始したのです。

オバマ政権に代わっても「対テロ戦争」は縮小されることなくアフガニスタンでは拡大されています。

「常に戦争を求める」強大な米国軍産複合体を前にしてオバマ大統領も彼らの要求を飲まざるを得ないのでしょう。

以下に今週号の「週刊金曜日」の記事を転載しますのでお読みください。

■ ロシア元ソ連軍司令官が米国と麻薬の内幕を暴露

2009.08.29 週刊金曜日「金曜アンテナ」

http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=752

 旧ソ連軍がアフガニスタンに侵攻した際の現地司令官だったロシアのマーマット・ガリブ将軍が、現在のアフガニスタン戦争で米国は麻薬取引に関与していると暴露した。

 ロシアのテレビ局「ロシア・トゥデイ」で8月20日に放映されたインタビュー番組に出演した将軍は、

(1)全世界での麻薬の80%はアフガニスタンで生産されている
(2)アフガニスタンの麻薬は、米国が空輸している
(3)アフガニスタンの麻薬の取引高は年500億ドルに達し、大半は米軍の同国の駐留経費にあてられている
(4)米軍は麻薬生産を阻止する行動を実質的に着手していない――と指摘。

さらに将軍は米軍のアフガニスタン戦争の真の狙いについて、「中央アジア諸国を支配し、この地域すべてを不安定化させて軍事基地を置くことにある」と述べた。

 事実、旧タリバン政権下ではヘロインの撲滅政策がとられ、2001年には年間185トンのレベルまで低迷。ところが同年に米軍によって同政権が打倒されて以降、06年には6100トンと33倍も急増している。このため、かねてから米軍がアフガニスタンの麻薬取引に関与しているとの指摘が少なからず出ている。

このうちカナダ・オタワ大学の経済学者ミッシェル・チョフドフスキー教授は、「米軍や多国籍軍がアフガニスタンの麻薬取引を支援し、 1200億~1940億ドルの麻薬収入がCIAをはじめとした各国諜報機関や犯罪組織、西欧の金融機関に流れている」と分析している。

編集部

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