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■ 緒方竹虎自由党総裁もCIAに買収された米国のエージェントだった

2009年08月23日 11時35分25秒 | 政治・社会
敗戦後まもなく米国占領軍GHQとCIAは巣鴨プリズンに収容されていた3名のA級戦犯岸信介氏、笹川良一氏、児玉誉士夫氏を米国のエージェントとして買収し戦後の日本支配体制の骨格を決定した。

この日本支配の基本構造が64年経った今も自公政権に引き継がれています。

2005年に機密解除された1000ページに及ぶCIA文書(緒方ファイル)の分析から、当時の自由党総裁で鳩山一郎氏の日本民主党との保守合同を目指していた緒方竹虎氏もまたCIAに買収された米国のエージェントであったことが暴露されました。

2009年7月26日付けの毎日新聞記事です。

引用するには長すぎますので下記のURLでお読みください。

http://mainichi.jp/select/world/news/20090726k0000m030117000c.html

CIAは緒方氏を買収して保守合同させ自由民主党の総裁から首相に押し上げて日本政府を米政府の利害に沿って働かせるエージェントにしたのです。

緒方氏は日本政府・政界の情報をアレン・ダレスCIA長官に直接流していました。

当然ながら莫大な工作資金がCIAから緒方氏に払われていたはずです。

しかしながら緒方氏は1955年11月に結成された保守合同の自由民主党の初代総裁にはなれず翌年1月に死去したため、CIAは対日工作の主役を岸信介氏とA級戦犯であった賀屋興宣氏にシフトしたことが書かれています。

不思議なことにこの記事では、機密文書を分析した加藤哲郎一橋大大学院教授(政治学)が「当時のCIAは秘密組織ではなく緒方も自覚的なスパイではない」と言っています。

また記事を書いた毎日新聞後藤逸郎記者も「CIAが工作対象者に一方的につけるもので緒方、正力両氏の場合いわゆるスパイとは異なる」と言っています。

誰が見てもCIAのスパイであり米国のエージェントであり日本を米国に売った売国奴であると分かる緒方竹虎氏を一橋大大学院教授と毎日新聞記者は「緒方はCIAのスパイでなかった。米国のエージェントでなかった。」と主張しています。

なぜ彼らは緒方氏がCIAのスパイであったことを否定するのでしょうか?

学者やマスコミの人たちは、起きてしまった暗い過去は過去として歴史的経過を研究し発表し報道するが、現在とは関係ない過去の出来事としてそのまま「歴史の書庫」に研究対象をしまっておきたいのでしょう。

おそらく彼ら学者やマスコミの人たちは、戦後の日本が米国占領軍GHQとCIAによって基本的な支配構造が決定され、買収された日本人エージェントによって日本国民の独立と資産と生命・安全が米国に売り渡されてきた歴史に関与してきた事実を認めたくないからだと私には思われます。

(終わり)
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