続きまして長野県です。
僕らの団体は長野県の長沼地区に軸足を置いて活動しています。ここは千曲川がちょうど決壊した地点になります。
僕はここに置いたユニックの寝台で休んでましたが、地元の業者さんのたゆまない努力の元、
24時間体制で決壊地点の復旧工事が行われていました。
リンゴ畑と昔ながらの街並みの住宅地って感じでしたが、決壊を機に景色は一転しました。
被害を受けた家屋から、家財や泥などが順次前接道路に取り出されてますが、もう車も通ることが出来ず
人一人歩くので精一杯なくらいになってしまってました。
そこで、自治体・地元企業・自衛隊・NPO・ボランティアの皆さんでこの災害廃棄物の片付けを協働でやろうという
「One NAGANO」というプロジェクトが開始されました。その中で、自衛隊と我々は
この活動を24時間体制で行い、特に交通分散の観点から深夜に一斉に決められた集積所に搬出するミッションとなりました。
一斉にダンプと重機が動き始めます。
僕はその間に道路の土砂(ほとんど泥)を片側に寄せ、道幅を確保します。
取り出された畳の搬出はユニックで行いました。これでやく120枚積んでます。
そんな折、長野市消防局と埋没車両の安否確認作業を行うことになり、重機で対応しました。
幸いに車内に人はいなくてホッとしました。
昼間は住民さんや一般のボランティアさんが活動をされているので、ダンプ作業は中止。その間に辺りの環境整備など
どんどん進めていきます。
後に、今度は「農ボラ」と言うプロジェクトが開始されました。
これは辺りのリンゴ農家さんを救うべく考えられた活動です。
辺りのリンゴの木には鈴なりに実が付いていますが、本当ならば既に収穫は終わり枝の剪定作業に
掛かっていないといけない時期だそうです。しかもこの剪定は再来年の花芽を見越した剪定とのことで、
これをしなければ再来年の収穫が出来ないということになります。
なので、今度はそんな農家さんの困りごとを支援していく展開です。
一般のボランティアさん達は畑の土砂だしや実落とし、枝払いを黙々と作業してくださっています。
僕は流された倉庫や農機具の救出などをメインに活動しました。
流され横倒しになってよそ様の土地にある倉庫を手で持てるサイズに細分化していきます。
埋もれていた農機具も次々と助け出します。
ここは行き止まりではなくて、道路にこの2階建てのお宅が流されてきた現場です。
丁寧に取り除きながら内部の物を救出します。
DRT愛知の親方・スギさんと打ち合わせ。
今回はこの鉄骨カッターが大活躍でした。
アタッチメントもホース接続もワンタッチなので効率よく作業を進めます。
DRTの祖先こと、風組親方ダァさん。チェンジありがとうございやした。
ベースでの朝礼。
ベースでの朝ごはん♪
長野は間もなく雪の時期を迎えます。それまでに出来ることを一つずつ、一つでも多く!