山紀建設な日々

その日の作業の内容からプライベートに至まですべてお見せします

大阪北部地震 災害支援

2018年06月29日 22時15分26秒 | 仕事

6月18日午前7時58分頃、大阪府北部を震源とする震度6弱を記録する地震が発生し多くの被害をもたらしました。

この地震に於いて亡くなられた4名の方々には心よりお悔やみ申し上げます。
また被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

 

地震が発生した翌日に、所属するDRT-JAPANやその他の連携団体も茨木市に入り
現地にベースを設置し活動を開始いたしました。やまきもその週の土曜に茨木市へ入り活動を開始しました。

 

到着するまでの道中は大雨でしたが、何とか茨木に着く頃には雨も上がり、現場のロケハンならびに会議や打ち合わせに参加しました。

 

 

翌日、朝のミーティングを行い

 

前日にロケハンしてあった現場2件に着手しました。

1件目は倒れたお庭の灯籠の片付けです。

 

阪神大震災の時にも倒れたらしく、そのときの傷も残ってましたが、
今回はその時よりも揺れも大きかったとのことで、やはり倒壊。
耐震対策を施すことをお薦めし、また倒壊のおそれのある灯籠は綺麗に片付け
心配なさそうな物は直しました。

 

何とか前面の道路の切り込みにユニックをねじ込み(この隙間に入ったからホントよかった)

 

 

クレーンのブームをシュルルルル~っと伸ばしまして

土建屋が寄っても灯籠の形がなかなかわからず苦労しまして、また庭師さんに見てもらってください(^^ゞ

 

2件目は報道でもよく流れていた、山門が倒壊したお寺でした。

 

ニーズとしてはこの道路に面した灯籠が傾いて危険なので対応して欲しいとのことでした。

元はこんな立派な山門だったのに。。。(以下2枚画像引用:ストリートビュー)

 

 

 

すぐにユニックをセットして場内へ片付けることにしました。

 

 

 

2件のニーズを完了したこの時点でまだお昼前。ご住職や総代さん達とお話しを進めるにつれて
この間口を塞いでいる山門も何とか片付けることになりました。
この中には保育所と霊園も併設されており、この崩れてしまった山門が全ての行く手を塞げており
復旧への足かせとなっていることがどうも気になり、他のメンバーとも相談して作業を始めました。

 

単なる解体であれば重機とチェーンソーであっという間ですが、残せる部材は残したいとのことで
丁寧にクレーンと人力で取り外していきます。

 

 

 

この辺りまでは順調だったのですが、やはりお宮さんの造りでホゾの抜き方が分からず、違う現場に出ていた
大工さんチームも全員集合して貰い、助けてもらいました。

 

ある程度片付いてきたところで、背中に積んでいたカニクレーンを場内へ。
これ、先日の現場で使ってたヤツですが、月曜朝一で帰り道で降ろす予定だったのでついでに積んできたものでした。

自重が1.5tあるので、何とかユニックが3段伸ばした辺りで降ろせるようになるまで片付けてようやく登場。

 

この頃には報道各社も集まり、一般の方々の携帯のカメラも含めて、
沢山の視線が集まる作業になりました。

 

カニクレーンと相吊りで大工さんの相判です。

 

 

暑い日でしたが、皆さん休憩取ることもなく必死に分解作業に徹してました。

てか、ほんと外れない抜けない。職人技って凄いと本当に感心しました。

そしてその継ぎ手を見て解析して作業をどんどん進めていく大工チームの
すばらしさにも感動しました。

 

大工さんが頑張ってくれてる間に、僕は歩道の障害になっている重量物を移動します。

 

助さんも頑張っています。てか、今回の災害に集まったメンバーがホント超豪華。

こんなフルメンバーなことって珍しいです。

 

夕方6時を回った辺りで何とか一通り、完了し通路が確保できました。

使える部材は全て取り外して保管し、破損が激しい木材は撤去、瓦や赤土はトンパックに入れるなどして
その後の業者さんの撤去作業がスムーズに進むよう対処しました。

 

メンバーの顔も晴れやかです。でも、これ、多分玉掛けをどうするかみんなで悩んでいて

答えがなかなか出なかった時だと思うんですが、もう暑いのと分からないのとで笑いが出てしまってたんですかね(^_^;)

 

最後に、DRT-JAPAN総帥黒さんが挨拶をし、ご住職からありがたい説法とお礼の言葉を頂戴しました。

 

その後、会社の方にもご住職からメールにて温かいお言葉を頂戴いたしました。
返信をしたのですが、フィルターに掛かったらしく跳ね返ってきました(T_T)

 

山門が新しくなった時には是非お祝いに伺いたいと思います。

 

現地での作業において、各種ニーズ調整等をとりまとめてくれていた
OPENJAPANのひーさんと、わが誇れる同い年・災害NGO結の代表トムくん!

いつもありがとう!!

 

これからも応援しています。

 

頑張ろう大阪!!

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先週のヤマキさん

2018年06月26日 21時22分30秒 | 仕事

さてさて、梅雨らしい1週間というか、土砂降り過ぎてで逆に災害もあったりした志摩ですが
大雨の中でも伐採をしてました。

元々はこんな感じの茂りまくりの森みたいに。

 

で、22mの高所作業車で上から順に落としていきます。

 

枝葉はチップにしてます。

今回来てもらったチッパシュレッダはゼノアのSR3000-2って機種。

 

木の直径が150mmくらいまでならこんな感じになります。

おかげで残った幹材はこれだけでした。

 

 

ツタの茂り方も凄く、チェーンソーで切っただけでは絡み合っていてビクともせず、
コンビツールのチェーンソーで遠くからそぎ落とすように切り落としていきます。

電柱もそう言う形の木みたいになってしまってます。

 

 

伐採作業が終わった状態。お施主様から伐採の程度についてオッケーをもらったので
これから掃除します。

 

大活躍してくれたチッパシュレッダも綺麗に洗浄し、

 

帰って行くのでした。

 

続きまして、井戸側修繕工事。

老朽化に伴い、損傷が大きくなってきた井戸側を新しい物に置き換えます。

が・・・。

 

こんなところに。。。

狭い間口の奥の下屋の中でしかも出窓の下・・・。

 

まずはこの間口に合わせて井戸側を作ってもらいました。

はい、なぜ運搬機に乗っているかと言いますとですね、
このお宅までの道がこんな感じ。

はい、カニクレーンさんの登場です。

 

まずは古い井戸側を撤去しまして、

 

新しい井戸側を吊ります。

 

でも吊ったまま差し込めないので、バタ角でスロープを造って
クレーンで補助をしながら転がして、一旦下屋の中へ送り込みます。

 

そしてブームを中に差込み、井戸側を横転させて現地へ吊り込みます。

 

あとはポンプを据え付けて配管をして間詰めモルタルを施工して完了です。

 

帰ってきた頃にはヘロヘロになっていました(^^ゞ

 

コメント (4)
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クランクアップタワー移設

2018年06月22日 20時38分33秒 | 仕事

ども!

先日、愛知県半田市のお宅の庭に立っているクランクアップタワー(無線用の伸縮タワーです)を
青山高原の一角に移設する作業でした。

 

まずは地元のクレーン屋さんをチャーターして

 

タワーは格納時7m、伸長して18mのタイプです。

 

思いの外サクサクと作業は進みまして、
ここから一気に青山高原の建柱予定地へ。

 

青山の頂上付近なのでガスが通り越していきます。この土地が稜線になってまして
この土地の向こうはもう峠の向こう側。

 

晴れてれば伊勢平野なんかがぱーっと広がるんですけどねぇ。
あいにくの梅雨空、と言うかこの日は6月にもかかわらず台風・・・。

 

後日また出直して、基礎を造り建柱です。

 

 

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解体特集

2018年06月20日 18時39分41秒 | 仕事

ども、お久しぶりです!

もうヤマキさん、いっぱいいっぱいに混んでます。ありがとう御座います。
今のところ、最速で11月の着工となっております。お待たせしますが宜しくお願いします。

 

さて、ずーっと解体が続いてました。
和具が誇る有人離島の間崎島での解体がありまして、離島ですのでフェリーで
車輌を回送しないといけません。いつもの出馬重機さんに来ていただきまして、
運んでもらいました。

 

間崎ですので殆ど狭いですが、何とかコンマ1が入れたので間崎では好条件な方ですかね。

まずは屋根材を降ろして

 

土と瓦はトンパックに入れて

木材は上手に積み重ねて、場外搬出せずに敷地内で安置です。

職人は船外機で通勤でした。

 

続きまして、大手企業さんの保養所にあったプールの解体です。
まずは重機を搬入しまして、

解体開始です。

ドンドン大割りでカジッていきます。

それを今度は小割りでこなしていき、

コンガラと

鉄筋に分けます。

鉄筋は鉄筋団子にして

コンガラは8tダンプで搬出。道が狭くて4tダンプしか進入できませんでしたが
小西建材さんに8tダンプが増車されたとのことで速攻でラブコールでした。

 

床面はブレーカー(西日本で言うところのペッカー)で。
しかしバブル期に作られたプールなのでコンクリートが超リッチ。なかなか割れませんでした。。。

 

砕石を敷いて作業完了です。

 

最近の重機はお説教が多いですねぇ。。。

 

そんなこんなのヤマキでした。

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