イチローがマリナーズ球団の会長付特別補佐となって、今季の試合に出場しないことを発表した。
44歳。天才打者であっても、年齢による動体視力の衰えは、どうすることもできないのだ。
動体視力の衰えにあまり影響を受けない投手であれば、50歳くらいまでプレーできる。現に山本昌は、50歳までプロ野球で戦力として機能した。
しかし、野手の場合は、動体視力が衰えると打率を残せなくなるので、戦力として機能しない。
イチローは、まだ守備と走塁なら一流の成績を残せるが、打者としてはもうシーズンを通じて2割5分を残すことも難しいだろう。
31歳だった2004年の成績は、打率.372、262安打、36盗塁。36歳だった2009年の打率.352、225安打もすさまじい記録だ。38歳の2011年には40盗塁を記録している。
それでも、43歳の2017年には打率.255しか残せなくなる。
30代までなら3割5分を残していても、物足りなさを感じた打者が43歳になれば、2割5分程度しか残せなくなるのである。
イチローは、投手としても成功できた選手である。
時代が異なれば、二刀流で成功を収めていたかもしれない。
イチローが50歳まで現役を続けるのであれば、これから投手もやってみるのも一案だ。
2015年にイチローは、大リーグで登板してMAX143キロを出している。真剣に投手として調整すれば、貴重な中継ぎ投手兼外野守備固め、走塁、代打での起用もできる。
2015年にイチローは、大リーグで登板してMAX143キロを出している。真剣に投手として調整すれば、貴重な中継ぎ投手兼外野守備固め、走塁、代打での起用もできる。
これまで常識をことごとく覆してきた選手だけに、これから二刀流をやってみたら面白い。