伝説のブログ

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想像以上に腐敗した相撲協会を改革できるのか

2018-02-09 21:25:29 | Weblog

 テレビ朝日で放送された「独占緊急特報!!貴乃花親方 すべてを語る」は、久しぶりに目頭が熱くなった。

 貴乃花親方の弟子に対する想い、国技である相撲に対する想いがストレートに伝わってきたからだ。
 この番組を思い切って放送したテレビ朝日は、英断であり、これぞ報道だ、という気概を見せてくれた。

 日本相撲協会の腐敗ぶりには、最初から失望していたが、貴乃花親方のインタビューを通じて、想定以上に腐敗していることが明らかになった。

 だが、驚きはしない。日本の組織は、程度の差こそあれ、腐敗する構造になっている。
 不祥事を起こしたとき、どのように隠蔽しようか考えるのが日本の平均的な組織であるからだ。

 ただ、昔のように、隠蔽しきれることがほとんどなくなり、情報化社会の中で、必ず真実はどこかで明かされ、瞬く間に全国に広まる。
 今回の相撲協会のまずい対応ぶりは、過去のやり方を踏襲したのだろうが、もはや不祥事を組織内で握りつぶせる時代は終わったことを図らずも証明してしまった。

 公益財団法人という極めて恵まれた身分にある相撲協会だけに、強制的に人員を大幅入れ替えしなければ、改革はできないだろう。
 外部から来ている人員も、大抵は、名誉職に近い状況であるから、そこをもっと若く、公正な目と正義感を持った民間人を登用してもらいたいものである。